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glitchtale

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ぐりっちてーる

『Glitchtale』とは、Camila CuevasによるUndertaleの二次創作(AU)アニメーションシリーズである。

【注意】原作Undertaleのネタバレや作者による独自の設定・解釈が含まれますので、実際にゲームをプレイし、内容・エンド・隠し要素を知ってから閲覧することを推奨します。

Glitch:(機器に発生する)問題、故障、誤作動、異常、技術的なミス、不調 (計画の)狂い

(英辞郎 on the WEBから引用)

概要

担当製作スタッフ
アニメーションCamila
ミュージックNyxTheShield
サウンドStrelok
ストーリー共同製作者Veir

女性Youtuberのカミラ・クエバス(Camila Cuevas)を中心に、YouTubeにアップされている『Undertale』の二次創作アニメーションシリーズ。原作をベースとしたパラレルワールドのようなストーリーであり、話が進むにつれガスターアズリエルキャラが復活するのだが、物語の出来事が時間軸に「Glitch問題)」を引き起こしていく。

2016年2月27日に第1話となるエピソード1が投稿され、その後公開されたエピソードのほとんどが100万再生を超えるなど人気を誇っているシリーズである。2020年7月時点で動画はCamila氏のYouTubeチャンネルにてシーズン1はEP1~5、シーズン2はEP1~8まで公開されている。

元々は個人製作だったが、活動が支援される様になり上記の製作スタッフが確立された。またシーズン2から声優も付くようになる。公開動画の文は全て英語で記述されているが、英語が読めない方などは有志・公式の方が日本語字幕を作成してくれている。

キャラクター

原作のキャラクター

この物語の最初の主人公。性別は男性、年齢は14歳。

特別な力『決意』のソウルを持つ人間で、セーブリセットが可能だったが、自らリセットのコマンドを破壊したことにより、以降リセットはできなくなる。また決意の力で、赤い魔法を作り出し戦うことも可能。

地下に最初に落ちてきた人間であり、二番目の主人公。性別は男性、年齢は14歳。フリスク同様『決意』のソウルと力を持ち、他の人間の決意などを吸収できる。

シーズン1では敵として登場、「Hate憎悪)」と決意の力でとある目的を遂行するためにフリスク達に襲い掛かった。「本物のナイフ」を武器にして戦う。シーズン2ではとある事情でフリスクのソウルを持ち、復活を果たす。かつての邪悪さは残っておらず、ベティーによって起こされた一連の出来事を解決する為に戦う。武器はフリスク同様決意の力で作り出した盾と剣。

作中におけるもう一人の主人公。優秀な科学者であり、この世界ではサンズパピルスの父である。またサンズとパピルスのソウルが少し共有されている。以前は原作同様の姿だったが、復活してからは黒いトレンチコートとその下にグレーのシャツ、黒いズボンと茶色の靴を主に着用している。年齢は既に1000を超えている。冷静な面もあれば、感情が不安定な時もある。様々な特性を持つ複数の特殊な手とガスターブラスターで戦う。

シーズン1では、通常の体を取り戻す為『決意』のソウルを奪いにフリスクを襲ったが、サンズのおかげで実体を手に入れた彼は、その後フリスク達と協力する事に。

普段は怠け者の、スケルトンのモンスター。しかし実はフリスクセーブリセットの力を知っており、その事で頭を悩ませている。また、今回の物語では原因不明の「エラー」により過去の時間軸を全て記憶できるようになった

フリスクとはほぼ同身長。白いTシャツと黒いショートパンツ・青いパーカーを着ていたが、現在はタートルトップのシアン色のシャツを着ており、スリッパもスニーカーに変更された。

目が青になると本来の力を発揮。テレポートを扱え、強力な骨攻撃とガスターブラスターを繰り出し戦う。またガスターブラスターミネーションというバリアも作り出せる。フリスクのソウルと決意の力を一時的に吸収することで、「HP21・ATK1・DEF999」とステータスが変化し時間軸のリセットが可能になる。

背は高く体は細いスケルトンのモンスターで、サンズの弟。自分を「偉大なるパピルス様」と呼んであり、純粋で思いやりの心を持っている。骨と青攻撃+ガスターブラスターを使って戦うが、滅多な事がない限り人間とモンスターに使うことはない。

