M586
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えむごーはちろく
S&W社が1980年に販売を開始したリボルバー。本項ではそのステンレスフレーム版であるM686についても解説する。
1955年に発売したM19が携行性に優れる一方、本来.38スペシャル弾の使用を想定して開発されたKフレームでより強力な.357マグナム弾を多用すると、銃身や弾倉の歪みや破損が生じてしまうという耐久性の限界が問題視されるようになった。
そのためS&W社は、Kフレームと大型のNフレームの中間をとったLフレームを新たに開発。
このLフレームを採用したことによって携行性と耐久性を両立したのがM586と、本体の素材をステンレス製としたM686である。
外観上の特徴はM19と競合するコルトパイソンに似たエジェクターロッドハウジングを持ち、全体的にはM19よりもパイソンに近いフルラグバレルを取り入れたデザインとなっている。
M686
本体の素材をステンレス製とした兄弟モデルで、1996年に装弾数を7発とした派生モデルも発売。
1998年以降はスチール製のM586が限定的な生産となったことから、現在は此方がシリーズのメインとなっている。
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