概要
正式名称は『牙狼 VERSUSROAD』
巷で噂になっているVRMMOゲームで、誰が作ったのかは一切不明。宣伝もしていないが注文もしていないのにプレイヤーのもとにある日専用のVRバイザーが送り付けられ、ゲームへと招待される。
バイザーを手に取るとなぜか装着したくなり、付けると一瞬だけ意識が飛び、気が付いた時には謎の空間へと転送される。プレイヤー数は100人。
ゲームの目的は最強の黄金騎士「牙狼」の称号を手に入れる事で、牙狼になったものはそれに付随してなんでも願いをかなえることができる。
プレイヤーは「騎士」と呼ばれ、案内人の朱伽からゲームに関する説明を受けた後、ゲームスタートとなる。ゲームは何回かにわけて行われる「ステージ」にて行われる。
なお朱伽に認められれば、ゲームに参加せず強制ログアウトされるが、強制ログアウトされたものは二度とゲームをプレイできなくなる、すなわち現実世界へ戻ったと同時に死亡する。ただし朱伽は聞かれなければ強制ログアウトを行うことはない。
「ステージ」をクリアすれば一旦ゲーム終了となり、クリアの時点で生存した騎士たちはゲームに関する記憶をすべて消去されて現実世界へ帰ることができる。ただしステージをクリアできなかったりゲーム内で死亡した騎士たちは現実世界へ戻ったと同時に死亡する。
騎士はゲーム世界では常人を超えた身体能力を得ることができ、朱伽に認められればアイテムの使用が許可され、それを騎士たちが使いこなせれば武器をはじめとした「あらゆるモノ」に変化させられる。
以上のことから、最後に生きて現実世界へ帰れるのは勝ち残り牙狼の称号を得たたった一人のみとなる。そのため騎士同士の殺し合いが激化するほか、ゲームの中にはNPCキャラのホラーが徘徊しており、常に騎士たちをつけ狙っている。