概要
その名の通り、“広義的”にはガメラを模したロボット怪獣を指す。
大海獣に対するロボット大海獣(前身のラバン17号はロボット系怪獣の元祖とも言われる)、キングコングに対するメカニコング、ゴジラに対するメカゴジラなどの主役となる怪獣と対を成すライバル系ロボット怪獣に該当するが、現状のガメラシリーズにおいてこれに当たるようなキャラクターは存在せず、あくまでファンの空想か創作の中で制作されているのみである。
とはいえ、一応これまでにこういうアイデアがなかったというわけでもなく、ピコピコブックスから出された『SF怪獣大百科』にはメカ・ガメラの姿が掲載されている。
そして、2006年には2つのアニメ作品が企画されていたが、その一つの『牙滅羅』では「メカニックガメラ」の登場が予定されていた。
余談
- 徳間ガメラも、コンセプト段階では「脚や甲羅など各部から機械音がする」「身体の各部が発光する」「甲羅など各部が変形する」などの「生体ロボット」的なアイディアがあった。
- マーミットから発売されたソフビ人形の「マシントータス(メカガメ)」は、見紛うことなきロボットのガメラである。
- 2004年放送のアメリカのアニメ『Megas XLR』のシーズン1第7話に、ガメラの姿をした巨大ロボット(エルボークローの形状から『ガメラ3』の姿に準拠)が登場しており、しかも他の敵と比べて強敵に描かれている(日本に限らず、欧米の作品にガメラネタは多数存在する)。
- 『Megas XLR』はカートゥーンネットワーク作品であり、上記の「メカニックガメラ」が登場する予定だった2006年の未制作アニメの一つもカートゥーンネットワーク系であった。
- 2023年放送のフィリピン製の特撮ドラマ『ボルテスV: レガシー』は、第48話のタイトルが「Gamera」であり、『超電磁マシーンボルテスV』時代の「ガメンザー」が現地(フィリピン)では「GAMERA」という呼称で登場し(参照)、能力にも口から吐く火炎放射などの類似点が目立つが悪の存在である。旧作のガメンザー自体がジェット噴射で飛行したり、ガメラの鳴き声が使われる場面もあるなどガメラへのオマージュがいくつか込められているが、なぜ今回はガメンザーから名前が変更されたのか、また、著作権の問題がどうなっているのかは不明である。
- コロコロコミックに連載されていた漫画、『プラモ改造武闘伝ガンキッド』(故・谷上俊夫作、レッドカンパニー協力)には、「キャノンガメラ」と「スケルトンガメラ」が登場している。どちらも「ガメラの玩具を改造して作った」という設定である。詳細はこちらを参照。
- 映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンHE』に登場したガリバー・ジ・エンド、劇場版『ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』に登場したギルバリスは、コンセプトアートも含めるとメカガメラと言われることもある。
- エイプリルフールネタとして、2000年代に『ゴジラvsガメラ』の制作決定というネタがあり、そこではM.O.G.E.R.A.に因んで「G.A.M.E.R.A.」が登場するというものがあり、当時に騙された人もいるらしい。
関連動画
(3Dプリンターを使って作られた商品)