レミントン・アームズ(英:Remington Arms)は1816年創業のアメリカの銃器メーカー。
銃火器の他に各種の弾薬の製造も手がけている。
自社で開発した製品のほかに、他社が開発した銃の製造を請け負うこともあった。
ラインナップ
競技用、狩猟用、護身用、公用など幅広い分野をカバーする。
ハンドガン
- デリンジャー -レミントン・ダブルデリンジャー
- レミントンM1858
ライフル
ショットガン
かつては子会社「レミントンランド」が存在し、タイプライターなどの事務機器を製造していた。そのレミントンランドは事務機器以外に自動式拳銃のM1911を製造を受託し軍へ納入していた。
経営破綻
2018年3月25日、連邦破産法の適応を申請して経営破綻した。
アナリストらによれば、2016年のアメリカ大統領選挙において、銃規制を推進する民主党のヒラリー・クリントン候補の優勢が伝えられた際には将来的な銃規制強化を危惧した愛好家らの「駆け込み需要」のため業績が良かったものの、実際に当選したのは伝統的に銃規制に対して慎重な立場を取る共和党から出馬したドナルド・トランプであった。
このため、愛好家らは「早急な銃規制は行われない」と判断して一転、銃の購入を渋るようになったという。
これが、かねてより業績が安定していなかったレミントンにとって大きな痛手となり、皮肉にもアメリカ随一の名門に引導を渡した形となった。