以前は赤いスカーフに普段の戦闘服を着ていたが、腕・腰・脚を覆う灰色の服に赤い手袋、黒いの付いた赤いブーツに服装が変更された。

アズゴアトリエルの息子で、キャラの一番の親友。年齢は11~14歳(推定)。両親に似て優しい性格を持ち、家族と仲間の事を大切に考えている。茶色のレギンスと黄色の縞模様のセーターと黒い靴を着ている。

7つのソウルの全ての特性を持った特殊なソウルを持っており、炎攻撃に加えてPルート時の攻撃に似た技を繰り出すことが可能になった。

金色の花のモンスターで、アズリエルとして復活する前の姿。残酷・冷徹でアズリエルとはまったく真逆の性格をし、ソウルを持たず愛を感じることができない。アズリエルとして復活した後は、彼の中のもう一つの人格として生きることになる。

主に仲良しカプセル(白い弾)とつるで攻撃する。また6つのソウルを吸収した「フォトショップフラウィ」時は、姿が巨大化し原作通りの多彩な攻撃が可能に。

モンスター達の国王であり、地上に出た後は人間とモンスターの共存を目指す政治を行う。優しい性格の持ち主だが、地下を覆うバリアを破壊する為に今までに6人の人間の子供を殺害したことを強く後悔している。

以前は普段の鎧を着用していたが、灰色のシャツに黒のズボンを着ている。巨大な赤い三又槍と魔法の炎を使い戦う。

モンスター達の元女王であり、地上に出た後は人間とモンスターの子供が通える学校の校長先生となった。原作のフリスクと同じく地上の子供に対しても本当に親代わりな存在。

地上に出てから所々で服装が変わり、現在は紫と白紫の長袖の服を着用。炎による攻撃魔法と、人間とモンスターの傷を癒す回復魔法を使う。

ロイヤルガードの隊長であり、地上に出た後はモンスターと人間の安全を守る警察官となった。魚人のモンスターであり、主に魔法で作り出した青い槍で戦う。

絶体絶命な状況に陥ったり強いショックを受けることで、「決意」の力で不死身のアンダインへと覚醒する。その状態になると圧倒的な身体能力を手に入れられ、槍による攻撃も圧倒的な量と攻撃力を発揮する。

オタクのモンスター、王国直属の科学者。眼鏡をかけ白衣を着ており、アンダインの事が好きで警察官となった彼女を応援している。

元は幽霊だったがアルフィーが作ったロボットのボディーに憑依している。地上に出て人間とモンスターに大人気のアイドルとなった。新しいボディーのおかげで「EX」状態を維持できるように。また原作より少し髪は短め

レーザーやスポットライトなどで攻撃する。そして「メタトンNEO」になると攻撃力が上昇し、空を飛行することも可能に。

オリジナルキャラクター

(ベティー:イラスト右 / アクム:イラスト左)

シーズン2におけるフリスク達の最大の敵。作中でのオリジナルの『恐怖』(色はピンク)のソウルを持ち、遠い昔にある魔術師により造られた「人間とモンスターの平和を壊すこと」のみを目的とした化け物である。

アクムは同じく『恐怖』のソウルから生まれた生命体であり、ベティーの取り巻きの様な存在。そして相手のソウルを「食べる」ことで、魔力などを吸収しそれらをベティーと共有する。

  • ジェシカ・グレイ

通称はジェシカ、モンスターに反対し弾圧する「モンスター対策局」の局長である。6つのソウルの中の『誠実』のソウルを持つ娘をかつてアズゴア率いるモンスター達に殺されたことを知り、復讐を果たす為ベティーと共に行動していた。

しかしフリスクとモンスター達との交流で、次第に正しい心を取り戻し共に協力する事を誓う。ソウルは娘と同じく『誠実』のソウル。

  • ロナン・キャス

通称はロナン、町の警察長であり『正義』のソウルを持つ。民間人の避難の際にアンダインと知り合い、共に信頼しあっている。また大切な存在である息子のヒューゴがおり、妻は既に死去している。

