エルマー・キース(Elmer_Keith)はキースはハンドガンによる狩猟に関心を持っており、1935年、.38S&Wスペシャル弾をベースに薬莢の長さを延伸して装薬量を増やし、威力を増した弾薬.357マグナム弾を開発した「マグナムの父」であった。
キースは更に強力な弾薬を求め、S&W社の.44S&Wスペシャル弾をベースにすることにした。
.44S&Wスペシャル弾は1872年にS&W社がロシア帝国向けM3を納入した際に指定された.44ロシアン弾をベースに開発され、当時は.357マグナム弾に次いで強力な拳銃弾であった。.44S&Wスペシャル弾のマズルエナジー456ジュールに対し、彼がハンドロードした弾薬はマズルエナジー1405ジュールに達するものであった。
1954年、大手弾薬メーカーでもあるレミントン社に設計図が持ち込まれ、「.44マグナム弾」の製品名が与えられ、販売された。