概要
レミントン・アームズ社が1860~1875年まで製造したリボルバー。通称「ニューモデルアーミー」。南北戦争ではコルトM1860アーミーと共に使用された。
デザイン
三角形のローディングレバーが特徴的で、全体が銃口に向かうにつれ段々と細くなっていく、かなり特徴的な形をしている。そして西部銃らしいオクタゴンバレル(八角形バレル)になっている。
機構
バレルとフレームが一体になった作りをしており、とても剛健な造りをしている。この考えは、SAAにも取り入れられている。
またシリンダーを工具無しで交換する機能を備えており、パーカッションリボルバーの中ではかなり早いリロードが可能。
シリンダーのニップルにセイフティスロットが彫られており、シリンダーがフル装填でも安全に携行できた数少ない拳銃だった。(この当時の銃火器の安全性はかなりお粗末で、このセイフティスロットの存在はかなり革新的だった)
西部劇での活躍
脇役が多く持っているシーンが多く、主役が使う銃として出てくるのは「ペイルライダー」程度。その他、映画「The Dark Tower」で二丁拳銃として使われていた程度。
創作でのレミントンM1858
ローランド・デスチェイン ガンスリンガー (映画The Dark Tower /2017より)
主人公が本銃のシルバーモデルを、アキンボスタイルで使用。その他にも、ダブルアクション化や45口径化・スイングアウト式等の改造がされているが、現代での使用を考えれば妥当である。(どうやって.45ACP弾入れてるんだろう。)
彼の本銃の銃身はアーサーエルドの剣(アーサー王のエクスカリバー)を鋳直して作られた特別製。紋章が入っており、集中するタイミング等で光る演出がある。
ガンスリンガー (小説ニンジャスレイヤーより)
狂気のザイバツニンジャ。
小説では.38口径拳銃と描写されるのみだがコミックス「キョート・ヘル・オン・アース」では同銃のパーカッションモデルを二挺拳銃で装備している。小説の描写に寄せた為か漫画には薬莢の排莢する描写がある。
(金属薬莢を使用可能にしたコンバージョンモデルがあるがコミックスで登場したのはパーカッションモデルである)
作中終盤で使用。変更点はコンバージョン化のみ。数少ない本銃のシリンダー交換が見れる映画でもある。