概要
CV:井上和彦
かつて東国(武蔵の国)を支配していた竜の大妖怪。犬夜叉の父の宿敵。
犬夜叉の父に戦いを挑まれ、激戦の末に致命傷を負わせるも、爪を心臓に突き立てられ谷へと封印された。
口から灼熱の炎(アニメでは雷球)を吐き、白銀(アニメでは紫)に輝く体は鋼を上回る強度を誇る。
性格は犬夜叉の父と正反対の暴虐そのものだったらしく、ひとたび暴れ出せば武蔵の国が一面の焼け野原になると言われる。しかし、ただケンカをしたいために勝負を挑んだのは犬の大将だったり、そこまで武蔵の国が破壊された形跡も見られなかったので、噂ほど凶暴じゃないのかもしれない。また、後述の通り、暴れれば武蔵の国を焼き払うとされたのも、犬の大将に挑まれたケンカが後世に伝わった伝説なのかもしれない。
本編では犬夜叉が父を越える為の試練として登場。つまり親子二代に渡ってケンカを売られたことになる。
本来封印されている竜骨精を斬るだけのはずだったが、奈落によって封印を解かれてしまい、犬夜叉はやむなく起きた竜骨精と戦うこととなる。風の傷を会得してから基本的に無双状態の犬夜叉を相当に追い詰めた強敵だったが、爆流破を食らい跡形も残さず消滅。
議論
犬夜叉の父ですら倒せなかった竜骨精を倒すことで犬夜叉は父を越えたことになったわけだが、後に犬夜叉の父は殺生丸すら追い詰める死神鬼に完勝していることが発覚。
死神鬼に完勝していながら、なぜ竜骨精相手に封印するだけで精一杯だったのか?或いは竜骨精を倒せない実力で死神鬼に完勝できるものなのか?などとファンの間では議論が交わされることとなる。
(こじつけるならば、本編に出てきた描写だけでも犬夜叉の父と死闘を行った末の封印であり、そのまま復活直後に犬夜叉と戦っているのでどう考えても本来の力ではなく、しかも終始犬夜叉を半妖であることから舐めていた、というのも考えられる。)
余談
武蔵の国は楓の村などがある地域である。
意外にも戦いを仕掛けたのは前述の通り犬夜叉の父側である。これは連載終了後にワイド版で明かされているが、戦闘現場が竜骨精の根城である武蔵の国である為、戦いを仕掛けたのが犬夜叉の父であるという設定と描写は合致する。