幻燐の姫将軍
げんりんのひめしょうぐん
ストーリー
魔神と人間の血を受け継ぐリウイ・マーシルン。彼は幼少時代、メンフィル王国の街で母親と細々と幸せに暮らしていた。しかし、リウイが魔人病に冒され、魔神の血をひくことが分かってからは、迫害がはじまる。そして、未開の森へ逃げ落ちたところで、母親は力尽きてしまった。
母親が死んでからは、魔人病を克服するためには魔族として生き長らえなくてはならないので、父親である魔神グラザのもとで暮らし始めた。人間族との干渉を嫌っていた父は復讐を決して許さなかったが、リウイは復讐のための鍛錬に明け暮れていた。
そんな中、父親が飽くなき名声を欲するままに乗り込んできた人間の勇者によって殺された。リウイは故郷メンフィルを滅ぼすため闇夜の眷属を率いて残虐の限りを尽くすことを誓うが、彼の前に立ちはだかったのは、人間としてのもう一人の自分だった・・・。
ゲーム概要
様々な出会いと戦いの葛藤に苦しむ主人公を描いたシミュレーションロールプレイングゲーム。MAPステージ毎のクリアを繰り返すことが基本ルールとなるが、ゲームの進め方によってストーリーやエンディング、戦闘MAPが変化する。また、迷宮探索によって隠し部屋を発見したり、アイテムの収集と売買、レベルアップとクラスチェンジによるキャラクターの成長などの要素もあるぞ。
登場キャラクター
リウイ・マーシルン
主人公。父親の死後、リーダーとしての冷静さを備える素質をあらわしてきた。欠点といえば、人間の血が通っていることで、残忍に徹しられないことである。
カーリアン
CV:青山ゆかり
上級悪魔ラダムと睡魔族との間に生まれるが、母親の血を強く受け継いでいるため、無翼で人間の女性と変わらない。年齢的にはリウイと同じぐらいだが、勝ち気でお節介な性格の為、主人公を弟のように扱い可愛がる。
ティナ・パリエ
CV:ダイナマイト☆亜美
モルテニア開拓民の世話をするために王都ミルスのイーリュン神殿から派遣された修道女。神殿入りを果たしてから日も浅いため魔術は扱えないが、それを補う献身的な態度と行動力で開拓民から慕われている。
イリーナ・テシュオス
CV:大波こなみ
メンフィルから遠く離れているものの、交易が盛んなカルッシャと呼ばれる大国の姫君。メンフィルの第一継承権を持つカリアス・メンフィル王子に嫁いできた。
リネア
CV:三島由紀
マルベリオン領の領主に傭兵として雇われた自由騎士。仲間のシーマとエスカーナと共に旅をしていたが、資金が尽きて傭兵となった。女ということもあり、更には社交知識に欠けているということから国から騎士として受け入れられてもらえず自由騎士として各地を転々としていた。
エスカーナ
CV:ダイナマイト☆亜美
イルビットという小人族の娘。実際には300歳を越えているが、外見的には人間の少女とそれ変わらない。リネアやシーマと一緒に共に行動し、しばしばトラブルの原因となっているが、本人はリネアの苦労に気付いていない。
ミラ・ジュハーデス
ブレナード迷宮の一角を与る女主人であり、魔神グラザの愛人だった。姿は人間の女そのものだが、魂は神格位を持ったとか持たないとか噂される人物である。
ストーリー(幻燐の姫将軍II)
魔族の血を引く“半魔人”として生を受けたリウイ・マーシルンは、人間族の暴力と勇者の侵略によって両親を失った。その復讐を終えてから四年・・・・。“魔族”と蔑まれるリウイが王となったメンフィル王国は、カルッシャ王国を始め諸国によって封鎖となる。やがて側近の尽力によって大封鎖は解除に至るものの、和平会談に赴いた先でテネイラ師殺害の罪を着せられるのだった。心の中の光と闇に翻弄されながらも、王として決断を迫られるリウイ。それによって導き出される未来。寄り添いながら見守る王妃イリーナや、時には敵味方になって戦っていく戦士や姫達。幻燐戦争・・・・。
後にそう呼ばれる戦いは、カルッシャ王国の姫将軍エクリア・テシュオスに隠された、誰にも明かすことのできなかった真実へと至る。
キャラクター
ペテレーネ・セラ
CV:春日アン
混沌を司る女神の修道女、人間。
魔神に両親を殺されながらも、リウイの父、魔神グラザによって匿われ、普段は亡くなった老婆プリゾアに代わって、リウイやイリーナの世話をしている。
ラージャ・レネーテ
CV:富樫ケイ
盗賊、人間。
一時は社交界に興味を持ったのだが、王城暮らしに飽きて本来の盗賊業を続けながら各地を転々としている。ちょっとボーイッシュで、小さな事にはこだわらない明るい性格の女の子。