概要
タムリエル大陸の西南にある温暖なSummerset諸島出身の種族。プレイヤーキャラクターの種族として選択することも可能。
英語表記は『Altmer』。ハイエルフ(High Elf)とも呼ばれる。
全種族の中でも最も高い身長と金色の肌、長命(一説には1000年ほど)かつ優れた知能や優美さを備えたエルフ。(※1)(※2)
生まれつき非常に高い魔力と魔法への親和性を持つため、素晴らしい魔道士となる才能があるが、それと同時に自身も攻撃魔法に弱いという特徴がある。
エルフの原種であるアルドマー(Aldmer)直系の種族であることと、全種族でも最も古い歴史を持つことを自負。タムリエルの芸術、工芸、科学、言語や文字などの源流は全てアルトマーが作り上げたものだという確信を持っており、実際にとても洗練された高い文化レベルを持っている。
タムリエルの最初の開拓者でもあり、現在タムリエルで使用されている共通語を産みだしたのも彼らである。(※3)
また、優れたマジックアイテム作成の技術を活かして財を成したり、地方領主の重臣や宮廷魔術師となって政治に参加したりするなど、Summerset諸島の外の地域の多種族社会においても高い地位に就いている者が多い。
本来は誇り高く間違ったことを許さない正義感の強い種族なのだが、プライドの高さと優秀さ故に他種族を見下しがちで傲慢な性格になりやすい。さらに正義感の強さを拗らせて独善的になってしまい、中には邪悪の道に身を貶して世界を破滅させかねないほどの悪行をやらかす奴もいたりする。
オンラインゲーム「エルダースクロールズオンライン」(ESO)において、拡張セット「サマーセット」がリリースされてサマーセット諸島のエリアが解禁されたことで、アルトマーの文化が大きく掘り下げられることとなった。
- アルトマーの正確な寿命は不明だが、ハイロックの方にいたディレニ一族には600歳を超えている者がいるため、500年以上は生きられるようである。(ヴァリアン・ディレニ著『デ・レルム・ディレニス』)
- 『サマーセットの誘い』
- アルドメリ・ドミニオン - TESO/ESO DMM GAMES
歴史
【エルフの時代】
エイドラを直接の祖先だと称するだけあり、アルトマーの歴史は神話の時代から始まる。そしてこの時代のエルフはアルドマ―(古代エルフ)と呼ばれるが、アルドマ―とアルトマー(ハイエルフ)の違いは明確には語られない。
原初神アヌが生み出した創造神アーリエルは、アルドマ―を導き、策謀の神ロルカーンの勧めに従って、定命の者の次元ムンダスを創造した。アーリエルはさらにムンダスに浮かぶ惑星ニルンを創造し、そして二ルンに今日我らが住むタムリエルの大陸を創造した。
だがこれはロルカーンの仕掛けた罠であった。ムンダスはあらゆる面で限界に満ちており、堕落と混沌の神シシスに支配されてしまっていた。エイドラの神々はあるいは死に、あるいは弱体化し、あるいは子孫を残すことを強いられた。この混乱を収めるべく、アーリエルはアヌの助力を求めてエルフの軍勢を集め、ロルカーンと戦った。ここからエルフの時代が始まる。
しかしエルフの民は、人間の軍勢を率いたロルカーンに敗れて追い詰められる。ここにアーリエルの最強の騎士であったトリニマックがロルカーンを打ち倒し、その心臓を抜き取った。人間どもは復讐を誓ってロルカーンの死体を運び去ったが、アーリエルはその心臓を世界の果てに撃ち捨てた。アーリエルは定命のムンダスからアルドマ―を救い出す手順を信奉者たちに教え、自ら実践してエセリウスに去ったとされる。(※1)(※2)
アルドマーが当初住んでいたのはアルドメリスという大陸であったが、後に失われてしまう。アルドマーは北東にあったサマーセット諸島に移住した。さらに当時は獣人たちが原始的な暮らしを送っていたタムリエル各地に入植し、エルフの文明をもたらす。
- 『モノミス』(スカイリム)
- 帝国大学のミカエル・カルクソル修道士著『帝国内の様々な宗派』
【第一紀】
