ゲーム「とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱」の登場人物、クロノ・ハーヴェイと高町なのはのカップリングのこと。
もしくは、アニメ「魔法少女リリカルなのは」の登場人物、クロノ・ハラオウンと高町なのはのカップリングのこと。
前者はゲーム内で実際に成立したカップリングである。
内容としては、前者は乙女らしさ全開で愛情表現をするなのはとそれを静かにやさしく受けとめるクロノという感じになる。いっぽう後者は恋愛に不器用で天然な愛情表現をくり出すなのはと、同じく恋愛に不器用で気恥ずかしさに振り回される朴念仁なクロノという形式をとることが多い。ファン側でもこの二者が異なるというのは百も承知の事項である。
前者のなのはは幼少期に緑のリボンをしていたりハートのステッキを所持していたり、前者のクロノは青年期に長髪で緑のリボンで髪を結っていたりバリアジャケットの肩の刺がなかったりするので、簡単にはそこで見分けがつく。
派閥の中身の内わけで見ると、基本的には前者がメインである。
アニメ版でも第1期ではとらハファン向けのサービスの一環でネタが振られていたが、A's以降は恋愛ものにしないような方針転換や魔法少女モノ的なお約束面の強化(マスコットポジションやライバルポジションとの絆強化)が行われ、StrikerSの背景でクロノがあっさり結婚してしまったため、現在ではアニメ単独でのネタ作りが非常に難しくなってしまった。
StrikerSのメディア展開が開始される以前は後者の二次創作小説なども多数見られたが、現在では後者のハードルはとくに小説面で非常に高くなっている。
しかしその一方で、アニメ版を見た人間の一定数がとらハにまで遡るため、アニメ版が有名になるにつれてご新規のクロなのファンやクロなの理解者が少しずつ追加され、認知度は以前よりむしろ増えていたりもする。実のところ、アニメの作品展開がマイナスの結果のみをもたらしたというわけでもない。
とはいえ、さすがに今さら別人28号な原作版のカップリング内容を蒸し返すのも憚られるのか、第1期の頃のような同人誌発行のような形での復活には至っていないが。
第1期以後ほとんどなんの燃料供給もないのに人が入れ替わり立ち替わりいまだに根強く続いているのは、一度は公式であったキセイジジツ様々といったところであろうか。いろんな作品のいろんな派閥がお墨付きの獲得に躍起になるのも、なるほどさもありなんといったところである。
なお最近ではクロなのの亜種として、星光の殲滅者とクロノを絡める動きが一部で見られている。素直クールな性格のなのはとの絡みが非常に新鮮であるようだ。
関連イラスト
前者の例
後者の例