  • レイブ・ラトロー

通称はレイブ、ジェシカの義弟(夫の弟)となる。傲慢な性格の持ち主だったが、様々な出来事を経て良きリーダーへと成長する。ソウルは『正義』と『忍耐』の2つが混ざり合ったものとなる。ジェシカの後任として、町の指揮を任されることとなった。

ストーリー

【注意】*以下の概要は、ストーリーの内容のネタバレを含みます。

シーズン1

虐殺ルートの終盤、最後の回廊にてフリスクサンズに何度も戦いを挑み、途中で諦め時間軸をリセットしようとする。しかしキャラはその肉体を奪いサンズと対戦、最後の一撃を与えようとするが、ロード画面に閉じ込められていたフリスクが脱出し、サンズを庇って自らのタマシイを託して死亡。そのタマシイを吸収し、リセット権を得たサンズはキャラを殺しリセットする。

リセット後、フリスクはサンズと前の時間軸について話すため、グリルビーズに移動しようとするが、白い扉だけがある謎の空間に飛ばされる。扉の先にはガスターが待ち構えており、実体がなく時間軸をさまよっていた彼は、フリスクのケツイの力で実体を得て、元の時間軸に戻るためソウルを奪おうと襲い掛かる。異変を感じ戻ってきたサンズは再びフリスクのソウルを吸収しガスターと戦い、勝利しリセットした。

二度目のリセット後、サンズは「時間軸を完全にリセットできず、リセットする程良くないことが起きる確率が高くなる」ことを知っており、結果的にキャラは復活してしまう。キャラは真実のラボにてフリスクを捕まえ、ケツイ抽出機でケツイを抽出し吸収しようとしていた。それを知ったフラウィはサンズと共にキャラと戦うが、キャラはフリスクのケツイを完全に吸収し、セーブとリセットの権限を得てしまう。

一時撤退したサンズ達は、対策の為にある機械を完成させ、ガスターを復活し協力させることに。フラウィは、6つのニンゲンのソウルを使いフォトショップフラウィに変身。3人は、バリアの部屋にてキャラと対決する。キャラは6人のニンゲンのケツイを吸収し使うことで戦うが、更に自身のソウルにある膨大な「Hate憎悪)」を解放し、3人は全滅へと追い込まれてしまう。しかし、フリスクは自身と6人のニンゲンのソウルを使い、フラウィをアズリエルへと覚醒させた。

キャラは「Hate」の力で巨大なバリアを作り、外部から干渉を受けないようにする。そしてキャラは、アズリエルに何故こんな行動をしたか説明しネタバレの為、下記で後述)、アズリエルと戦う。アズリエルはキャラを殺すことができず、戦いの中で説得を試みるが、「Hate」に飲み込まれていたキャラに声は届かず、自身の「ハートのロケット」も破壊する。しかしアズリエルはキャラを信じ、7つのソウルの力でキャラの記憶を呼び起こし、アズリエルの説得でキャラの「Hate」は完全に消滅した。

キャラは自身のケツイも失ったことで消滅してしまうが、その前に7つのソウルの特性を入れる為、自身のソウルの器をアズリエルに渡す。アズリエルは6つと自身のソウルを使い、地下を覆うバリアを破壊。そして完全に復活し、モンスター達は地上に出ることができた。しかし、「エラーにより過去の時間軸の出来事を全て思い出せる」サンズは、フリスクがいつリセットするか気にしていたが、それを聞いたフリスクは「リセット(RESET)」のコマンドを破壊し、もうリセットはせず自分は「続けて」いきたいとサンズに誓う。

シーズン2

※OriginsについてはAmber(Glitchtale)を参照(シーズン2の核心に触れる部分があります)。

EP1~5(前編)

モンスターが地上に出て一か月、モンスターは様々な形で人々に受け入れられ、様々な道を歩んでいた。フリスクは「大使」としてニンゲンとモンスターの政治を手伝っており、モンスターを弾圧する組織「モンスター対策局(略:AMD)」にアズゴアと共に説得を続けていた。そんな中、フリスクはベティーという少女と出会い、彼女を様々な所へと案内することに。

