うわさ
血の中に隠された呪いはパトリシア・ドーヴァルに限りない苦痛と強大な力をもたらす。力には代償がともなうもの —— 彼女はそれを痛感している。
概要
アプリゲーム「IdentityV」に登場するサバイバーの女性。
プロフィール
名前 | パトリシア・ドーヴァル |
---|---|
年齢 | 35歳※1(1月3日生まれ) |
出身階級 | 不詳 |
職業 | 呪術師 |
性格 | 保守的、しっかり者、プライドが高い、酷薄※2 |
好きなもの | 薬草、木彫り、ゴールドアクセサリー |
嫌いなもの | 猿 |
特技 | 呪術 |
趣味 | 薬草、木彫り |
星座 | 山羊座(魚座) |
※1、年齢のソース
※2、誕生日と同様に発表されたがこの要素だけでキャラクターを判断して欲しくないという運営の方針によりこの項は削除された
容姿
バンダナを巻いたドレッドヘアにチューブワンピースを身に着けて、顔や腕に模様がある黒人女性。
サバイバーは目元がボタンであり彼女もそうなのだが、基本他のサバイバーのボタンは4つ穴ボタンであるが彼女の両目はシャンクボタンとなっている。
性能
外在特質
- 猿の魔像
呪術師は魔像を常に携帯している。魔像のバリアを1スタック消費することで、魔像の呪いにより一定の範囲内の直近のハンターを短時間マヒさせることができる。魔像のバリアが3スタックたまると、バリアを爆発させることができる。バリアを3スタック消費することでハンターを数秒間マヒさせる。
- 魔像守護
呪術師の付近にハンターがいるとき、魔像のバリアが発動する。時間の経過とともにそのハンターに対するバリアが累積していき、呪術師にそのハンターを呪う力を与える。ハンターと魔像の距離が近いほど、バリアは早く累積する。全呪術師のバリア1つ(爆発させられているか否かは問わない)につき、累積速度が7%減少する。(最大70%減少)。ハンターが呪術師にダメージを与えると、バリアが1スタック増える。そのハンターに対するバリア効果は最大5スタック。
- 魔力庇護
呪術師を治療するか、呪術師によって治療を受けたサバイバーはその呪術師の庇護を受ける。魔像の庇護は代替されず、重ねがけされない。そのため、呪術師およびすでに庇護を受けているサバイバーは他の魔像により庇護されない。ハンターが庇護を受けているサバイバーにダメージを与えたいときも、呪術師の魔像のバリアが累積する。
- 魔像反動
呪術師は苦しみを受け続ける。治療を受ける時間が20%増加する。
衣装(スキン)一覧
UR |
---|
宿命 |
生命とは罪の本体である。時間と沈黙を守ってそれは消え去る。 |
SSR | |
---|---|
沈黙者 | 「導く者」 |
教会から離れた後、沈黙者はまるで糸が切れた凧のように、彼がかつて抱いていたあつい信仰心もこの村での平凡な生活の中でだんだん消されて行った。 | もし、自分が「母親」として見てきたあの人が、私をこの歪んだ運命に押し寄せたのならば…いったい誰が、彼女の「運命」を、この呪われた密林に導いたのだろう。 |
SR | |
---|---|
洗浄 | 器用な女性 |
まったく汚れていないものなど存在しない。洗浄は永遠に続く。 | 手になじむ道具を使わせれば、ライオンのたてがみさえサラサラになるという。 |
ショップ販売 | S6・真髄3 |
夢の中に出てくる人 | 毒苺 |
私にとっては、恐ろしい海の鳴き声はよく眠るための音に過ぎない。 | 美しい果実は危険を意味すると、彼女はよく理解している。 |
目元をよく見ると…。 | |
帰化者 | 消え逝く |
彼女は魔典に帰化されたが、自分を失ってはいない。立場とは裏腹に、教会の知られざる秘密の扉に潜入し、双方の根源を探ろうとしている。 | 荒野に響き渡っていた呼びかける声は、いつの間にか文明の波の中に消えてしまった。 |
R |
---|
紫蝶 |
蝶がさなぎから生まれる前の姿を気にする者はいない。私もそうだ。 |
S6・推理の径マス報酬 |
初期衣装 | ボロい服 |
---|---|
初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
背景推理目標 |
関連イラスト
関連タグ
背景推理(ネタバレ注意!)