アルトマーはアルドマーが築き上げたエルフの時代を受け継ぎ、タムリエルを統べる者として隆盛を極めた。しかし、年月と共に衰えてそれまで支配下にあったタムリエル各地の同胞らの動きを次第に抑えられなくなる。
各地の同胞にはアイレイド、スノーエルフ、チャイマー、ディレンニなどがあったが、第一紀以降はほぼ独立を許しているような状態となった。さらには入植を始めたノルドを始めとする人間種の台頭を抑えられず、最終的にはサマーセット諸島以外の支配権を失ってしまった。
【第二紀】
第二紀580年代、アカトシュの障壁が失われデイドラが侵攻してくる災害「ソウル・バースト」が発生。帝都シロディールがモラグ・バルを支持する者らによって陥落した。
それによりアルトマーによる覇権を取り戻そうとの復権の機運が高まり、ヴァレンウッドのボズマーとエルスウェーアのカジートたちに呼びかけて協力を仰ぎ、かつての故郷の名を冠した「アルドメリ自治領(アルドメリ・ドミニオン)」を結成して対外戦争に乗り出した(三旗戦争)。
またそれに伴い、記録されてきた歴史上では初めて、これまで閉鎖され続けてきたサマーセットが他種族に開放された。異なる種族、品物、文化、考え方などが島に流入し、何世代も他種族に会うことなく生活してきたアルトマーたちはカルチャーショックを受けたとされる。(※1)
830年代、臨時政府サルモールを設置、アルドメリ自治領を立ち上げる。
890年代、英雄皇帝タイバー・セプティム(後のタロス)の統率の下に日の出の勢いだったシロディールの帝国と一進一退の壮絶な激戦を繰り広げたが、帝国側がダンマーとの取引で得た人造神ヌミディウムを投入すると戦局は一変、アルドメリ自治領側はその圧倒的な力の前に敗れて滅ぼされ、以降長くタムリエルを統一した帝国の支配下に甘んじることとなった。
このため、国を失う原因を作ったタロスのことを歴史的に深く恨んでいる。しかも、タロスは死後に帝国と出身人種であるノルドの英雄として神になった。タロスが帝国の八大神に加えられて、人間の間では九大神にされて崇拝されていることは心の底から我慢ならない模様。
もっとも、前述の通り彼らの寿命は人間種に比べて非常に長く、それゆえに人間種にとっては「遙か昔の歴史上の英雄神」であるタロスもハイエルフの立場では「父母・祖父母の世代にとっての侵略者」となってしまうため、ある程度は仕方のない面もあるが。
【第三紀】
第三紀末430年代、シロディールの皇帝が暗殺されてアカトシュの障壁が失われ、タムリエル全土にデイドラが侵攻してくるオブリビオン動乱(Oblivion_Crisis)が発生。サマーセット諸島もデイドラによる侵攻をうけた。しかし、サルモール含むアルトマー達の尽力によりデイドラを撃退しオブリビオンの門を閉じることに成功したため、帝国よりも繁栄した。
この際に、エルフ至上主義を掲げるアルトマー達によって結成された急進的な一派サルモール(Thalmor)が、様々な力や権限をサルモールへ大幅に与えるよう「水晶の塔」に対して強制していたが、デイドラが消滅したことで、これが結果としてサマーセット防衛の成功につながったとされ、以降サルモールの影響力が増していった。
【第四紀】
TES4~TES5の間に、サマーセットの全権を握ることに成功した『サルモール』が、領内の反対派を弾圧・粛清するなどしてSummerset諸島を完全掌握し、国名を「アリノール」(Alinor)に変更した。
さらにはValenwoodの政府を転覆させて新たに政府を樹立したボズマーと同盟を組み、第二紀にタロス率いる帝国に滅ぼされた『アルドメリ自治領』を再結成。さらには旧帝国領のElsweyrを属国とするなどしている。
171年には帝国に対して「大戦」を仕掛けている。大戦は当初アルドメリ自治領側の圧倒的優位に進み、帝国軍を各地で一方的に打ち破り、一時は帝都を占領してシロディールの大部分を支配下に抑えたほどだった。ところが、別動隊のハンマーフェル侵攻作戦が失敗した上、ハンマーフェルとスカイリムの支援及び偽装工作による時間稼ぎで態勢を立て直した帝国側の乾坤一擲の反攻作戦によってシロディール全土を奪還されてしまい、アルドメリ自治領側もまた無視できない損害を被ることとなった。
