【注意】この記事にはUndertale・本作・Underverseのネタバレを含んでいます。記事を読む前に作品をプレイ・閲覧することを強く推奨します。
僕はやる気を保つために、全力で皆の創作をサポートしたんだ。
それでも自分の時間軸(ストーリー)を嫌い、「死」へと進んでいく作品が存在した。
自分はあれ以上役に立てなかったんだ...!
助けることができないのに...どうして僕はここに居るんだ...?
僕だって忘れられたくないよ...!
でももうそんなことは、何も起こらないんだ。
なぜならあの例外的な人に出会ったからね。
「新しい友達」さ。
概要
Jakei95(JaelPeñaloza)によって制作された、Toby Fox原作のRPG『Undertale』の二次創作漫画・アニメーション作品及びAUである。また続編のクロスオーバー作品『Underverse』では、このAUのキャラクター・ストーリーを主軸として物語が展開している。
このAUの創造者・創作者であるエックスガスター(作品上の設定)がインクサンズと他AUに影響を受け、自身の能力で時間軸を「上書き」し、AU全体で最高の、完璧な物語・世界を目指す「実験」の様子を描いている。
当初はUnderverseを制作する際に、物語の構想を考える中で登場人物の悪役として生まれたクロスとクロスキャラがきっかけで、このAUの着想を得たと発言している。また作中の重要な要素となる「OVERWRITE(オーバーライト)ボタン」の概念も漫画を描き始めた後にアイデアが出来たらしく、つまり時系列としてはUnderverseの制作中に構想が出来たことになった。
日本語訳については、Underverse以来から有志による支援でYouTubeで字幕が投稿されていたが、2020年9月末にYouTubeが字幕投稿機能を終了したことで、現在は作者による作品はPatreonサポーターの1人であるさしろう氏が翻訳作業を行っている。
本作品(+Underverse)は利用規約が定められており、公式Tumblrにて公開されている。利用規約に当てはまる活動をしたい場合はご一読を。
ストーリー
※以降、Underverseとアニメーション・コミック版のネタバレを含みます。
出来事をより詳しく知りたい方は、「関連用語」の「時間軸」の項を参照にて。
最初の時間軸
AUの破壊を止める為にエラーサンズと「停戦の契約」を結んでいたインクサンズは、ある時作成者によって破壊されようとしている一つの小さなAU(世界)と出会う。そのAUには、その世界の作成者であり自身のタマシイで「何か特別なモノ」を創れる力を持つ男(ガスター)と二人のニンゲンの子供(キャラ・フリスク)が住んでいた。
インクとガスターは友達となり、彼が破滅の道を歩まぬ様サポートすることを誓う。そして彼が平行世界を構築するのを手助けするために、考えや創造した物事全てが存在する「お絵描きの間(Doodle Sphere)」を見せる。インクのお陰で自分の能力は特別で、自分の望んだ世界が自由に創れることを知った彼は、自分のソウルの力で「何かの運命を完全に書き換える能力」を持つ「OVERWRITE(上書き)」というボタンを創り出し、この力で自分の理想の作品を生み出し二人を幸せにしたいと考えた。そうして「X-TALE」が創り出され、ガスターはエックスガスターという名を持つ。
上書きされた時間軸
ナンバー1~9
エックスガスターは他AUから得た知識を生かし、二人のために「上書き」で沢山のモンスターとニンゲンを誕生させる。そしてAUの住民は時間の経過と共に成長していき、二人のニンゲンの子供も成長していく様になった。全てが美しく穏やかで平和な世界であり、二人も幸せな生活を送れていたのだが、エックスガスターの病的な程の完璧主義な性格により、更により良い世界にするために「上書き」を実行する。
二人はエックスガスターの行動に嫌気が指し、全く理解ができなかったもののより優れたモノをくれることは嬉しく思っていた。しかしエックスガスターの「多くの幸せではAU全体の最高の物語は創り出せず、『死』こそ作品を面白くできる」という考えで、二人の支えとなっていたキャラクターを「上書き」で殺害。その後の時間軸でもエックスガスターによる勝手な考えにより時間軸の「上書き」が行われ、次第に二人にもその被害が出るようになり二人の怒りと反感を買う。
そして二人に憎しみが生まれ、エックスガスターを倒し「上書き」を止めようと企む。キャラはアンダインによる協力で力を付け、共にエックスガスターを倒しそのタマシイを封じ込めようとする。だがそれでも「上書き」の力に敵わず敗北したキャラは、エックスガスターによって彼のタマシイと自身のタマシイを半分ずつ交換されてしまう。それはエックスガスターの実験である「X-Event」の始まりであった。
前回の時間軸でX-Eventとなった結果、キャラは「OVERWRITE」の能力を得ることになる。そしてキャラのタマシイとフリスクの肉体を器とすることにより、X-Eventの第2の試作品が生まれた。「上書き」の力を持つX-Eventは、最初の作品としてメタトンを創り出すも、エックスガスターは創り出す創造物が危険だと感じ、その後の行動を厳しく制限するようになる。
