概要
S&W社製でブレークオープン(中折れ)式の.44口径リボルバー。
.32口径のM2が北軍将兵に人気だったため、1870年、軍への制式採用を念頭に開発された。1872年、ロシア帝国から発注を得て、.44ロシアン弾仕様の「ロシアンモデル」を納入した。
1875年、アメリカ陸軍制式拳銃トライアルへの提出用にスコフィールド少佐の意見を取り入れて.45口径とした改良型は「スコフィールド・リボルバー」とも呼ばれる。
コルト・ファイヤーアームズ社のシングルアクションアーミーに敗れ、制式採用拳銃の座を逃した。