エルダースクロールオンライン
えるだーすくろーるおんらいん
概要
2014年4月にリリースされた、TESシリーズ初のMMORPG。日本ではDMMが完全翻訳してリリースしている。
オンラインゲームではあるものの、これまでのTESで培われた世界観や自由度は健在。本を読んだり街の人からスリをしたりはもちろん、クエストの取捨選択もこれまで通りプレイヤーの自由である。
舞台は第二紀の帝国崩壊後のタムリエル。時系列的にはArenaよりも前の時代にあたる。
あらすじ
第二紀578年。デイドラ王子モラグ・バルによるタムリエル侵攻が開始された。
モラグ・バルはタムリエルの各地にダークアンカーと呼ばれるポータルを設置することで、配下のデイドラをタムリエル中に送り込み、ついには空位となっていた帝都を制圧してしまう。
これを受け、空席となった帝都の王座を巡り、3つの同盟軍が戦端を開こうとしていた。
タムリエル北西部を発端とするブレトン/レッドガード/オークの同盟軍ダガーフォール・カバナント。
ハイエルフの女王アイレンにより結成されたアルトマー/ボスマー/カジートの同盟アルドメリ・ドミニオン。
アカヴィリの侵攻を阻止することを発端として生まれたノルド/ダンマー/アルゴニアンの同盟エボンハート・パクト。
モラグ・バルと3つの同盟による混乱が続く中、主人公は目覚めると自分がモラグ・バルの領域に幽閉されていることに気づく。
果たして主人公はモラグ・バルの領域から逃れられるのか。そしてタムリエルの未来はどうなるのか。
特徴
MMORPG なだけあり、これまでの TESシリーズにはなかった様々な特徴がある。
マップの広さ
Morrowind以降、原則的に1タイトルにつき1つの地域が舞台となっていたが、今作はタムリエル全域が舞台となっており、探索できる範囲が非常に広い。
例としてMorrowindの舞台となったヴァーデンフェル島が、ほぼほほそのままの広さで1つの地区として冒険できるが、これに準ずる広さの地区が2020年10月地点でおよそ30地域ほど存在している。
当然各地域は作り込まれており、多種多様なダンジョンや街、クエストにシナリオ、キャラクター、要素が詰め込まれている。つまり冒険範囲だけ見ても従来のシリーズと比較にならないほどのボリュームがある。
年々行ける地域/クエストが追加されており、ナンバリングタイトルで舞台にするのは難しいと言われていたカジートの故郷エルスウェアや、アルゴニアンの故郷ブラックマーシュ(マークマイア)も実装されている。
2020年10月現在では、最新の地域である西スカイリムへ来訪できるようになっており、スカイリムよりおよそ 1000年前のソリチュードやドラゴンブリッジを訪れることができる。
他プレイヤーとの共闘/対戦
帝都を除くほとんどのエリアは PvE エリアとなっており、お互いに同意した状態での「決闘」を開始しない限り、プレイヤー間での戦闘は発生しない。
そのため、広大なタムリエルの世界を冒険する分には他プレイヤーから何らかの妨害を受けることはない。逆に、見ず知らずのプレイヤーと協力してボスを倒したりといった場面のほうが多く見られる。
一方で PvPエリアである帝都/バトルグラウンドでは、他プレイヤーとの戦闘が楽しめる。
マップと隠密を駆使した闇討ちや正面からのぶつかり合い、魔術合戦等、プレイヤーそれぞれのスタイルに応じたバトルができるだろう。
難易度調整
2016年に行われたバランス調整(One Tamriel)以降、従来のシリーズと同様に全ての敵の強さが各プレイヤーのレベルと連動する形となった。
そのため、始めたばかりのプレイヤーであってもやり込んだプレイヤーと肩を並べて同じ敵/ダンジョンに挑むことができるようになっている。