その後「いつか過去に自分の創造物に対して行ってきたことの報いが返ってくるのでは」という恐れから危機感を持ったエックスガスターは、インクに自分のタマシイのもう半分を保管するよう頼む。だがそれにより次第に衰弱していき、以前の様に自分の力が使えなくなり、「上書き」もできなくなってしまう。エックスガスターが時間軸の「上書き」ができない中、X-Eventはエックスガスターが原典の世界となる『Undertale』を訪れていること、そしてキャラの考えや彼の真意を知ることで、X-Eventに嫌悪の意思が生まれ、エックスガスターと対立することになった。
ナンバー10
X-Eventは「リセット」と「上書き」の力を使い、何とか時間と空間を個別に変更することに成功する。それによりエックスガスターとX-Event以外のキャラクター全てが幼くなった。そしてX-Eventはフリスクという名前を持つ。
そして6年後にX-Eventはバリアの破壊を実行、モンスター達が地下から解放されニンゲンと平和に暮らすことに。だがX-Eventは「上書き」の力の影響で子供の姿から成長できず、一部の人々から不信に思われるようになる。更に5年後に「上書き」の力でニンゲンを洗脳させ、自身を攻撃させることでエックスガスターが「上書き」を使えるのか確かめたが、逆にエックスガスターは彼を守るための警備隊「ロイヤルガード」を設立しそれを阻止した。
10年後、変わらず「上書き」でX-Eventはニンゲンに自身を殺させようとし、ロイヤルガードに阻止される日々が続く。そして友達を守るためにロイヤルガードの一員となったサンズを「上書き」し、過去の時間軸の出来事の全てを思い出させる。全てを知ったサンズはX-Eventと対話することで、その真意と世界の真実を知るが、X-Eventの「自分の利益」だけしかない考えと企みを受け入れられず対立することになる。
X-Eventの行動に気づいたエックスガスターは、2人の会話に介入し時間軸を「リセット」する。しかしエックスガスターに「上書き」の能力がないことに気づいたX-Eventは、「上書き」で友人の過去の時間軸の記憶を全て蘇らせ、エックスガスターの殺害を企む。しかしそれは考えに反対していたサンズの手によって失敗し、エックスガスターは行方をくらます。X-Eventのソウルはサンズに吸収され、そしてサンズは新しい「X-Event」となる。
時間軸はサンズのものとなり全てが消滅するが、自身の背後霊となったキャラより「上書き」の能力はニンゲンにしか機能せずモンスターにはこの能力が使えないことが分かり、悲しみの中で長い間何もない真っ白な世界を彷徨うことになる。その後、エックスガスターより実験の概要が伝えられていたインクに見つけられ、保護される。その時にサンズは自身のことをクロスと名乗った。
続きはUnderverseを参照にて
登場人物
主要なキャラクター(アルフィーを除く)には、それぞれの時間軸で起こった出来事にちなんでX-TALEの創作者からナンバーが振り分けられている。
(以降、公式Tumblrにて明かされた情報を記述する。また身体年齢は、『Underverse』シーズン2時の年齢である。)
- エックスガスター(XGaster)
X-TALEのガスターであり、X-TALEの作成者・所有者。本当の素性は不明で、誕生日は11月11日。創作者のものと類似した型破りのタマシイを持ち、タマシイの力で「特別なもの」を作ることができる。
- エックスアルフィー(XTale!Alphys)
(設定画)
X-TALEのアルフィーで、エックスガスターの助手。身体年齢は27歳で、誕生日は12月12日。エックスガスターは信頼を寄せていたが、6番目の時間軸にて忠実で感情を持たない助手に上書きされた。
時間軸内に生成されたデータをまとめる役割を任されており、他AUまたは他AUの時間軸のコードをコピー・盗むことができ、データとして書類にコードをXのマークとして保存できる。
- エックスアズリエル(XTale!Asriel)
X-TALEのアズリエルで、ナンバーはI(1)。身体年齢は22歳で、誕生日は1月1日。モンスターの王子で、キャラとフリスクの義理の兄弟。フラウィーになることはなかったが、能力として殲滅バージョン(オメガフラウィ)に変わる事が出来る。
- エックスアズゴア(XTale!Asgore)
(設定画)
X-TALEのアズゴアで、ナンバーはII(2)。身体年齢は58歳で、誕生日は2月2日。モンスターの王で、キャラとフリスクの義理の父親。特にキャラと強い絆で結ばれている。親切な性格の持ち主。
- エックストリエル(XTale!Toriel)
(設定画)
X-TALEのトリエルで、ナンバーはIII(3)。身体年齢は56歳で、誕生日は3月3日。モンスターの女王で、キャラとフリスクの義理の母親。特にフリスクと強い絆で結ばれている。
- エックスマフェット(XTale!Muffet)
(設定画)
X-TALEのマフェットで、ナンバーはIV(4)。身体年齢は24歳で、誕生日は4月4日。フリスクに恋心を抱いている。毒で幻覚を作り出すことができる。
- エックスアンダイン(XTale!Undyne)
(設定画)
X-TALEのアンダインで、ナンバーはV(5)。身体年齢は29歳で、誕生日は5月5日。アルフィーに恋心を持ち、幸せな思い出もあるが実は...?
