宇宙の衝撃とロマンに満ちた、アストロノーティカドラマ・スターウルフ
宇宙をまもる地球のスペース・コマンドと、ヴァルナ星の宇宙アタッカーとの壮絶な戦い
実写と特撮技術の凄まじさで迫る!
(当時のTVコマーシャルより)
概要
円谷プロ創立十五周年記念作品と銘打たれた本作品は、当時空前のヒットを飛ばしていた SF映画の一大ムーブメントを反映して企画された。
監修に当時のロケット工学の第一人者で「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」の異名をもつ糸川英夫を招き、作品の対象年齢も高めに設定、1つのエピソードを1クール掛けて完結させるという連続ドラマの体裁(放送開始直前に発売されたSFマガジンの特集記事によると、エドモンド・ハミルトンの原作3巻分を全52話で映像化する構想であったとの事、つまり1クール目は第一作「さすらいのスターウルフ」の映像化という事になる)や、当時としては革新的な映像表現・ストーリー展開等数々の新機軸を盛り込み、わざわざ当時高視聴率を獲得していた「びっくり人間新記録」(現:鳥人間コンテスト)を一旦打ち切ってからその枠で放送開始するという気合の入りようで、それまで日本にほぼ無かったタイプの本格SFドラマとして鳴り物入りの船出となった。