戦争の結果はほぼ相打つ形で終結したものの、アルドメリ自治領以上に疲弊した帝国に戦争を継続する余力は皆無であったのと、帝国への対応を謀略路線に切り替えた自治領側の思惑もあって、和平条約である『白金協定』が結ばれた。しかし、内容は巧妙に帝国側の同盟を引き裂くものになっており、Skyrim地方における内戦勃発の引き金となった。
その後も武力行使、政治宣伝、諜報、暗殺など様々な手段を用いて勢力を拡大しており、TES5の時代では、既に大陸の覇権を帝国と争えるほどの巨大勢力になっている。
もちろん、すべてのアルトマーが自治領のやり方に賛成しているわけではなく、サイジック会などのサルモールに対抗している組織に所属する者や、サルモールの方針に反対意見を唱えたが故に命を狙われ、他国へと亡命したアルトマー達も多い。 (※1) (※2)
- サンホールドのレサニル著『高まる脅威、第3巻』
- サンホールドのレサニル著『高まる脅威、第4巻』
地理
アルトマー達の故郷は、アルドマーが最初に到達したとされる場所サマーセット諸島(Summerset Isle)である。
サマーセット本島をはじめとする複数の島で構成されており、まとめて「サマーセット諸島」という一地域の扱いとなっている。
貴族が各地を領地としているが、行政は市長にあたるキャノンリーブらをトップとする官僚制が、世俗的および宗教的治安は神聖執行局が担当する。
【サマーセット島】
諸島の中で最大にして最も重要な島。首都はアリノール(Alinor)。エルフ文明の発祥地であり、石造りの建物と緑を調和させた「最も美しい風景が広がる場所」として知られている。
しかしその反面、ここに住むアルトマー達は最もプライドが高く、他種族に対しては格下や子供扱いで、サマーセットの外から来た同族のアルトマーに対してすら「よそ者」扱いする者がほとんど。
【オーリドン島】
諸島の中で二番目の大きさを誇る細長い島。サマーセット本島とタムリエル大陸の間に位置しており、長きにわたってタムリエルからの緩衝地帯として機能してきた。そのため他種族との交流も多いので、サマーセット本島に比べれば比較的リベラル。
【アルテウム島】
諸島の中で三番目の大きさを持つといわれている島。サマーセット諸島には含まれているが、タムリエル最古の魔法組織の一つである「サイジック会」(Psijic Order)の本拠地でもあり、本島のアルトマーたちとは思想を同じくしていない。
自分たちを俗世から隔離した環境に置く事を望むサイジックによって世界から消える(島ごと別次元に移動する)こともしばしば。
文化
アルトマーの文化は、論理と論証を尊ぶ。他人もしくは他種族であっても、他人が考えた蔑称を自分の思考による納得抜きに発する事はない。例えば最も嫌っているノルドに対してすら蔑称を持たない。ノルドと会話する時には、いかにノルドが劣った種族であるか理屈で語ろうとする傾向がある。アルトマーが他種族より優れているという主張も、論理的に証明を行おうとする。知識を求めず無能な他種族に比してアルトマーは他種族より優れており、それ故に種族の立場に囚われず他種族の立場を守ることも考えた思考ができるのだ、という論理構成を取る。 (※1) アルトマーの重んじる秩序も論理的に構成される。相手が国王だから司法高官であるから従うのではなく、その国王や司法高官がアルトマー社会の継続と発展に尽力しているから命令に従う、という論理形式になる。(※2)
また、他種族よりも歴史があり洗練されているという自負があるせいか、とにかく伝統と歴史および手順やルールにうるさい。異種族がアルトマーの国家に入国する際には、その者がアルトマーの文化的伝統に照らして入国に相応しいかどうか審査されることになる。「ハイエルフお決まりの書類手続き」として異種族から定評がある。(※3)
- シマーリーン上級公女アヴィネッセ「国境開放への拒否」
- 著者不明「ベールを着けるのはなぜだ?」
- ESOサマーセットクエスト「女王の布告」
【家族】
