CDにMPEG-1形式の動画と音声を収録した規格。使用感はDVDに似ているが、画質の悪さと収録時間も74分と短かったため日本では普及しなかった。
が、コストの安さと手軽さから中国や東南アジアなどでは広く出回った。コピーガード機能もなかったために海賊版も多い。中国では映像をMPEG-2に対応させ、より圧縮率を高めた「スーパービデオCD(SVCD)」というものも開発された。
日本では知名度が低いが、初期のDVDプレーヤーはVCDの再生にも対応していたものが多く、台湾や香港などからVCDタイトルを個人輸入して楽しむ人もいた(ただし、プレイステーション2はVCDに対応していない)。
画質は基本的にVHSの三倍モード並みと悪く、動きの激しい映像ではちらつきやブロックノイズが多発し見るに耐えない映像となる。音声はMP2(MP3の下位規格)で収録される。