- エックスキャラ(XTale!Chara / X-Event!Chara)
X-TALEのキャラで、ニンゲン。ナンバーはVI(6)。子供の姿や大人の姿など様々な年齢で登場する。誕生日は6月6日。原作と違い性別は男性である。関係は不明だがエックスフリスクとは兄弟で、兄となっている。強い「ケツイ」の力を持ち、リセットボタンを使用できる。また魔法かソウルの力でできたナイフを召喚して戦うこともできる。
- エックスフリスク(XTale!Frisk / X-Event!Frisk)
X-TALEのフリスクで、ニンゲン。ナンバーはVII(7)。キャラ同様様々な年齢の姿で登場する。誕生日は7月7日。身体年齢は原作と違い性別は男性である。関係は不明だがエックスキャラとは兄弟ということになっており、キャラが最も強く賢いと考えているためキャラが兄、フリスクは弟と呼ばれている。
- エックスメタトン(XTale!Mettaton)
(設定画)
X-TALEのメタトンで、ロボット。ナンバーはVIII(8)。身体年齢は25歳で、誕生日は8月8日。ダンスと食べることを好み、好きな食べ物はニンゲンとモンスター両方のタマシイ。何でも斬ることができるレーザーサーベルを装備し、腕は自由に伸縮できるようになっている。
- エックスパピルス(XTale!Papyrus)
(設定画)
X-TALEのパピルスで、ナンバーはIX(9)。身体年齢は27歳で、誕生日は9月9日。優しく楽観的な性格の持ち主。また武器として白い鎌を持っている。
- エックスサンズ・クロス(XTale!Sans / Cross)
X-TALEのサンズで、ナンバーはX(10)。身体年齢は29歳で、誕生日は10月10日。クロスという名前はフリスクに彼の制服のデザインから付けられたあだ名である。精力的で感情表現も豊か、仕事に関しては真面目な性格である。基本的には原作サンズと同じ能力。
- インクサンズ(Ink!Sans)
他AUであるInktaleのサンズで、AUの守護者。敵対しているエラーサンズと「停戦の契約」を結んでいる。エックスガスターの友人であり、エックスガスターの創作や計画をサポートしている。またエックスガスターに大きな影響を与え、そして尊敬している人物でもある。
関連用語
XTALE
X-TALEの世界には色彩がない。「色」のあるものは血液や一部の草花・装飾品などに限られており、それ以外の景色や人物などは色が全て白と黒の濃淡で表されている。これはX-TALEのキャラクターが他のAUを訪れた際も同じで、違う世界に居ようが彼らにも色が付くわけではない。また他のAUのものやキャラクターにはこの世界に来ても「色」が変わらずある。
元々このAUは名もない小さなAUであったが、製作者・創作者のエックスガスターがインクのおかげで意欲を取り戻し、「OVERWRITE」を生み出したことで「X-TALE」となった。エックスガスターは共にいた二人のニンゲンの子供(エックスキャラ・エックスフリスク)のために、「OVERWRITE」の力を使ってたった一つの時間軸で完璧な世界と物語を描き創り出すことを目的としている。「X-TALE」また「Underverse」は、それを完成・到達させるためのエックスガスターによる「実験」の物語でもある。
「X-TALE」の時間軸は、その目的のために「OVERWRITE」の力で数十回に渡って「上書き」されており、結果的に10番目の時間軸まで存在している。ただし時間軸そのものが書き換えられているので時間軸は一つしか存在しない。そしてアズリエルも存命でフラウィーにはなっていない、キャラクターの存在と性格や記憶・容姿、時間軸の種類や設定など「OVERWRITE」を使う者の考えや意識・目的の影響を受けており、普通のAUとは明らかに異なっている。
OVERWRITE
「上書き」という意味を持ち、読みは「オーバーライト」。かつてエックスガスター自身のタマシイから生み出された能力である。このボタンは「時間軸の運命を完全に書き換える能力」を持っており、時間軸の状態だけではなくキャラクターの思考・行動・記憶・立場(役割)を変更、また時間軸の状態を永久に消去あるいは変更する事によって新しい時間軸またはAUの新たなストーリーを作成する事が可能となっている。また発動条件はボタンを押すだけであり、普段ならキャラクターも気付くことはなく簡単に時間軸を書き換えることが可能となる。
ただし能力自体に制限も多く、能力が不完全な状態ではAU(並行世界)・マルチバース(多次元世界)自体を上書きできないようになっている。またその場合発動した時間軸とその時間軸に存在する物やキャラクターのコードしか能力が効かず、効果も永続的に続くとは限らなくなってしまう。そして「リセット」の力を使うことで時間軸の変更を元に戻し、全て0の状態へと戻ってしまう。また上書きする対象物が特定のコードを持たない特殊な物・キャラクターの場合、この能力は無効となってしまう。ボタンは使用者が破壊することが可能となっているが、下記の三人以外は現状でこのボタンを破壊することは不可能となる。
このボタンを使えるキャラクターは現在、エックスガスター・「X-Event」(エックスフリスク・エックスキャラ)となっている。また使用する目的も三人ともそれぞれ異なっている。エックスガスターはこのボタンを使い、「X-TALE」を完璧なストーリーにしよう計画した。
このボタンは幾つかの断片に分けることができるが、能力も完全なものではなくなり一時的に幾つかの時間軸または物・キャラクターのコードを変更できるだけの能力となってしまう。使用者のタマシイの中にあるボタンの断片を使用するには、50%のソウルの「HP」が必要となる。またタマシイの中に50%の「ケツイ」があればその制限を無くし全力で使い続けることが可能となる。
