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アイレイド

あいれいど

アイレイドとは、ゲーム「The Elder Scrolls」シリーズに登場する、エルフ種族である。
目次 [非表示]

「奴隷がこんな装備をしているのか?盗んだに違いない!その罪には斬首がふさわしい。這いつくばれ。」



概要編集

In ayleid ruins

アイレイドとは、タムリエル大陸の中心地シロディールにかつていたと云われる、エルフの種族の一つである。

タムリエル語(英語)での表記は「Ayleid


第一紀初期にシロディールにいたが、後に発生した「アレッシアの反乱」によって打倒追放され、滅び種族とされている。

タムリエルの各地には、アイレイドが建設した白い石造り地下遺跡が、現在も数多く残されている。



地理編集

インペリアルたちが故郷としているシロディールはもともと彼らの土地。インペリアルおよびノルド達によって奪われるまでは、現在遺跡となっている多くの建造物に住んでいたとされる。


個別記事があるため、詳細はこちらを参照。 → シロディール



歴史編集

タムリエルの歴史が始まって古い頃(第一紀の初期)にはすでに存在しており、シロディール中心部の島に都市(後のインペリアル・シティ)を築いていた。古代エルフ「アルドマー 」(Aldmer)のうち、サマーセットを離れてタムリエル中央部に移動した派生種族とされる。

彼らの移動の背景には、アルドマー社会における厳しい規則の拘束に対する反発、特にエイドラを崇拝するアルドマー社会では異端視されたデイドラ崇拝者の動きがあったという。アイレイド社会はデイドラ崇拝を容認し、特に他の種族では認められないような残虐なデイドラへの崇拝すら、王侯上層を中心に広がっていった。 (※1)

北のアトモーラ大陸からネード(ネディック、古代ノルド)が移住してきた以降は人間との関わりもあり、シロディールに来たネードを奴隷として支配していたとされる。


しかし後に、竜神アカトシュにより駆り立てられ奮起した奴隷の女性(後の聖アレッシア)の主導によりシロディールの人間たちが集結したことで反乱が発生した。(※2)

奴隷の女性はカイネの息子とされる雄牛「カイネの息吹」モリハウスと、「星の騎士」ペリナル・ホワイトストレークを従えてアイレイドと戦った。

北の地域スカイリムからはノルド軍が聖アレッシアの援軍として派遣されており、アイレイド達は北からの侵攻を阻止して北の橋を封鎖しようとしたが、ノルドたちが武器を構えるよりも早くペリナルによってことごとく皆殺しにされたという。

また、アイレイドには庶民を中心にエイドラ崇拝を行う者も数多かった。聖アレッシアへの援護をしたアイレイドの勢力も少なくなく、それはらは主として残虐なデイドラ崇拝者たちへの反感を抱くエイドラ崇拝者たちであった。(※1)


第一紀243年、中心地である白金の塔が陥落しアイレイドの敗北が決定的となる。アイレイドは人間の反乱に抗しきれず都市を追放され、タムリエル各地に離散して地下都市などを作って生活したとされる。大半は南方のヴァレンウッドに避難していったとされるが、ブラック・マーシュなどにも遺跡が残されており、野性的な環境で生活していたアイレイドもいたようである。


しかし、アイレイドは陥落後すぐ絶滅したわけではない。人間の帝国による新体制の後も、建国に協力したアイレイドはアレッシア新女帝の臣下として地方を支配し続けていた。なかには、支配地をさらに発展させたアイレイドや、アレッシア側に味方したことで敵の領地を与えられたアイレイドもいたという。

しかし自分たちを支配したアイレイドたちがシロディール内にとどまり続けているのを快く思わない者も多く、その後の約100年の間にシロディール内のアイレイドの集落が滅ぼされていく。預言者マルクによって創設された反アイレイド主義の「アレッシア教団」が台頭して実権を握ると第一紀361年にアイレイド諸侯による地方統治が廃止され、生き残りのアイレイド達はシロディールを離れて行ったとされる。 (※3)


シロディールを離れたアイレイドは、ヴァレンウッドやハイロックなどに避難した。「アイレイド最後の王」率いる一派は、ハイロックに侵入したアレッシア教団の軍勢を現地のデイレニ家と共にグレナンブリア湿原の戦いで撃退したという。だがその後の消息は不明である。第三紀、第四紀ごろの時点では情報も姿も見られず、現在は絶滅しているとされる。


  1. エリンヒルのファラスタス著『デイドラ崇拝:アイレイド』
  2. 説教師マエラ (ESO)
  3. エリンヒルのファラスタス著『デイドラ崇拝: アイレイド』
  4. ヘルミニア・シンナ著『アイレイド最後の王』