モンスターと人間の関係は友好的に見えたが、アズゴアは「地下に落ちてきた子供を殺害し、そのソウルを使い地上に出た」ことを認め、詳しい尋問と余罪の為留置所に連れていかれる事になる。ただしアズゴアは全ての真実を話すことはなかった為、アズリエル達に被害は出ることはなかったが、モンスター達には不安が芽生え始めていた。またAMDの長官であるジェシカは、『誠実』のソウルが自身の娘のソウルだと分かり、怒りと悲しみからモンスターへの復讐を決意する。そこにある一人の人物が近づき、彼女に「その復讐を手伝う」と言い残し去っていった。そしてそれに合わせて町中のAMDの監視カメラも以前より活用される様になった。

その後、メタトンの初回生放送の場所で、パピルスはクレーンの上で危険な状況にある女性を助けようと、その女性の言う通りにクレーンを操縦した所、女性は消えクレーンの鉄骨が落下してしまう。その場に居たサンズはその被害を食い止めようとするが、ジェシカにより魔力を奪われ、鉄骨は人々の居る場所に落下しパピルスは逮捕されてしまった。その事故の原因を調べようと、サンズとアズリエルは怪しいと睨んだAMDの監視カメラの記録を確認する。監視カメラには、ベティーの怪しい行動が記録されており、全てのベティーの仕業だと分かったサンズ達だったが、ベティーとジェシカの奇襲を食らったサンズはそのソウルをベティーに奪われてしまう。そしてベティーは、研究所にあったキャラの「Hate」をも手にするのだった。

そしてベティーは目的を遂行する為の魔力が十分になり、町中にピンクの化け物を配置し侵略を開始する。フリスク達はサンズの死を知り、ベティーに立ち向かう決意を抱く。ジェシカはベティーを裏切り、モンスターへの謝罪と共に事件の為協力することを誓い、研究所にて街の全区域に避難を呼びかけた。しかし、ガスターは結果的にサンズの死の原因になった彼女を憎んでおり、二人の仲は最悪だったが、パピルスの考えを聞き何とか受け入れてみることを選ぶ。

ガスターは研究所にてベティーとの一騎打ちに臨み、最初はガスターが優勢だったが、ニンゲンの『親切』のソウルを吸収したベティーは「打ち据えられる恐怖」という特殊能力を誕生させ形成逆転。一気に戦況が不利となり絶体絶命のガスターは、ジェシカとアルフィーの助けにより避難した。アルフィーはガスターが用意したニンゲン・モンスター排除用設備「Nullifier」でベティーの消滅を図るも、彼女には無意味であった。ちょうど駆け付けたアンダインは、アルフィーを助ける為攻撃するも、ベティーはその攻撃をアルフィーのソウルに貫かせアルフィーを殺害する。

悲しみと絶望に陥るアンダインだったが、ケツイの力に目覚めた彼女は不死身のアンダインへと覚醒を果たす。原作ではケツイに耐え切れず体が溶けてしまっていたが、モンスターは地上にて人間の食糧を摂取する内に少しだけ物理的な姿を得ており、今なら強力なケツイに耐えれるアンダインはベティーを圧倒する。肉体を半分まで失う損傷を受けたベティーは、キャラの「Hate」を吸収し、ダメージを全回復させパワーアップを果たす。その力でベティーはアンダインと互角に戦うが、ベティーは「Hate」により肉体と意識を奪われそうな状態になっており、一時撤退することになる。

その頃、アズリエルは様子が変であったフリスクを心配し、何があったのか尋ねる。フリスクは「恐らくこれが起こった事の原因」(ネタバレの為、後述)をアズリエルに全て話し、この事態を解決する為に「暴力レベルLVLevel of Violence)」を上げ、ベティーを殺すことを決意する。そしてフリスクは山奥の崖下にてベティーと対決するが、ピンクの化け物が収集した人間のタマシイを使い魔力も上昇していたベティーに叶わず瀕死の状態に。そこに駆け付けたアズリエルが参戦するも、ベティーにタマシイを奪われる。しかしアズリエルを失ったショックで、フリスクの「決意」は覚醒しLVが19にまで跳ね上がり、その力はベティーを抑え込んでいた「Hate」を使う所まで追い詰めた。不利になったベティーは、サンズを支配下においた状態で復活させ形成逆転を図るも、唯一テレポートを使えたパピルスがサンズの記憶を呼び起こし、昏睡状態だが奇跡の復活を果たした。更に他のモンスターも駆けつけたことで、ベティーは一旦出直すことになってしまう。