ボタンの断片は設定を変更することができ、モンスターまたは人間だけが使用できるよう変更が可能。設定した種族以外の存在は、そのボタンを使用することが不可能となる。
X-Event
読みは「エックスイベント」。エックスガスターのタマシイの半分を所有する存在に与えられる称号であり、エックスガスターの基本実験。また「X-TALE」また他AU(並行世界)・マルチバース(多次元世界)で「OVERWRITE」を使った存在によって始まったイベントとなっている。
エックスキャラのタマシイと、エックスフリスクの肉体を器としている。目的は、「ケツイ」の力を持つ人間に上書きの能力で新しい何かを創造する機会を与え、エックスガスターのために新しいアイデアを生み出す道具として使い、自分で考えを洗練させるために意見を取り入れるためである。エックスガスターのソウルによって「OVERWRITE」の力が使えるが、人間にのみ力を最大限に使えるようプログラムし直したために、モンスターにはこの能力は使えない。またタマシイがエックスガスターと共有されている際は、両方が記憶・思考・感情などを共有できる。
時間軸
- ナンバー0
X-TALEの最初の時間軸。「停戦の契約」を結んだ後にインクに見つけられるも、この当時はAUの名前もなく、住人もエックスガスターとニンゲンの子供のフリスクとキャラだけだった。
この時間軸では何か特別なモノを作れるエックスガスターが、二人のニンゲンの子供に相応しい何かを作り出そうとするも、何を創造するべきか分からず、ただ自分のソウルを観察していただけの時間軸となる。そして、エックスガスター本人は二人に相応しい何かを作り出すことは出来ないと嘆き、二人を自由にさせ時間軸と共に自滅しようと考えていた。
しかしそれを見かねたインクは、彼が破滅の道を歩まぬようサポートすることを誓い、エックスガスターが意欲を取り戻して並行世界を構築するのを手助けするためにDoodle Sphere(落書きの間)を見せる。彼はそこでインクに自分の能力は特別で、自分の望んだ世界が自由に創れることを知った。
その後彼は自分のソウルで「OVERWRITE」という「何かの運命を完全に書き換える能力」を作り出す。彼はこの力を使い、自分の理想の作品を生み出し自身の世界に住む二人を幸せにしたいという想いと願いを込めていた。インクのお陰で「X-TALE」はようやく創り出され、彼は自分の名を得ることができた。”エックスガスター”という名を___
- ナンバー1
エックスガスターは二人のために、まずは「良き家族や友達で溢れた」機会を与えようと考えた。そして「X-TALE」にたくさんのモンスターや人間を誕生させる。
AUの住民達は時間を通して肉体や精神が成長していき、二人も共に同じく成長していったのだ。全てが美しく、穏やかで平和な世界であった。エックスガスターは二人の幸せな様子を見て、役目を果たせたことを実感した。しかしこの力を使い、皆の為に更により良い世界になると思ったエックスガスターは、再び時間軸を上書きすることを決断する。
- ナンバー2
時間軸を新しい物語で上書きしたが、フリスク・キャラは嫌気が指し、全く理解ができないもののより優れたものくれることは嬉しく思っていた。だがアズゴアの心優しい説得と励ましにより、再びこの世界でも幸せに生きることができた。またフリスクはサンズにこの世界の真相を話しており、サンズは何かできることはないかと訊ねるが、助けてくれ信頼できる人が居るから、何が起こっても彼の創造物ではない自分達を従わせることはできないと信じていた。
しかしエックスガスターは、多くの幸せでAU全体の最高の物語は作り出せないと考え、「死」こそ作品をもっと面白くできると考える。そして彼は誰もが、そして二人が特に喪失の影響を受けるであろう「サンズ」と「アズゴア」を「OVERWRITE」で殺害。
エックスガスターにはこれが「酷い事」なのかが分からず、「進化に犠牲はつきもの」という結論に辿り着く。キャラにはもうエックスガスターの「実験」に耐え切れず反発したが、エックスガスターは二人が「もう一度」友人達に会うには時間軸を「上書き」するしかないと、無理矢理にでも納得させ実行した。
- ナンバー3
時間軸は以前インクが見せてくれたAU「Underswap」の特徴を模倣し上書きされた。
しかし自分の注意を引くようなものは何も変わらず、完璧なものも何もない世界であったため、エックスガスターは時間軸を僅か二日で「上書き」することを決める。二人は動揺し、キャラはエックスガスターを「意気地なし」と非難したが、二人の意見は必要ないと無視し「上書き」を実行した。
- ナンバー4
上書きがされ何年も経った世界、地上で暮らす二人は「上書き」について一切話さず、エックスガスターも一言も言ってこなかった。だがキャラは「上書き」に悩み続け、ただ全てが終わるのを願っていた。フリスクもいつか止めてみせたいと考えていた。
しかし二人のケツイが「上書き」で意識が変えられても自分の命令を無視できるのか、というエックスガスターの好奇心から、フリスクを「上書き」し虐殺ルートを実行させることに。そしてフリスクは地上で人間とモンスターを殺し、建物を破壊し続けていた。
だがフリスクに裏切られたと思っていたマフェットは、エックスガスターのメモの一部を読み、全てを理解する。フリスクはキャラをも殺そうとしていたが、エックスガスターとフリスクの真意を知ったマフェットによって未然に防がれた。そしてキャラはとうとうエックスガスターを攻撃し、ケツイの力で時間軸を「リセット」することに成功したのだった。
「リセット」の力で無駄となる他の時間軸の存在を許さないエックスガスターは、実験を中止させ時間軸を「上書き」することとなる。
- ナンバー5
エックスガスターは時間軸を、モンスター達が誰もキャラとフリスクを迫害するよう「上書き」する。そして二人の瞳には「憎しみ」が窺えるようになった。