アルトマーの結婚は、家/一族同士のつながりを持つという重要な意味合いを持ち、個人の感情よりも「一族の名誉や思惑」および「家の格や階級」が重要視される傾向にある。
そのため、結婚に際しては一族の系譜などを調べるところから始まり双方の身元調査なども行われる。調査や準備は長期間におよぶこともザラにある。 (※1)
手間ヒマもかかっているので、婚約破棄やパートナーの逃亡などといったものは両方の一族のメンツに泥を塗る事になるため、基本的にそのような事が起きてはならないとされ、逃げた者は追手により強制的に連れ戻されたりするなどの目にあう。
自分の名誉が傷つかなければ「婚約者が死んでいて良かった」とされる場合もある。お互いに愛し合っている間柄ですら片方に問題があった場合「互いの家の名誉が傷つくよりは」として諦める場合も。 (※2) (※3)
階級社会であるため身分が違いすぎる者同士での結婚(貴賤結婚)は基本的になく、王族と結婚できるのは貴族だけである。どれだけ美形や高スペックなアルトマーであろうとも下層階級の出身である場合には手のひらを返される扱いとなるので、シンデレラのようなサクセスストーリーは基本的に起こらない。(※4)
家という制度はアルトマーの人生において重要な意味を持つ。特に貴族の家柄は構成員にあらゆる意味で完璧であることを求める。犯罪を犯した者はアプラックスと呼ばれて家社会から追放される。だが本人の責に帰さない生まれつきの身体的欠陥も許されない。身体的欠陥があればハルキンドと呼ばれてこれも追放対象だ。アプラックスやハルキンドは、裏社会の構成メンバーとして重きを為したり表沙汰に出来ない仕事を貴族から請け負うこともある。違法行為が発覚すれば一族の名誉は深刻な打撃を受けるので、裏の仕事は意外に貴族社会での需要が大きい。(※5)
また面倒な結婚にせよ捨て子にせよ、些か傲慢さが先行するアルトマー文化は、基本的に貴族階級のものである。アルトマー庶民は、賢明ではあるが素朴で、仲間想い家族想いな特性を持つ人々である。サマーセットの排外主義も、庶民レベルでは不審な余所者への警戒心程度に和らぐ。協力すれば、気さくに歓迎してくれる。(※6)
- エスターデル (ESO)
- エスターデル (ESO)
- フェラウェン (ESO)
- 『貧しき姫(第1幕)』
- クエスト「ハルキンドの心臓」(ESO)
- 「海の迷い子」(ESO)
【決闘】
基本的に酒場の乱闘のようなことはやらない。正式な決闘は古来より決まっているアルトマーの伝統に則って行われる。(※1)
サマーセットにおいては他種族が相手であってもアルトマー式の決闘になるため、相手がアルトマー式の手順に従わない場合、そもそも相手にすらしてもらえないことも。
またその方法も、
- 日時と場所を指定する
- 指定された武器を使う
- 双方で立会人を同席させる
- 相手の名前をフルネームでちゃんと呼ぶ
……などなど、ものすごく手間がかかる。
- (『アルトマー文化への案内(決闘編)』 第47章:アルトマー的な武を競う様式)
【学問・芸術】
アルトマーはエイドラの直系子孫を自称する立場から常に全種族でもっとも優れた種族を自認する。それも自認するだけでなく機会があれば実証もしようとする。かくして、科学、建築、芸術、幅広い分野でその成果が残されることになった。
秘術・化学・歴史・神学そのほかの学問において、もっとも博識とされるのはサピアルチと呼ばれる賢者たちである。リランドリルの街にはアルトマーの最高学府でもあるサピアルチ大学がある。またサピアルチはアルトマーの象徴たる水晶の塔の管理人でもあり、この古代遺跡を研究所・図書館として研究を進めている。(※1)
アルトマーは厳しい階級社会であるが、仮に平民であっても芸術家としての名声は階級の壁を超えて子孫に至るまで語り継がれる。かくしてアルトマーの創作活動は名誉心に結びつき、その行き過ぎを批判して隠棲する画家もいる。(※2) またそのような家系の名誉やしがらみから切り離された曲芸の技を競う為、サマーセットの高名なサーカス「夢見の館」は、メンバーが仮面を被り出自を秘密にできることを保証している。(※3)