ガスターはコアにてサンズの状態を調べるが、彼の魔力は圧倒的に少なくなっており、容態も悪化していた。アズリエルの方は、「彼との絆が強いものだけが助けられる可能性が高い」と結論を出す。しかしフリスクの戦いの後、ベティーはアズリエルを彼自身の「Hate」を使い支配下に置く。そして「Hate」の力を完全に制御し抑え込むため、彼女はアクムを完全に吸収し、更なるパワーアップを遂げた。フリスク達は二人の圧倒的な攻撃を受け、アズゴアとトリエルは洗脳されたアズリエルに声が届くことはないと諦めていた。

だがフリスクはある事を思いつき、かつてガスターが行った決意の力を利用したエネルギー補給の実験を再利用し、決意が覚醒し不安定となった自分の「容態」を修正しようとする。そしてフリスクは真っ暗な空間でキャラと再会を果たし、事情を話し、キャラにソウルを渡し自身の役割を継いで貰いたいと持ち掛けた。キャラはそれに承諾するが、フリスクはその直後ある行動をし……ネタバレの為、後述)。

EP6~8(後編)

※ここからフリスクがキャラに『入れ替え』されたので注意。

研究所の大きな爆発で気を失っていたキャラは、家で目を覚まし、トリエル・アズゴア・ガスターに迎えられる。ガスターはサンズを救う為、モンスターとケツイの研究を進めており、アンダインの血液に混ざったケツイを利用し、それをサンズの肉体に投与した事で彼の様態は回復した。

街ではピンクの化け物による被害が続き、警察は民間人の避難に追われていた。アンダインはそこで地区の警察署長であるロナンと知り合い、セーフプラメター(安全な境界)に行くことになる。そこではジェシカの義弟であるレイブが仕切っており、彼はこの問題を担当するためにジェシカと話がしたいと言い出す。ジェシカはガスターと共に街へ、パピルスはこの事件に関わらせたくないガスターと対立したが、何とか和解しサンズの看病を任されることに。アズゴア・トリエル・キャラは街へ向かうこととなった。

サンズの看病を任されたパピルスは、奇襲に来たピンクの化け物の退治に追われていた。パピルスは何とかピンクの化け物を退治できたが、建物が崩壊してしまう。そこにようやく目覚めたサンズが現れ、二人は互いに事情を説明し、皆がいるアリーナを目指す事に。

ベティーは人の多い市立競技場を狙ったが、そこにアルフィーの不法を聞いたメタトンが「NEO」となり立ち向かう。しかし、戦い慣れしていない彼は力で押し負けてしまい、メタトンのピンチにマフェットグリルビーも参戦するが、敗北する。だが、三人が時間を稼いだおかげで何とかキャラ・アズゴア・トリエルが駆けつけられた。競技場では二手に分かれ、キャラがアズリエル、トリエルとアズゴアがベティーの対処をすることに。そこでベティーはトリエルに幻覚を見せる。そして状況が正しく理解できなくなったトリエルは、アズゴアに強力な炎攻撃を直撃させ、重傷を負わせてしまった。

街では、ピンクの化け物の被害は収まったかに見えたが、ベティーは何十体もの化け物の個体を合体させ、高層ビルを越える巨大な個体「クムジラ」を作り上げており、それを街に解き放ち、ガスターとジェシカを襲わせる。クムジラにより二人は、ビルが倒壊しその瓦礫が周りに落ちたことで、いつ瓦礫が崩れ落ちてもおかしくない危険な状況に立たされる。ガスターはジェシカに魔法のテレポートを使う様指示するが、ジェシカはそれを拒みテレポートをガスターに使う。そして瓦礫が落ちジェシカは死亡する。

