概要
演:鈴木京香
精神科医の女性で、『僕』の主治医。医師の多い家系に生まれ、精神科医だけが居なかったという理由でこの職に就いたらしい。歳の離れた妹と弟がいる。
漫画やゲームが好き。感情の起伏が激しく理不尽を嫌う傾向があり、その性格から1巻で辞職し、職の無い身となった(実質ニート)。その後は親のスネをかじってゲーム三昧の生活を送っているが、『僕』とは交流が続いている模様。
虚言癖のある『僕』の嘘を見抜くことができ、該当する台詞は「ダウト」と一蹴する。
斜に構えた態度が目立つ『僕』とは意見が対立することが多いが、『僕』自身は彼女を「先生」と呼び慕っている。
刑事の上社奈月とは友人同士で、大学時代には同居していた。
ここからはネタバレになります
時系列的には8年前から医師として精神科に勤務しており、作中での事件『8年前の誘拐事件』にて保護されたみーくん(『僕』)とまーちゃん(御園マユ)の精神の治療を行っていた。
結果として『僕』は形式上は日常生活に支障がない程度には回復したが、マユは彼女を「嘘つき」呼ばわりし激しく拒絶したため、治癒は進まなかった(恋日自身も治療は無理だと感じていた)。
この頃から『僕』のことをとても気にかけており、不用意に彼の名前を呼んだ刑事を追い返したり、漫画を貸したり、マユに監禁された際には行方を探したりしていた。このため、『僕』からは慕われており、初恋の相手のような存在だった。
その一方で精神科医としての仕事について葛藤を抱えてもいた。また『僕』と同じく入院患者だったヤマナさんの自殺を止めずにいた。
9巻では菅原に襲われ、失意の中にいた『僕』を励まし、彼が立ち直るきっかけを作った。10巻のエピローグでの数年後のエピソードでは引きこもり生活を続けているらしく、前述のヤマナさんの妹・山名美里とメル友になっている。