概要
1994年、新エネルギー・産業技術総合開発機構で製作された、教材用ビデオ (OVA) 作品。
広報用・教材用ビデオとして制作された為、長らく市販されていなかったが、ドラえもんアニメ25周年記念として刊行された雑誌『ぼく、ドラえもん』第13号の付録DVDに収録された。
あらすじ
のび太たちは、学校の研究グループである「自分たちの未来」を纏めるために野比家で行うことにした。
のび太の部屋は、ドラえもんが四次元ポケットのメンテナンスのために出した、ひみつ道具で散らかっていた上、ドラえもんも留守だったことから、ひみつ道具の片づけから始め、押し入れにしまい込んだ。
しばらくして、ミーちゃんとのデートを終えたドラえもんが帰宅するが、書いた内容の通りの未来になるひみつ道具のみらいノートにのび太たちが宿題を書いてしまったことを知って驚愕する。
のび太は「石油などの資源がタダになっている未来」しずかは「人間同士の争いのない未来」ジャイアンは「24時間やりたいことだけをやれる未来」スネ夫は「人間の代わりにロボットが働く未来」を書いたために4人とも問題はないと考えるが、念のためにドラえもんは、のび太たちと共に未来に向かう。
辿り着いた直後の未来は、のび太たちが思い描いた未来を実現させた結果、自然環境は破壊され、ロボットを使っての代理戦争や資源の奪い合いが起きており、人間が暮らせるのは、ドーム内だけとなっていた。
急いで現代に戻り、未来ノートを元に戻そうとするドラえもんであったが、タイムマシンで移動中、歴史改変の影響でドラえもんがエネルギー切れになった上、一行は恐竜時代に飛ばされてしまう。
タイムマシンは消滅し、現代に帰ることも出来ず、使える道具は、タケコプターとビッグライトのみ。
しずかはドラえもんを復活させるべく、温泉を使っての地熱発電を思いつくが、充電前に火山が噴火した為、作業を中断。
タケコプターで避難している最中、タケコプターが電池切れを起こしてしまうが、のび太はビッグライトでタケコプターを大きくし、それを風力発電にすることを思いつく。
その最中、今度は恐竜が襲い掛かってきて、風力発電用のタケコプターを壊されてしまう。
ジャイアンは、スネ夫が持ってきていた虫眼鏡と共にビッグライトで巨大化し、恐竜を食い止め、その間に逃げるのび太たちだが、別の恐竜が現れる。
万事休すと思われたが、巨大虫眼鏡による太陽光発電でドラえもんは完全復活。
携帯用時空間とりかえ機を使い、現代の押入れの中のひみつ道具を召喚して、恐竜たちを退け、とりかえ機をタイムマシンの代わりとし、現代に帰還。
未来ノートをタイムふろしきで元に戻し、事なきを得る。