旧モードレッド
きゅうもーどれっど
貴方の国はこれで終わりです、アーサー王
概要
CV:桑島法子
『Fate/stay night』登場時のデザイン・設定のモードレッドのこと。
『Fate/Apocrypha』とは外見・性別以外にも設定が一部異なっている。
新旧という呼称は便宜上であり、正確には設定が違うキャラクターとも言える。
初登場は2006年版TVアニメ『Fate/stay night』の回想シーン。
円卓の騎士の1人で、末席に位置する。アルトリアとモルガンの息子。
白銀の鎧を纏った20歳にも満たない少年剣士で、普段は羊を思わせる角の生えた鎧を身にまといその素顔を隠している。その風貌はかのアーサー王と瓜二つで、女性にしか見えないが男性である。
原作ゲームでは設定資料にラフ画が書かれているのみだったが、2006年版TVアニメではハッキリと姿が描かれた。
元々はこの作品のアニメオリジナルシーンとして「カムランの戦い」を描く為に、設定とデザインを書き起こしアニメスタッフに資料として提供したのが始まりとされる。
桑島氏の薄幸な演技が好評だったらしく、脇役中の脇役にも関わらず、アニメに登場したモードレッドは当時から一定のファンを獲得していたとの事。
回想ゆえにモノクロの1シーンであり、前述したセイバーとの細かい違いを判別する事は難しい。
アニメ版『Fate/Zero』のEDでもその姿が描かれているが、鎧姿なので素顔は出ていない。
鎧姿は現在のデザインとよく似ている一方で、角の向きや燦然と輝く王剣のデザイン(約束された勝利の剣に似ている。)が大幅に異なる。
2014年版アニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』では、『Apocrypha』における新デザインでの登場となったが、特典小説及びドラマCD『Garden_of_Avalon』では性別について「彼、あるいは彼女」という表現が用いられている。
人物
直接的な登場は無いものの、Fateルートにおいて男性として言及される。
一人称は「私」。
冷静な性格であり、敵対者に対してもあくまで礼節を弁えた丁寧な口調で話す。
セイバーと全く同じ容姿をしており、顔だけで判別する事は不可能。 ただし、髪の色はやや灰色がかったやや特殊な色合いをしている。髪型はアーサー王と同様にシニヨン。
CV:石谷春貴(ドラマCD版)
こちらのモードレッドもDEEN版同様に男性だが、外見は全く違うこと(要は別人)が明言されており、旧セイバーそっくりなのだという。性格は従来の型月時空のモードレッド以上に歪んだ性格であり、叛逆を起こした理由も『絶望した父上こそ俺は愛する事が出来る』というあっちのモードレッド以上にバーサーカーじみた物だった。一応、父上から愛されていたという自覚があった辺り、狂気に拍車がかかっている。
これまでのプロトサーヴァントの呼び方に倣うなら「プロトモードレッド」となるのだが、初登場が2013年発売の蒼銀のフラグメンツである為、世に出たのはStaynight版の方が先である。