キャラとフリスクは、エックスガスターの助手であるアルフィーから居場所を聞き出し、彼を倒そうと企む。しかしデートの約束をしていたアンダインにより、失敗してしまう。だが二人はアルフィーからその真意を聞くことができ、アルフィーは二人を助けようとしていたことが明らかとなった。
アンダインもアルフィーの態度と二人を不信に思い、勘違いで三人の関係を取り戻そうとする。そしてキャラとフリスクから過去に何があったのか、そしてエックスガスターを倒したいという想いを聞いたアンダインは、力を付けられるようキャラに訓練を受けさせることになる。しかしフリスクは時間の無駄だと訓練を辞退した。また「OVERWRITE」を止めるには、エックスガスターのソウルを封じ込めたら使い道が分かるかもしれないというアルフィーの考えが参考となった。
アンダインによる訓練で、上達が早いキャラは筋肉もつき自身の「スペシャルこうげき」を手に入れる。ただしエックスガスターへの狂気を見せたキャラには、アンダインが正しい使い道も教えた。しかしこの件でキャラは、どうやってもエックスガスターの支配には逃れられないと考えるフリスクと決裂することになる。
そして訓練を終え、決戦の時。アンダインはアルフィーが居なくなったことを気にしていたが、アルフィーはエックスガスターに内緒でアンダインに秘密を知らせたことやキャラへの特訓を行わせていたことで始末されていた。そしてエックスガスターの我が物振る舞いに嫌気が指し、アンダインとキャラは攻撃を開始する。
エックスガスターは作者である自分が死ねばアンダインも死ぬと言うが、二人は殺す気はなく自分が行ったことを後悔するまで閉じ込めておく気でいた。だが始末されたアルフィーをエックスガスターが「上書き」して操作する事でアンダインの動揺を誘い、そして更に「上書き」されたトリエル・アズゴア・アズリエル・マフェットに反撃されることになる。
- ナンバー6
CHARA IS THE STRONGER ONE
キ ャ ラ は よ り 強 い
新しい時間軸でエックスガスターの手口とアルフィーの「OVERWRITE」で思わぬ反撃を食らったキャラ。アンダインも始末されるもキャラは決して諦めようとしなかったが、どれだけ攻撃しても上書きで蘇る敵にとうとう力を使い果たしてしまう。
そしてエックスガスターは、自身とキャラのソウルを半分ずつ交換。フリスクもその光景を目の当たりにした。エックスガスターはキャラとアンダインによる傷も完全に修復し、その左目は「赤色」となっていたのだった。
新たなる実験「X-Event」の開始である。
- ナンバー7
前回の時間軸でキャラのソウルの半分を手に入れたエックスガスターは、新しい時間軸で新たに手に入れたもののテストを開始。
強力な「ケツイ」を断片を所持するエックスガスターは、「リセット」の力を手に入れるも「非常に退屈」という評価を出した。そして自身の実験の「試作品」となったキャラを使い、ニンゲンのソウルについての実験を行う。それはフリスクの特性である「死を拒否するケツイ」を調査するためキャラにフリスクを攻撃させるものだったが、フリスクは幾度「リセット」しても戦うことも防御することも拒否して命を落とすだけであった。だがそれでもニンゲンのソウルについて幾らか学ぶことができ、自分の感情のせいで自らの能力を失う可能性があるという事が分かった。
それ以上の結果は望めないと判断したエックスガスターは、フリスクのソウルを調査しようとする。だがその時エックスガスターの左目から涙が流れ出し、それはキャラの「フリスクを取り戻したい」という思いからだった。
エックスガスターはキャラに、フリスクはこの世界にふさわしくなく、ニンゲンのパートナーが必要なら新しいものを作ればいいを提案する。しかしフリスクを失いたくないキャラはそれを拒否し、時間軸を「リセット」しようとする。それを止めようとするガスターにキャラは、「僕らのタマシイは満足なんかしていない」と問いかけてまんまとエックスガスターを口車に乗せることに成功し、フリスクを失わずに済む。
そしてキャラは半分のエックスガスターのソウルを使い、「上書き」を実行。
エックスガスターは、完璧なタマシイは洗礼された器を持つべきと考え、2番目の「試作品」としてフリスクの体をキャラのソウルの器にした。
エックスガスターは期待していた。
「X-Event」は自身の能力でどんな事ができるのかを___
- ナンバー8
前回の時間軸で誕生した「X-Event」に、エックスガスターは「OVERWRITE」で「上書き」する方法を「授業」として自らが伝授する。新しく作成した時間軸は、「X-Event」の力を調査するためのものであった。そしてアルフィーは「X-Event」の手助け係となった。
キャラは、フリスクの「背後霊」として存在し、フリスクと対話することが可能となった。
「X-Event」は最初の作品として、「メタトン」を創り出す。しかし作り方が分からず、腕や足はない状態となっていた。だがアルフィーの手伝いのお陰で数時間でボディーが完成する。そして完成した後は、共に遊んだり、色々なことを「X-Event」とアルフィーが教え、好物や武器を知ることができた。メタトンは「X-Event」の友達、そして守護者として扱っていた。
だがエックスガスターは、創造物を「容認」しただけであり、Xメタトンは認められず破壊するよう「X-Event」に命じる。そしてそれを拒否する「X-Event」に、「進化に犠牲はつきもの」としてメタトンを破壊し新しい作品と創らせようとする。その行動に逆上した「X-Event」の影響を受けたのか、メタトンはエックスガスターへ攻撃を開始。だがアルフィーによって攻撃は中止させられた。
エックスガスターは、自信過剰になり「X-Event」を制御できると思っていたと反省。だがそれでも、「X-Event」は自身の創造性を使用できるという事実を知る。
- ナンバー9
