jakei95氏のTumblrを参考にしており、X-taleコミックおよびUnderverseアニメのネタバレを含む可能性があります。記事を読む前にYouTubeでUnderverseを閲覧しておくことを強く推奨します。
動画のXTALEはXガスター視点で語られていて、コミック版XTALEを補完する内容になっている。そのため、動画だけでは物語全体の話の流れが把握できないのでコミック版と作者Jakei氏が投稿したキャラクター設定を読むことをお勧めする。 有志による日本語訳があるのでリンク先でぜひご一読を。
概要
X-tale
まだ彼が幼い頃、地下世界の遺跡で発見されたX!Friskと出会い、最初の親友となる。その後、国王夫妻の養子となったフリスクはバリアを破壊してモンスター達を地下からを開放したが、20年近くの間全く成長しなかった(地下世界で6年、地上に出てからは15年経過している)。それを不審に思う人々からフリスクが迫害されないよう守るため、弟のパピルスと共にロイヤル・ガードになるための訓練を受ける。
Underverse
自身の行動が引き金となり「空っぽ」になってしまったX-taleの世界。それを元に戻す為に、彼の体に宿るX!Charaの助言とX-Eventの力を借り、オリジナルのサンズのタマシイを奪うことに成功する。そしてクロスの負の感情に惹かれて現れたNightmare!Sansと契約してマルチバースを移動できるようになると他の世界からコアコードを奪い、空になったX-taleに追加するために他のAUの襲撃を開始する。
プロフィール
年齢:29歳
誕生日は10月10日。
好きな食べ物はチョコレート。Ink!Sansが持ってきたタコスがきっかけで、タコスも好物になる。
鳴き声が怖いという理由で牛が苦手。特に白黒の牛(ホルスタイン種)が怖い。
各時間軸ごとの実年齢は不明だか、Underverse season2の時点での外見年齢は29歳。
X-taleの主要なキャラクターには出来事が起こったそれぞれの時間軸にちなんでX-taleの創作者からナンバーが割り振られていて、彼に与えられたナンバーはⅩ(10)。
「クロス」と呼ばれるようになった理由
本来の名前は「Sans」だが、X!Friskが彼の制服のデザインが足が生えた巨大な「X」に見える事と、それにちなんだダジャレをフリスクがよく言っていた事、「OVERWRITE(オーバーライト=上書き)」の力で新しいAUと新しい時間軸を作成したいという願望のために、彼に"Cross"というニックネームを付けた。それまでは普通にサンズと呼ばれている。
容姿
X-taleの世界は色彩が無い。「色」のあるものは血液や一部の草花、装飾品などに限られていて、それ以外の景色や人物の色は全て紫がかかった白と黒の濃淡で表されている。
これはX-taleのキャラクターが他のAUを訪れた際も同じで、違う世界に居るからと言って彼らにも色が付くわけでは無い。
クロスの服はロイヤル・ガードの制服で、メンバーでそれぞれデザインが異なる。クロスの制服のデザインは、黒のインナーに半袖のジャケットとファー付きのフード、「X」を思わせるたすき状の布を肩から下げていて、背中に細いマント状の長い飾り布がある。実はこのマントとたすき状の布とフードは全て繋がっていて、フード付きのとても長いマフラーのような形状をしているので、クロスは着用するのに少々難儀しているようである。
私服は黒のハイネックのインナーにファー付きのフードのジャケット、もしくは首にバンダナを巻いてツートーンカラーのジャケットを着ている時もある。
右の頬にある傷は、X-taleの物語中盤の時に受けた攻撃で出来たものである。さらに物語終盤には、とある理由で右目が赤くなり(下記)、ロケットを身に付けている。
クロスの血の色と涙の色は紫色で、彼が顔を赤らめた時も同様に紫色である。
彼が「サンズ」と呼ばれていた頃は目の色は両方とも白で涙は透明、血の色も赤だった。
Underverse 0.4のラストでは、体に宿っていたキャラがいなくなり、頬の傷は消えて瞳の色も元に戻っている。
性格
時間軸ごとに性格が違い、アニメで確認できる2番目と9番目の時間軸のサンズは原作のサンズと変わらない性格をしている。いわゆる「クロスサンズ」としての性格は10番目の時間軸のもので、原作のサンズよりも精力的で感情表現も豊か。仕事に関しては真面目な性格である。ジョークを言うのは苦手らしく、その場のノリでジョークを言うのはいいがすぐに恥ずかしくなってフードを被ったりする。
Underverseでは精神的に余裕がないからか、暗い表情をしていることが多い。
能力
クロスの基本的な能力は、オリジナルのサンズと同じである(ガスターブラスターとホネ攻撃)。
重力攻撃やガスターブラスターを使う時、左目の色は上が紫、下が白で表示される。X!Charaを取り込む前は、オリジナルのサンズと同じ上が青で下が黄色。
ガスターブラスターもX!Charaを取り込んだ後で下の動画のように変化している。変化する前は、これもオリジナルのサンズと同じであった。
自分のメインコードや"ルート"にアクセスできない場合、クロスは自分のために他のAUに移動することはできない。
