もしかして→M39EMR(M14)
概要
1954年に発売されたアメリカ・S&W社初のダブルアクション式オートマチックピストルで、その後の同社の自動拳銃シリーズの基本となった。
ショートリコイル方式とカム式を採用し、9mmパラベラム弾を使用する。
アメリカ軍での採用を目指した拳銃で、コルトM1911に形と操作系を似せている。
正式な製品名にMはふくまれておらず、39が製品名となる。
ダブルスタックマガジンを採用して装弾数を増やしたモデルは59と呼ばれている。
世代により異なるが.38Special、.40S&W、10mmAUTO、.45ACPなどの様々な口径のモデルが用意されている。
このモデルのバリエーションで様々なモデル名が用いられ、桁数が増えるだけでなく世代によって命名法則が異なるということも行った為にディーラーやユーザーに混乱を与え、セールスの低下を招いている。
M&Pの登場により主力製品からは外れ、現在はコンパクトモデル以外は製造終了している。
MK22
正式名称はMK22 Mod0。
アメリカ海軍特殊部隊向けの消音拳銃で通称「ハッシュパピー」。
発射音を極力抑えるために専用の亜音速弾薬を採用するとともに、作動音を抑えるためにスライドロック機構を備える。
サプレッサーは消音性能は非常に高いが摩耗が激しく、22発でインサートを交換しなければならない。
SEALsの要請でグリップを広くし、ブローニングハイパワーの13連マガジンを使用できるようにしたプロトタイプが制作されたが採用されることは無かった。
M945
第三世代39の4506のスライドとM1911のフレームを組み合わせたパフォーマンスセンターカスタムモデル。
スライド側のマニュアルセーフティは廃止されてフレーム側に移されており、M1911と同じように操作が出来る。
あくまで39のカスタムモデルのためM1911との互換性はほぼないが、互換性がないがゆえにM1911の欠点と呼ばれる機構をそのままとせずに自由に動くバレル固定用リングを内蔵したバレルブッシング(スフェリカルブッシング)を採用するなど独自の改良を施す事が可能となっており、クローンにはない高精度を実現している。
また、トリガーメカはM1911そのままであり、豊富なパーツや蓄積されたカスタム技術を生かすことが可能。
口径は4506と同じく.45ACP。
スライドの前後に施されたうろこ状のセレーション(滑り止めの溝)が有名だが、通常のストレートセレーションも用意されている。