エックスガスターは恐怖を抱いていた。自身の前にあるものは全て自身の創造物であり、自分はそれに対しやりたいことは何でもやれる。だが、自分が過去にそれらにやってきたことの全てに対する報いが返ってくるのではと恐れていたのだ。
それに危機感を持ったエックスガスターは、インクに自分のソウルの半分を保管するよう頼む。それはエックスガスターはキャラのソウルの半分で生き残れ、そのケツイに耐えられると考えての行動であった。
この行動はエックスガスターの「ゲーム」を進めるためであり、実験の「第一段階」はエックスガスターによる「上書き」の実験。「第二段階」は「X-Event」による創造とインク次第で決まり、そして「第三段階」の時期を決めるまでは自分が「厄災のヒーロー」か「悪役」になることが要だったのだ。
エックスガスターが多くの代償を払い自らの思い描く理想の「未来」へ到達するための___
だがその行動によりエックスガスターは次第に衰弱していき、誰にもそれは知られぬ様注意する必要があった。そしてエックスガスター自身も、以前の様に自身の力が使えなくなり、ただこの世界を黙々と観察することしかできなくなった。
「X-Event」はエックスガスターの頼みで、「X-TALE」に原作のキャラクター達を誕生させる。「X-Event」は散歩しながら時間軸内のデータを確認していた。だがキャラはエックスガスターはこの行動は望まず、自身も「ただこの時間軸をゴミにするだけ」と「X-Event」に伝えた。そしてエックスガスターは何度か「Undertale」の世界に訪れていることを知り、「X-Event」には迷いが生まれていた。また「X-Event」は誰とも接触すること、そして外出もエックスガスターにより許されていなかった。
そんな中、パピルスは「X-Event」のハートのロケットを見つけ、持ち主へ届けようとする。そして持ち主を探す中で、エックスガスター達と出会った。
だが何も知らずにエックスガスター達を友達のように扱うパピルスに、苛立ちを覚えた「X-Event(キャラ)」はパピルスに真相を少し話す。パピルスはエックスガスターに話されたことが本当か確認するも、エックスガスターはただ「順調に進んでいた物事を邪魔した」と「X-Event」に話し責任を取る様に言う。「X-Event」はエックスガスターを「偽善者」と言い「大っ嫌い」だと嫌悪感を口にするも、エックスガスターは自分を恐れているのだと説明した。
その会話を聞いていたパピルスは、価値のあるものが負荷を背負わされることは悲しいことだと言い、悲しいことが当たり前と思っていた自分もエックスガスターと「X-Event」の写し鏡にすぎなかったと話す。そして自分たちに本物の感情を与えないよう願い、自分自身の混乱を知れるのは自分だけだということも。それに自分たちはきっと感謝することを約束したパピルス。
「X-Event」は悲しみに叫びながら、時間軸を「上書き」したのだった。
- ナンバー10
「上書き」されたその時間軸は、アルフィーが幼い姿となっており、「X-Event」は「リセットボタン」によって時間と空間を個別に変更したと分かった。だがそれもようやく自身が自分の望む未来へ近づくことへの一歩となったのだ。そして「X-Event」はフリスクという名を持つ。
フリスクはアズゴアとトリエルの養子として迎えられ、そしてアズリエル・サンズとパピルスの友達となる。またエックスガスターは、自身が「上書き」の能力を使えないことを「X-Event」に知られるまいと、間接的に「X-Event」の行動に関わることを決める。しかしエックスガスターがタマシイの半分だけで全てを管理下に置くのは困難なことであった。
6年後、「X-Event」はバリアの破壊を実施する。しかしエックスガスターは地上に出たらこれ以上無意味な振る舞いは許容しないことを断言し、管理者はまだ自分で、自身がまだ「上書き」の力があることを印象付ける。それは「X-Event」が自分より有利な立場であることを隠すためであった。
バリアの破壊後、モンスターとニンゲンは調和して暮らす。だがフリスクが一部のニンゲンから、どうやってバリアを破壊したのかを疑問に思われ、フリスクは起訴され裁かれることに。フリスクを二種族間の永遠の平和の象徴として、世界中を旅してニンゲン達と話し合いをすることになった。だが「X-Event」は「上書き」の力の影響で子供の姿から成長できず、一部の人々から不信に思われるようになる。
更に5年後、「X-Event」は「上書き」の力でニンゲンを洗脳させ、自身を攻撃させることでエックスガスターが「上書き」を使えるのか確かめる。エックスガスターにより攻撃は止み、逆にこの事件をきっかけに彼を守るための警備隊「ロイヤルガード」を設立する。そしてフリスクを守るためにと、次々に入隊の志願者が現れた。これにより「X-Event」の行動は無駄となってしまう。
10年後、変わらず「上書き」で「X-Event」はニンゲンに自身を殺させようとし、ロイヤルガードに阻止される日々が続く。フリスクは他のモンスターと同じくロイヤルガードの一員になったサンズに、自分の姿が変わらないこと、ロイヤルガードに囚人のように毎日付きまとわれることに疑問を持たないのかと問いかけるも、親友だからと答える。その答えにキャラは、彼を自身の企みに使うことを決めた。
エックスガスターは、予知夢で自分が殺される夢を見るが、その場にサンズだけがいなかったことを疑念に感じる。その疑念は正しく「X-Event」はサンズに「上書き」をし、過去の時間軸の記憶を全部思い出させていた。そしてサンズに自身を攻撃させるが、エックスガスターはデータの損傷の大部分の修正のために、「リセット」を行った。しかしそれによりケツイは更に体を蝕み、休息が必要となった。
「X-Event」はサンズに近づき、原典の世界「Undertale」を見せる。そして世界の真実と真の所有者が誰なのかを教え、自身を殺させようとするも、サンズは「X-Event」の考えが受け入れられず対立する。だがその行動はエックスガスターの考えを嫌うアルフィーの手により、レポートが編集されエックスガスターに知られることはなかった。