Ink!Sans、Error!Sans、Nightmare!Sans、Dream!Sans、またはマルチヴァースで移動できる他のサンズは、クロスがそれらのルートを発見するための唯一の方法である。
クロスがAUのコードから知識を得た時、彼は望むたびにそこに行くことができ、一時的にそのAUの世界の内容を変更するか、あるいはメインコードの一部を "盗んで" 自分の世界へ移す事ができる。これは上書き能力でのみ可能、つまりX!Charaがクロスに宿っていることで使うことができる力である。
Cross!CharaまたはX!Charaとは、X!Friskがクロスによって破壊された時に生き残ったX-Eventの試作品の一部である。彼のタマシイはまだケツイの特性を持っているが、同時に彼は上書きボタンの半分を持っている。キャラのおかげで、クロスはX-Eventの能力のほんの一部を使うことができる。
(※参照元の作者Tumblrの投稿は現在リンク切れとなっている。個人のリブログでは閲覧可能)
関連タグ
Undertale UnderverseX-tale Inktale
その他(ストーリーネタバレ)
以下、X-tale本編でのネタバレが含まれます。閲覧は自己責任で。
過去の時間軸でのサンズ(クロス)
- タイムラインNO.2
2番目の時間軸では商売をしていたりジョークを好んで言っているなど、原作のサンズと近い性格をしていた。
フリスクとキャラ、Xガスターの関係を知るただ一人の人物だったが、幸せな世界のシナリオを面白くしたいという創作者の身勝手な理由で、フリスクと仲の良かったサンズ(クロス)が死ぬように仕向けられる。(直接的な描写は無かったが、横たわったサンズの体が塵になりかけて動けない様子だったので、おそらく瀕死の状態であると推測される。)
- タイムラインNO.3
3番目の時間軸ではクロスの方が弟であった。それは、X-taleの作者が実験でUnderSwapの世界を模倣したためである。
- タイムラインNO.9
9番目の時間軸も、原作のサンズと同様に商売をしている様子が描かれている。
-タイムラインNO.10
モンスター達を地下世界から解放し、世界平和の象徴となったフリスクを守るために弟のパピルスと共にロイヤル・ガードのメンバーとなったクロスは、平和な世界で穏やかな日々を過ごしていた。
しかし水面下では、フリスクはXガスターに反抗するためにキャラと様々な計画を練っていた。
ある時フリスクはXガスターの間違いを正すために、クロスに自分を殺してもらおうと彼のコアコードを「ジェノサイド」に書き換えてしまう。
だが親友であるフリスクを殺すことは出来ないとクロスが拒んだため、今度はクロス以外のロイヤル・ガードのメンバーを「上書き」してXガスターの殺害を試みる。
クロスはキャラによって計画の邪魔になると見なされ、かつての仲間に排除されかけたが、タマシイを半分損傷しながらもすんでのところで一命をとりとめる。
一方でフリスクとキャラはXガスターを追い詰める事に成功したが、戦いの場に乱入してきたクロスによってXガスターは青攻撃でやや乱雑に場外に放り出されてしまい、計画は失敗してしまう。
親友と仲間に裏切られたクロスは完全に暴走していて、全てを破壊してフリスクから「OVERWRITE(上書き)」の力を奪い、自分が世界を上書きしようと考えていた。たとえ仲間を殺してしまっても、上書きさえすれば全て元通りになると思っていたのだ。
そして仲間を皆殺しにしてフリスクのタマシイを奪うことに成功するが、クロスがフリスクのタマシイを取り込んだ瞬間、X-taleの世界は存在していた全てのものが消滅してしまった。
消滅の原因は、クロスがフリスクのタマシイを奪い、自らの体に取り込んだ事にある。
フリスクはXガスターのタマシイの半分を所有する「X-Event(エックスイベント)」であり、XガスターこそX-taleを創造している作者であった。そのため、タマシイをクロスに奪われ作者を失ったX-taleは、何も無い「空っぽ」の状態になってしまったのだ。クロスが「作者」の役目を引き継ぐはずであったが、Xガスターが上書きの力はニンゲンの体で最大限に働くようにプログラムしてあったため、モンスターであるクロスは新しいX-Eventでありながら作者として新しい世界を創造できなかったのである。
X-Eventとは、Xガスターののタマシイの半分を所有する存在に与えられる称号で、Xガスターのために新しいアイデアを生み出し、X-taleの世界に新しい何かを作りだす為の道具のようなものである。
X!FriskとX!Charaは実験によりX-Eventの試作品として作られた。
「...彼の世界で何か起こったみたいだ」
「X-Event」を扱えないと知り、絶望していたクロスの目の前に現れたのは、AUの守護者であるInk!Sansだった。少しあてが悪そうな態度を見せたInkは冷や汗をかきながら目の前にいる人物に名前を聞き始める。そして彼はこう名乗った。
「...オレはクロス。」
Oh. That is a very nice name.
ああ。とてもいい名前だね。
I`m looking forward to your next move, Cross.
君がどんな動きを見せるのか楽しみにしているよ、クロス。
I AM WATCHING YOU.
私 は 君を 観察 して いる 。