この先はゲーム内における「背景推理」のネタバレを含むので注意。
1.お母さん | サイコロを振る前に彼女の名前を呼んでみて!あなたに幸運をもたらしてくれるかもよ。 |
---|---|
一枚の写真:スカーフを頭に巻いた色黒のご婦人が腕に赤ん坊を抱えている。 | |
2.バンジョー | 音楽はこの街で高みに立った物ではない。 |
一枚の写真:バンジョーを弾いている色黒の男性、服がボロボロで、手足に鞭で打たれた痕がある。 | |
3.血統 | 「あなたは特別なの」お母さんはよくこう言っていた。 |
「あなたはきっと立派な魔術師になれるよ、あなたのお母さんはハイチ出身よ、きっとあなたのことを誇りに思うわ」 | |
4.タンブラ | お前が彼を選んだんじゃない、彼がお前を選んだのだ。 |
ノート1:白ラム酒と七匹色の違う蛇を用意して、真夜中に七本のろうそくに火をつけて、「白ラム酒を聖なる水として、偉大なる蛇の神タンブラ、我に祈りの力を」と呪文を唱える。七日後の真夜中に施術対象者は家に戻る。 | |
5.遠く及ばない | 待つのよ、私のお嬢ちゃん、あなたは辛抱強さが足りないわ。 |
ノート2:40歳の聖なる魔術師はタンブラと交流することができる。魔術師は同情心があり、善良で、自然と平和を敬わなければならない。タンブラはいけにえを捧げるだけでつながりを持っている神様ではない。こういった交流は魔術師のポジティブパワーと関わっている。 | |
6.誇り | 私の美しい娘。 |
「あなたは私の誇りよ」と彼女は言った。 | |
7.リゴバ | 天神との仲介役、橋渡し。 |
ノート3:杖、つばの広い帽子、喫煙パイプ、質の良いタバコ葉を用意し、一本のろうそくに火をつけ、リゴバおやじの名前を呼ぶ。リゴバは施術者を見極め、グリの魂との会話を許可または拒絶する。 | |
8.恥 | 私の不幸な娘。 |
「あなたは私の恥だ」と彼女は言った。 | |
9.「呪い」 | みんな私のことを雑種と呼んでいる。 |
その理由は今わかった。罪の種、暴行の産物。その半分の血統は彼女の故郷を踏みにじった侵入者からきている。 | |
10.「科学」 | 少人数の民主と同じように、それも少人数の科学だ。 |
燃やされた本:表紙に「カトライト博士のコーカサス人種とアフリカ人種について」と書かれている。 | |
11.加護 | お別れのときにお母さんから最後のプレゼントをもらった。 |
魔像:粗削りの猿の頭の彫り物、そこには小さい文字で「自分の心の声を聴いて、パティシャ」と刻まれている。 |
背景ストーリー
パトリシア・ドーヴァルは奴隷船で生まれ、ハイチから来た母親は船の上で最後の息を引き取った。
まだ幼いパトリシアはニューオリンズまで無事に着いたが、町中で船主に見捨てられた。
だが、その原因で彼女も新たな‘母親’を見つけた。
パトリシアは、‘母親’から薬草の知識、医術と呪術を学び、成人した後に見知らぬ故郷を辿る事にした。
パトリシアがあの土地に踏み入れた時から、彼女の血脈に隠された呪いが徐々に蘇って、彼女に絶えない苦しみを与えた。
誕生日タスククリア
尊敬なる(プレイヤー名)様
この世にどう生まれてくるかなど、決められる人間はいない。
赤ん坊の泣き声は、生まれたての頃に予知の力を授かり、未来で待ち構えている苦難を目にしたからなのだと、マリーママが言っていた。
ただ、成長していくにつれて、その予知能力は生まれた瞬間の記憶と共に掠れていく。それは人間が生きる希望を抱けるよう、神がお与えになった恩賜なのだそうだ。
なら、その記憶を取り戻そうとすれば、私たちはどうなるんだ?
彼女は答えなかった。
だが、私はその方法を見つけ出した。
リゴバおやじに通じて、もう一人のその由縁を知っている魂――私の真の母親と言葉を交わすこと。
私に肉身を与えてくれた、あの女に。
もちろん、その過程は順調ではなかった。
むしろ、最悪だったと言ってもいい。
私はとある暴行の証拠であり、恥を知るべき罪の子であり、不潔な血統の持ち主でもある。
そして私の母親は敬虔なジャック一世の追随者だ。彼女の怒りも当然だった。
驚いたかって? いや。ニューオーリンズの街には毎日のように数えきれないほどの混血児が歩いている。
悲しくなかったかって? 多少はあったかもしれない。だが、私には驚嘆するほど素晴らしい養母がいる。彼女は平等に、無私に私を愛してくれていた。
まあ、この事で何かしらの影響を受けたのも事実だ。
リゴバおやじには報酬を支払わなければならなかった。神と結んだ契約は絶対だから。
かつての私は、如何に重罪を抱える魂を探し求めるか酷く悩んでいた。
もちろん、今は解決しているよ。豊かな猟場を見つけたからね。
お元気で
パトリシア・ドーヴァル
補足
背景推理の1・4・5・7はハイチで発展した「ブードゥー教」の呪術・儀式で行われるもの。
自身の出生について知りたかったパトリシアは、本来なら40歳を超えて行うロア(神・精霊)タンブラとの交流の儀式を行い死んだ実母と話すことに成功した。
その過程で人間とロアの仲介者であるリゴバおやじ(ロアのパパ・レグバ)に「重罪を抱える魂」を捧げると契約し、エウリュディケ荘園をその猟場として訪れている。
育ての母であるマリーママは、場所がニューオーリンズであることとサイコロを振る前に名前を呼ぶことから「マリー・ラビュー」がモデルと思われる。
術師として名高い育ての母から呪術を学び、死者の霊を呼び出せるほど大成したパトリシアを実母は「私の誇り」と呼んだ。
ジャック一世はハイチ建国の父である「ジャン=ジャック・デサリーヌ」のこと、奴隷の子として産まれフランスから独立を勝ち取ると蛮行の仕返しとして強固な白人迫害を行った人物。
パトリシアの実母はハイチ出身、かつ追随者ということは白人に対し強い恨みを持っていると推測できる。そのため白人との望まれない子であるパトリシアを「私の恥」「血脈の呪い」と呼んだ。