「X-Event」の行動に気づいたエックスガスターは、2人の会話に介入し時間軸を「リセット」する。しかしエックスガスターに「上書き」の能力がないことに気づいたX-Eventは、「上書き」で友人の過去の時間軸の記憶を全て蘇らせ、エックスガスターの殺害を企む。しかしそれは考えに反対していたサンズの手によって失敗し、エックスガスターは行方をくらます。X-Eventのソウルはサンズに吸収され、そしてサンズは新しい「X-Event」となる。
時間軸はサンズのものとなり全てが消滅するが、自身の背後霊となったキャラより「上書き」の能力はニンゲンにしか機能せずモンスターにはこの能力が使えないことが分かり、悲しみの中で長い間何もない真っ白な世界を彷徨うことになる。その後、エックスガスターより実験の概要が伝えられていたインクに見つけられ、保護される。その時にサンズは自身のことをクロスと名乗った。
コミック版
XTALE TIMELINE X
2016年7月13日から2018年3月17日にかけて全ページ数160ページが作者のDeviantArtにて公開された。Underverseの前日譚にもなっている。動画の翻訳を担当しているさしろう氏によって日本語訳のコミック版XTALEがPixivに掲載されている。
通販サイトLoading Crew Craftsにて予約制の書籍版、電子コミック版が販売されている。
全てが正常に見える「10番目の時間軸」で「X-Event」によって知らされる世界の真実と真の所有者、そして主人公となるクロスの反抗と「X-TALE」の消滅の様子が描かれている(詳細は「ストーリー」の「時間軸ナンバー10」にて)。
21 YEARS
上記の『XTALE TIMELINE X』の続編であり、「10番目の時間軸」での21年間の出来事が、章仕立ての短編集として描かれている。第一章「白紙」は2021年3月7日~3月21日、第二章「誕生日パーティー」は2021年3月21日~4月12日に公開された。
第一章「白紙」 | 第二章「誕生日パーティー」 |
---|---|
アニメーションシリーズ版
アニメシリーズとして2018年9月16日から2020年9月11日にかけて全11話が作者のYouTubeチャンネルにて公開された。同じくUnderverseの前日譚の位置付けとなっているが、こちらはコミック版の物語・情報を保管する内容となっている。2020年9月11日には、追加のシーン・クレジットと編集が加えられた総集編『THE MOVIE』が公開されている。
アニメーション担当はJakei、音楽担当はNyxTheShield、音響担当はStrelokとなった。
こちらはエックスガスター視点で物語が描かれ、最初の時間軸から10番目の時間軸までの出来事とストーリー、キャラクターの様子やエックスガスターの心境と「実験」についても詳しく語られている。
時間軸 | タイトル | リンク(YouTube) | 公開日 |
---|---|---|---|
0 | NEW FRIEND | こちら | 2018年9月16日 |
1 (Ⅰ) | ASRIEL | こちら | 2018年10月12日 |
2 (Ⅱ) | ASGORE | こちら | 2018年11月17日 |
3 (Ⅲ) | TORIEL | こちら | 2018年11月19日 |
4 (Ⅳ) | MUFFET | こちら | 2018年12月17日 |
5 (Ⅴ) | UNDYNE | こちら | 2019年6月20日 |
6 (Ⅵ) | CHARA | こちら | 2019年7月9日 |
7 (Ⅶ) | FRISK | こちら | 2019年8月4日 |
8 (Ⅷ) | METTATON | こちら | 2019年9月15日 |
9 (Ⅸ) | PAPYRUS | こちら | 2019年12月15日 |
10 (Ⅹ) | CROSS | こちら | 2020月4月25日 |
総集編 | THE MOVIE | こちら | 2020年9月11日 |
Underverse
※詳細は「Underverse」を参照
本作の続編となるアニメシリーズであり、同じくUndertaleの二次創作となる他AUとのクロスオーバー作品。作者のYouTubeチャンネルにて公開されている。ただし『Underverse』はAU名ではなく作品名であると作者が公言している。制作スタッフはアニメーション版と変更はない。
原作Undertaleのフリスクとサンズが主役であり、X-TALEのキャラクターが引き起こす出来事に焦点を当てながら、様々なAUとそのキャラクターを巻き込んだ壮大な物語が描かれている。
オリジナルサウンドトラック
主に作者Jakei氏の夫であるNyxTheShield氏が作曲を担当している。
エピソード
キャラクターテーマ
キャラクター | タイトル | リンク |
---|---|---|
Xアズリエル | Ambitions & Illusions (野望と幻想) | こちら |
Xアズゴア | Kaiser herz (皇帝の想い) | こちら |
Xトリエル | Halcyon (幸福) | こちら |
Xマフェット | Insurrect (反乱) | こちら |
Xアンダイン | Vanquisher (勝者) | こちら |
Xキャラ | Overwrite (オーバーライト) | こちら |
Xフリスク | Duplicity (二枚舌) | こちら |
Xメタトン | Guardian Automata (機械人形の守護者) | こちら |
Xパピルス | Deceit (偽り) | こちら |
Xサンズ (クロス) | Cross Theme (クロスのテーマ) | こちら |