- サマーセットで遭遇する組織の紹介ーサピアルチ
- ハエナミル、ESOクエスト「芸術の危機」
- ESOクエスト「仮面の館」
【魔法】
アルトマーは最も魔法を得意とする種族とされる。人間の帝国に魔術を広めたのは、ヴァヌス・ガレリオンが創設した魔術師ギルドである。だが、アルトマーは魔術師ギルドが創設される以前から、様々な魔術結社に分かれて魔術を伝えていた。魔術ギルドが知識を公開し広く共有する目的を持っていたのに対し、これら魔術結社は知識を秘匿し悪用を防ぐことを目的としていた。
サマーセットに属する魔術組織では、別格に強大で多くの秘密を有する修道会サイジック会などがある。(サイジックについては当該記事を参照)
信仰
アルトマーの信仰は一部で帝国の公式宗教である八大神(セプティム朝では九大神)と重なるが、相容れない部分もある。(※1) 彼らも「八大神教」という信仰を有するが構成する神格は異なる(下表参照)。また帝国外のほとんどのアルトマーはエイドラを八大神に限定する考え方を否定している。(※2)
特に定命の世を作ってアルドマーを苦しめた上にノルドを率いて戦いを挑んでくるロルカーン(ノルドのいうショール)、英雄ペリナルを使わしてアイレイドの国を滅ぼしたカイネ、そしてアルドメリ・ドミニオンを屈辱的に滅ぼしたタイバー・セプティム(ノルドのいうタロス)と、ノルドの神々に対しては憎悪しかなかったりする。ロルカーンは神(エイドラ)ではあるが神々の裏切り者として殺されて既に消滅しているので信仰に値しないと評価し、タイバー・セプティムに至っては神としての資格すら否定している。
デイドラ崇拝は忌避され、神聖執行局の取締対象でもある。それ故にデイドラを主神に仰ぐダンマーは軽蔑される。もちろん力を求めてデイドラに依存するアルトマーもいるが、信仰が公言される事はまずない。
アルトマーの神 | 相当する他の神格 | 解説 |
---|---|---|
アーリエル(八大神) | アカトシュ | アルトマーが直系の先祖と見なす主神。帝国の主神アカトシュと同じ神とされる。彼の残した手順により、定命の現世を逃れ永遠の霊的世界に至るのが主な信仰 |
トリニマック(八大神) | マラキャス | アルトマーの戦神で、剣を取る者に崇拝される。アーリエル以上の信仰を集めたこともあったらしい。ダンマーが誤った信仰を行ったせいで殺害され、オークの主神マラキャスになったという説もある。(※2) |
マグナス(八大神) | 魔術の神、彼が世界の創造を中断して去った後に残した残滓が、魔法を顕現する力となっているという。 | |
シラベイン(八大神) | 魔術師たちの導き手。魔法の指輪によって疫病から多くの命を救った。見習いたちは彼の活躍に習って魔術師を目指すという。 | |
イフレ(八大神) | 森の神であり、ボズマーにとっては最も重要な神。自然の仕組みと暮らし方を教えたという。 | |
ザルクセス(八大神) | アーケイ | 家系と秘密の知識を司る。アーリエルの書記であり、アルトマーの歴史を太古から記録してきたという |
マーラ(八大神) | マーラ | 愛の神であり、アーリエルの妻。ほぼ全ての種族で主要神に数えられている神。 |
ステンダール(八大神) | ステンダール | 慈悲の神として崇拝される。アルトマーの伝説では人間たちの弁明者であるともされる。 |
ロルカーン | ショール | 他のエイドラを唆して現世の世界を創造し、アルトマーを霊的な世界から断絶してしまった宿敵。ショールの名でノルドを導き、アルトマーと戦っている |
フィナスタール | 英雄神。歩幅を縮めることで寿命を延ばす方法を教えたという。 | |
タイバー・セプティム | 帝国の創始者であり、英雄から神となった。ノルド流には「タロス」。先述の通りアルトマーにとっては許し難い敵であるばかりかエイドラではなくただの人間だとしている。 |
- ミカエル・カルクソル『帝国内の様々な宗派』(スカイリム)
- ミカエル・カルクソル『タムリエルにおける様々な宗派:ハイエルフ』(ESO)