更に、街ではクムジラに合わせ他の個体も一斉に活動し始め、重傷を負ってしまったロナンとその息子ヒューゴと共に、アンダインは撤退を急いでいた。ところがクムジラが破壊したビルの瓦礫が三人に襲い掛かり、アンダインは食い止めようとするも、今の状態では力不足であった。しかし、自分の経験と心の中でのアルフィーとの対話により、アンダインは再びケツイが覚醒し不死身のアンダインへと姿を変える。

そして、テレポートに成功したガスターから事情を聞き駆けつけたレイブはロナンを治療し、アンダイン達と共にクムジラの対処をする為の作戦を用意する。レイブは『親切』のソウルを持つ者を集め、アンダイン・ロナンと共にクムジラを倒す作戦を決行する。アンダインはクムジラに一度攻撃を加えるも消滅はできず、一度反撃を食らい倒れてしまう。しかし皆の想いと期待に応えるため、アンダインの「決意」の力は更に上昇し見事クムジラを消滅させた。

キャラは、アズリエルの洗脳を解くため、自身の「ハートのロケット」を彼に見せる。アズリエルは以前にキャラがハートのロケットを破壊したのを思い出し混乱するが、効果はあり次々とかつての記憶を取り戻しており、アズリエルの肉体を侵食する「Hate」は同時に消えつつあった。そしてキャラは、アズリエルの「Hate」を自身のソウルに全て吸収するが、二人の絆によりキャラはその力に支配されることはなく、完全に制御することに成功した。同時にアズリエルもその支配から解放され、二人は再び友情を誓い合った。

競技場内では、ベティーがトリエルに止めを刺そうとするが、ガスター・サンズ・パピルスが到着し戦闘になる。しかしサンズは、先頭により魔力を大幅に使ったことで、取り込まれたケツイに肉体が耐えられなくなり、体が溶け死亡する。サンズにケツイを注入した本人であるガスターは、巨大な罪悪感と絶望の中でベティーに猛攻撃を開始。その攻撃により、ベティーはとうとう死亡し消滅しかけていた。しかし、制御下に置いていた彼女の「Hate」が暴走し、体が大きく変化・膨張することで異形の化物へと成り果てる。そこにキャラが駆け付け、彼は自らの「憎悪」の力を使いベティーとの最終決戦に挑むのだった。

番外編

サンズ VS フラウィ

この話の時系列は、シーズン1のEP1『Megalomaniac』より以前のストーリーとなる。6つのニンゲンのソウルを手に入れ、フォトショップフラウィとなったフラウィは、サンズに対決を挑んでいた。サンズは何度もフラウィを倒し、その度にフラウィは自身のケツイの力でロードし再挑戦するが、何度も挑戦したフラウィはとうとう諦め、サンズにより惨めな最後を迎えた。

この話と本作の繋がりは、シーズン1の最終回『Continue』後のアズリエルとサンズの会話にて、この話について言及されている(参考)。

Prequel

Prequel:前日譚

本作における、1000年前に何故ニンゲンとモンスターの間に戦争が起きたのかを、独自のストーリーで描かれる物語。シーズン2以前の物語になるのだが、正確にはシーズン3の位置づけになっている。シーズン1・2で明かされなかった過去の伏線もこの物語で回収されるかもしれない。作者はシーズン2を終えたら本格的に制作を開始する様なので、公開日時などは未定となっている。また、作品初のオープニングも制作するとのこと。

既に設定は作者のブログ等で明かされており、アズゴアガスターといった原作のキャラクターに加え、シーズン2と同様数多くのオリジナルキャラクターも登場予定となる。

関連事項

ソウルについて

  • 人間のソウル

ハートの形をしており、それぞれの『特性』によって特徴や色が異なっている。

人間のソウルはモンスターのソウルより強力であり、多くの人が魔法を使える。そして、訓練を受ければソウルから武器を生成でき、戦闘で使用できる。更に、もし何らかの理由で死亡して場合は、一定時間のみその人間のソウルをモンスターが吸収できる。

