ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
DOHCの編集履歴2020/04/05 00:42:07 版
編集内容:DOHCは4ストロークエンジンとは限らない(2ストのDOHCもありうる)

DOHC

でぃーおーえっちしー

4ストロークエンジンのヘッド形式の一つ。ツインカムとも。

概要

レシプロエンジンのシリンダーヘッドの形式。名前はDouble Over Head Camshaftの略。

1本のカムシャフトが吸排気のバルブの開閉を担当するSOHCに対し、吸排気を別々のカムシャフトが担当するタイプで、ツインカムとも言う。

特徴

SOHCに比べ高回転に強く、高出力化に向いていることで知られるが、構成部品が増えることから高コストかつ重くなる。このため、かつては量産には不向きとされ、レース車両もしくはスポーツカーに限定的に搭載された。

しかし、1980年代になると四輪車・二輪車の高性能化が進み、四輪車では大衆車レベルでもDOHCのエンジンが普及しはじめる。

2000年代以降、四輪車においてはDOHCが廉価グレードにまで普及し、逆にSOHCの方が珍しい。これはかつてのスポーツカーのような高回転を狙ったわけではなく、主に燃費向上と排出ガスの低減の要求による。吸排気を別のカムシャフトが制御するDOHCは燃焼をきめ細やかに制御しやすく、バルブの配置の自由度が高く、燃焼室形状も理想的な物に近づけることができるのである。また可変バルブ機構との相性もよい。

二輪車は小排気量エンジンではSOHCが未だに主流であり、DOHCは主に中排気量以上の車種にのみ搭載される。

余談

1970年代後半~1990年代までは、DOHCの車種には車体のどこかに「DOHC」もしくは「TWIN CAM」と表記するのがメーカー問わずお約束であった。

特に大衆車においては、下位グレードはSOHC、上位グレードはDOHCと棲み分けされている事が多く、DOHCであることは一種のステータスだったのである。現在では先述の通りDOHCが当たり前になっており、またそのエンジン特性も高回転を狙ったものではないので、このようなステッカーは見られなくなった。

関連項目

エンジン SOHC OHV

関連記事

DOHCの編集履歴2020/04/05 00:42:07 版
編集内容:DOHCは4ストロークエンジンとは限らない(2ストのDOHCもありうる)
DOHCの編集履歴2020/04/05 00:42:07 版