Xアルフィー | Sigma Signal (シグマシグナル) | こちら |
Xガスター | 1.Rekindle (再燃) 2.Relight (再点火) | 1・2 |
これらの楽曲の一部は、後にアルバム「XTale - Boss Rush」にて楽曲が収録されている。また、『Underverse』シーズン2でも、動画内で使用されている。
関連作品・番外編
漫画作品
- The Truce(休戦)
Jakei氏が2016年12月8日に公開したコミック作品。X-TALEとUnderverseの前日譚となっている。ただし掲載されている内容のままでは、詳細な情報が足りない・無駄なエピソードが存在する・両方の物語に矛盾が生じてしまうため、現在は作者によって削除され閲覧できない状態になっている。作者は「描き直すつもりはない」と明言しており、代わりとなる別の漫画を描く予定もないという。
物語の重要な部分となるインクとエラーの「停戦の契約」はアニメーション作品の「Truce」、そしてインクと一人の老人の出会いはX-TALEの「タイムライン0」にて描かれている。またファンによるコミックのアフレコ動画が存在するため、そちらで作品の内容を知ることができる。
- Ask Cross
公式ブログであるX-Tale/Underverse Tumblrでは、ファンより作品やそのキャラクターに関する質問が投稿されている。その中には作者よりいくつか短い漫画が付け加えられ、内容がクロス(+クロスキャラ)がその質問に答えるものをピックアップしたものである。
ただし当時は作品自体がまだ未完成であったために、物語上で矛盾が生じてしまうエピソードや返答があった事、そしてJakei氏が一時自身のTumblrの方で質問に答え始めたため、現在は質問ページ自体が削除されてしまっている。
- Cross X Dream
Jakei氏が2016年10月17日から2017年8月までに公開したコミック作品。主にクロスとドリームサンズの交流を描いている。しかしJakei氏がこの漫画に次第に嫌悪感を抱き始め、現在は作品が削除されている。
後に後継とも言える作品『Comic About Lux』が2017年8月22日から同年12月まで公開された。こちらはクロスとドリームの子供「Lux」を中心に物語が展開する。こちらも上記の理由で削除され、現在はAlainaPrana氏によってUnderverseとは完全に別ストーリが展開されている。
- XTale!Chara Adventures
Jakei氏が2017年4月23日~2017年9月12日の期間に作品専用Tumblrにて連載していたコミック作品。また現在作品はTumblrごと削除され閲覧できない状態になっている。チャプター1は全7話・チャプター2は2話のみ制作・公開された。
「Underverse」の舞台裏を描いた作品であり、主人公のエックスキャラが仕事以外の時間で様々な出来事に巻き込まれるストーリーとなっている。また撮影現場としてUnderverseStudios(略 UVSスタジオ)というスタジオが登場したり、他の登場人物の舞台裏が描かれている。
- XGASTER'S DAILY ROUTINE
Jakei氏が2020年10月30日に作品専用Tumblrにて公開したコミック作品。ファンからの質問で、UVSスタジオでの「Xガスターの日常」を描いた作品となる。後に、アニメーション版が2021年4月7日にYouTubeにて公開された。
アニメーション作品
- XTALE FRISK AND CHARA'S SHOW
Jakei氏によるアニメーション作品。主にYouTubeにて視聴することができる。ギャグ要素が入った作品となっており、大人の姿となっているエックスフリスクとエックスキャラを中心にストーリーが展開していく。
また姿は見えないものの、大勢の人々が作中の登場人物行動漫才に反応し、笑い声や驚くような声を出すことから漫才にも近いかもしれない。テーマに一貫性はなく、他キャラクターも一部登場し、Glitchtaleのフリスクとキャラもワンシーンだけ登場している。
パート1は2019年1月1日、パート2は2020年1月30日、パート3は2021年7月7日に公開された。
- タイムライン 11(XI)
Jakei氏によるアニメーション作品。2019年4月1日に公開され、主にYouTubeにて視聴することができる。本編の時間軸とは全く無関係の作品であり、公開された日付も相まってエイプリルフールのネタ動画となっている。
前半は何とエックスガスターによる自身の妊娠の報告から始まり、自身の息子でありXフリスクとXキャラの弟(義弟?)となる「XI(11)」についての話となっている。後半ではこの話についてのXアルフィーのナレーションとなり、「X-TALE」作品の関連商品の宣伝も含まれた。
またXアルフィーもこの件については「冗談を言っているだけだと願っています。」と発言している。
ゲーム作品
- Friday Night Funkin': X-Event
リズムゲーム『Friday Night Funkin'』のコラボMOD。NyxTheShieldがKadeEngineを使用して開発し、Jael PeñalozaはMODで使われる様々なスプライトとアートを制作している。
原作主人公のボーイフレンド(Boyfriend)が、Xキャラ(使用楽曲「OVERWRITE」)・インクサンズ(使用曲「Inking Mistake」)・Xガスター(使用楽曲「Relight」)と戦闘するという内容になっており、MOD内には作品を再現したオリジナル要素も含まれている。
関連タグ
Undertale UndertaleAU Inktale Underverse
XGaster X!Frisk X!Chara Ink!Sans Cross!Sans