ただし、稀に魔力を持たない・武器を生成できない人間も存在する。そして、人間のソウルは『特性』を失うと「灰色」になり魔法が使えなくなる。

  • 決意のソウル

人間のソウルの『特性』の中でも最も強力なソウル。

このソウルを持つ者はフリスクキャラ???のみで、全員髪が中くらいの長さで茶色の髪をしている。決意のソウルは世界に一つしか存在せず、その力に上限は存在しない。

ソウルからは赤い剣と盾を生成でき、このソウルだけが『恐怖』のソウルを打ち負かすことが可能で、その逆も可能。

  • モンスターのソウル

白い逆さまのハートといった形をしており、作品で最も弱いソウルとして存在する。

このソウルは主に「愛・希望・思いやり」から作られており、肉体はほとんど魔法の力で作られている。ほとんどのモンスターが魔法を使え、攻撃・防御に使ったり回復魔法も存在する。

HATE(憎悪)

この作品の中で、最も危険とされている『物質』

詳細は不明だが、決意と恐怖のソウルを凌ぐ強大な力が秘められている。取り込んだ場合、最初は自分の意志で制御することが可能だが、だんだんと「Hate」が肉体を乗っ取っていくため、最終的に意識ごと全身を支配される。

「Hate」は人格をも支配し、次第に自制心を失ってゆき、暴力的・残忍な行動をとり始める。そして後悔や罪悪感も無くなり、傷つける行為を楽しむようになってしまう。

サウンドトラック

様々なBGMを作曲・投稿し、Glitchtaleと共にUnderverse/X-taleのOSTも担当しているNyxTheShield氏が作曲(Youtube)

各話リスト

シーズン1

EPタイトル投稿日リンク
1Megalomaniac(誇大妄想狂者)2016年2月28日こちら
1 リメイク版※2018年3月1日こちら
2Yet Darker(更に暗く)2016年3月19日こちら
2.5don`t forget(忘れるな)2016年3月25日こちら
3*Determination.(*ケツイ.)2016月4月3日こちら
4Your Best Friend(君の一番の親友)2016年5月2日こちら
5Continue(続ける)2016年6月25日こちら
総集編2016年9月9日こちら

YouTubeの再生リスト

※本作の2周年を記念し、制作されたリメイク作品。アニメーションは前編をJael Peñaloza(代表作:X-taleUnderverse)、後編はsuper youmna(代表作:Othertale)が担当する。内容自体に変更点はないが、クオリティーは上がり、作者のCamilaにも絶賛されている(リアクション動画)。

シーズン2

EPタイトル投稿日リンク
1My Sunshine(私の太陽)2016年10月25日こちら
2Dust(塵)2016年11月30日こちら
3Do or Die(殺すか、死ぬか)2017年2月13日こちら
4LOVE(愛)Part1 2017年5月30日こちら
Part2 2017年10月4日こちら
5My Promise(僕の約束)2018年4月7日こちら
6Game Over(ゲームオーバー)Part1 2018年8月15日こちら
Part2 2019年1月25日こちら
7Ḣ̸͈a̷̞̽ẗ̵̥́e̸̟͒(憎ؙؖؕؔؓؒؑؐິ̸ཱ͈͐֗し̸̞̽ཹみ̸̟͒)2019年12月1日こちら
8Animosity(憎悪)2020年7月20日こちら
9Hope(希望)2021年12月3日こちら
Origins※The Black Beast(黒い獣)2017年11月18日こちら

YouTubeの再生リスト

Prequel(シーズン3)

タイトル投稿日リンク
Origins Kanashi2019年7月4日こちら
Origins Kody Fallenfire2020年10月24日こちら

その他

タイトル投稿日リンク
Sans vs Flowey(サンズVSフラウィー)2016年2月4日こちら

作中の時間軸の真実(重大なネタバレ注意)

*以下、Glitchtaleの真相と核心を突く要素が含まれています。

キャラがシーズン1での一連の出来事を引き起こした理由は、「フリスクが好奇心のためにゲームをハードモードに設定し、自分の意思でGルートを始めた」ことが原因であり、それからこれまでの一連の出来事が起こり、サンズがソウルを使いリセットしたことで「本来出来ないはずの部分までリセットしたことが全てのエラーを作り、時間軸に限界までの負荷をかけてしまった」のである。