文化編集

非常に高い文化(特に魔法関連)を誇っており、特に魔法の道具などは後のタムリエルでも影響を残している物が多く存在する。


現在も残されている遺跡には残されたマジックアイテムがあるケースもあり、タムリエルで問題を引き起こす遺物といったら大体ドゥエマーの物かこいつらの物


【性格】編集

トップのセリフの様に、すっごく傲慢。デイドラ崇拝が盛んだったこともあり、デイドラの影響もあって残酷さに磨きがかかっていたとされる。現在のタムリエルにおいて傲慢とされるアルトマーをも上回る有害なレベルだったという。 (※1)


特に人間は奴隷として長らく使役してきたためか、彼らにとっては人間 = 奴隷のイメージしかなく、アイレイドによって生み出されたゴーレムやガーディアンでさえ、人間と会話する時は「しもべの頭でも理解できるように同じく卑しい言葉を使ってあげる(意訳)」と、完全に上から目線。


生き残りの同胞いわく「残酷な暴君で征服者だった」と自分たちの事を振り返っており、ニルンのどの種族よりも自分たちが優れていると信じていたという。 (※2)


大抵の場合、ネードの民(ネディック)はデイドラを崇拝するアイレイドの主人の支配下に置かれ、デイドラに影響された"芸術"である「肉体の彫刻」や「内臓園芸」の対象とされたという。 (※3)


  1. 石工ギルドの歴史家ガスティヌス・フロラス著『エルフの建築術についてのメモ』
  2. ラロリアラン・ダイナー王 (ESO)
  3. エリンヒルのファラスタス著『デイドラ崇拝:アイレイド』

【魔法石】編集

アイレイドといえば遺跡で輝いたりマジカの補充アイテムとして使われるウェルキンド石などが有名だが、これは、精神的次元で魔法の源でもあるエセリアルの破片が流れ星の形でニルンに落ちてきたものだとされている。 (※1)

アイレイドは魔法知識を活用してウェルキンド石やヴァルラ石を生成することでマジカの貯蔵、付呪における力の付与、照明への利用、自動防衛装置への利用など様々な用途を開拓したという。


ちなみに現在これらの"星の器"の作成方法は失われている。


  1. タネスのレディ・シンナバー著『エセリアルのかけら』

【元素と概念】編集

アイレイドの聖域や神殿はランプや光球、魔力の泉によって照らされている、明るめの場所が多い。


これは、アイレイドが「四元素」について、自然哲学上の土・水・気(風)・火ではなく、エルフの宗教的な四元素の土・水・気・光としており、火は劣化した状態の光であると認識し、光は主要な魔法原理と同一と考えていたためだという。 (※5)


  1. アレクサンドル・ヘトラルド著『栄光と嘆き』


信仰編集

現在のタムリエルでは異端とされているが、当時のアイレイドはデイドラを禁止しておらず、チャイマーと異なってデイドラの善悪を区別していなかったとされている。

ハルメアス・モラメリディアなどが崇拝されていたとされ、特にメリディアはアイレイドに厚く崇拝され、守護神とされていたという。ただ、モラグ・バルなどの極悪なデイドラも崇拝対象だった。


デイドラ崇拝が盛んだったことで知られるが、先述の通りアイレイド全てがデイドラ一辺倒だったわけではない。アレッシアの反乱時に、人間たちの側に味方したアイレイド諸侯たちはエドラ崇拝だったとされる。白金の塔攻略戦では、人間側に味方したアイレイド諸侯たちからスカイリムと同レベルかそれ以上の支援が行われていたとされる。 (※1)


  1. エリンヒルのファラスタス著『デイドラ崇拝:アイレイド』


余談・その他編集

  • 第二紀(ESO)においては、アイレイドの生き残りが登場している。書籍にも記されている『アイレイド最後の王』その人であり、モラグ・バルがメリディア信仰の街を襲撃した際にちょうどその街にいたため、防衛戦では自ら指揮をとって戦ったという。
  • 奴隷の女王として知られるシロディール帝国の女帝「聖アレッシア」だが、雄牛のモリハウスに乗った奴隷の女王を人々が「アレ=シュ」と呼んだのが始まり。実は本名は不明。 (※1)

  1. 『ペリナルの歌 第4巻』


関連イラスト編集

ESOインペリアルシティ

Wayshrine of Julianos (Oblivion)



※こちらは一部ネタバレあり

センシティブな作品



別名・表記ゆれ編集

ワイルドエルフ 野生のエルフ ハートランドのエルフ Ayleid



関連タグ編集

The_Elder_Scrolls エルフ アルトマー ボズマー ダンマー オーシマー ドゥエマー マオマー インペリアル



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キャラクター・人名 イラスト 小説 作品名 ゲーム セリフ

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