キャラはその事に怒り狂ったが、フリスクは自分には関係のない事と考え自身のソウルにあった殺したモンスター達のHate憎悪)」をキャラのソウルに押し付ける形で全てを吸収させる。更にエラーによって時間軸はリセットしてもひとりでに壊れてしまう状態になっていた為、キャラはアズリエルにキャラのケツイで作り出した「ERASE(消去)」を押させ、フリスクを時間軸と共に完全に消滅させようと交渉を持ちかけた。

結果としてフリスクは今までにない最高の「エンド」を迎えたが、フリスクは皆といる方を選び「RESET(リセット)」を破壊した為、それによって「RESET」の他に「CONTINUEコンティニュー)」や「LOADロード)」の力も共に失ってしまいフリスクは一切の干渉が出来ないまま時間軸は進み続けることとなった

そしてベティーが現れ、フリスクは自分が死ねば永久にGAMEOVERゲームオーバー)」となるのである。

フリスクとキャラの入れ替え

更に、フリスクはシーズン2のEP4『LOVE』でLV(LOVE)が一気に19まで引きあがったことから、もはや存在自体がバグといっていい状態へと変化していた。そしてフリスクがまた時間軸に干渉すれば、時間軸と共に消滅してしまう為、アズリエルの洗脳を解くためにも、フリスクの立場を継ぐのはキャラが適任だと話す。

そしてフリスクはREPLACE入れ替え)』をキャラに行い物語の全てのデータ記録と全ての人物の記憶からフリスクは消滅し、そして個人の記憶に合う様にキャラが置き換えられた。そしてキャラも記憶を改ざんされ、再び時間軸へ戻ることに。

___そしてフリスクは一人取り残されたまま、静かに消滅した。

お願い、キャラ...

僕が僕の為に作った約束を...

僕の約束(Promise)を守って

破損した時間軸

*以前のエピソードが見つかりませんでした。

*gameover.fileが見つかりました...

*再生しています...

ERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEE

RASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEER

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EERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASEERASE

キャラはアズリエルを説得するために家から彼の「ハートのロケット」を持ち出し、洗脳された彼に見せる。しかし、前の時間軸にてキャラが自身のロケットを破壊してしまっている為、それが仇となりキャラはアズリエルに刺され死亡した(S2 EP8時点の話)。

そしてゲームオーバーとなり、キャラは目の前で時間軸の進捗が消去されるのを目にしたが、ケツイの力で一瞬だけその時間軸のロードに成功する。キャラはアズリエルの家にて机に彼のロケットを置き、その時間軸から消えた。そして夢から目を覚ましたアズリエルは____を捜しに外に出る。

*異なる結果が検出されました

*timeline.fileを作成しています

*しています...

Timeline 1とTimeline 2

結果的に、S2 EP5 『My promise』までのストーリーは『Timeline 1』として総括されることになった。

この時間軸はフリスクが「RESET(リセット)」を破壊した後に保存されたファイルを操作した為、ゲームを修正するために『Betty_Noire』が作成された(こちらの考察を参照)。そしてベティーをストーリーに不具合が起きないまま誕生させる為に、この時間軸に様々な設定やキャラクター・ストーリーが付け加えられる事となった(『Prequel』もそれらに含まれている)。

実はフリスクが『入れ替え』で消滅した後、実は『Betty_Noire』が存在するため変わらずゲームとして機能しており、ストーリーとしてまだ続きが存在している。しかし、この時間軸の物語は決して「良い方」には行かず、他のキャラクターが死亡している場面も作者によって描かれている。

しかしキャラが決意によって、「ハートのロケット」を操作した事により、時間軸に異なる結果が生まれ、新たな時間軸となる『Timeline 2』が作成される事となった。

Timeline 2ではTimeline 1のS2 EP6『Game Over』までの一連の出来事とまったく同じことが起きているので、キャラを外して今までとまったく同じストーリーと見てもらって問題はない。

ただ他に違うことは、シーズン1でキャラが破壊した「ハートのロケット」がアズリエルのを含め、2つに戻っているという所が異なっている。

 君はすべてが全く同じ世界について考えたことはあるかい?...

 君は存在しないのか?

 君がいなくても全てが完璧に機能する...

 ハ、ハ...思考は僕を怖がっているみたいだ。

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