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もしかして→タウリエル


TESシリーズの設定について

そのほとんどは発言者の思想全開のセリフや、著者の主観の入った書籍で解説されるため、我々の現実サイドによる発表以外は新作の度にいくらでも覆せる形となっている。

なので、可能なら、どの作品のどんなシーンやアイテムに書かれていたか出典を添えていただきたい。

ほとんどの設定に「著者がデタラメを書いていた」「むしろ作中の世間一般で信じられている情報こそ嘘」といった疑念がいくらでも付き纏うのである。

さらには世界レベルで人の記憶を改鋳できる存在がいたり、ESOでは時空を超えて未来の書物を引き寄せる書庫まで登場したため、本の出版の日時から推測した時系列すら信用ならないのだ。


概要

呼称
  • タムリエル (Tamriel)
  • 暁の美、夜明けの美 (Dawn's Beauty、Beauty of Dawn)
  • アリーナ、闘技場 (Arena)
面積1,200万平方km (※1)
言語
  • タムリエル語 (タムリエル共通語) (※2)
  • シロディール語 (シロディール共通語) (※2)
歴史
  • 神話紀:2500~1年(エルフの時代とも)
  • 第一紀:1~2920年
  • 第二紀:1~896年
  • 第三紀:1~433年
  • 第四紀:1~(継続中)

異世界ムンダス宇宙に存在する惑星ニルン最大の大陸

The_Elder_Scrollsシリーズの舞台である。種族の多くは4000年以上前に他の大陸から渡ってきた入植者の末裔である。


  1. 『TES1:Arena』の取り扱い説明書より。ただし、面積については「最大」であり、縦横の距離には変動の余地が残されている(縦2k~3k、横3k~4kと表記されているため)。
  2. 資料や書籍でも表記が違うため、統一言語の正確な名称は不明。地球での英語に相当する言語と表記がタムリエル内での共通語として用いられている。

種族

The Elder Scrollsシリーズでは主に10の種族が存在する。もちろんここに挙げていないだけで、実際にはもっと多くの個性豊かな種族が登場する。

ここに挙げた種族は基本的に殆どの作品で主人公として選択可能なものである。


人間

いわゆる普通の人間。特別な能力こそ少ないものの、得意スキルのバランスが良くなんでもこなせる安定性がある。

古代ノルドが二番目にタムリエルに渡り、古代エルフ族を追い落としていったという歴史を持つ種族。


個別記事がある人種についてはそちらで詳細を参照。


Imperial

古代のノルド族を祖とし、古代エルフの奴隷階級であったシロディール地方(Cyrodiil)の人々が反乱を起こして勝利したのち、現在タムリエル大陸を支配している帝国(Imperial)の支配層となった民族のこと。


帝国が大陸の中心部に位置するという地理的な的事情から人間以外の他種族とも関わりが深く、同盟に積極的で歴史的に様々な民族の文化を受け入れて国を支え、繁栄させてきた。

軍事や商売などの才能に秀でた者も多いほか、教養が高く貿易や外交といった知的な職に就く者も多いバランスタイプな民族。現実世界のラテン系ローマ人がモデル。


Nord

タムリエル大陸に現在住んでいる人類の起源につながる種族。

遥か遠い昔に北の果てのアトモーラ大陸と呼ばれる極寒の大陸から現れたとされ、先住していたスノーエルフとの間に血みどろの戦争を繰り返して最終的に北方のスカイリム地方(Skyrim)へと定住するに至った。

長らく寒い地方に暮らし続けた民族のため寒さに並外れて強く、大柄で屈強な人々が多い。


現代でこそ魔法よりも物理戦闘が大の得意な生粋の脳筋……狂戦士タイプだが、学問のヘッポコ具合はさておいて意外にも実用的な航海術や識字率などはそこそこ高く交易も盛ん。

山を隔てた南方のImperialとは歴史的にも関係が特に深く、同胞も同然の関係が続いていた。

"ノルド"の名前通り北欧系(特にゲルマン人やデーン人)がモチーフで、肉食中心の食文化や服装等にも共通点が多い。


Breton

北西の山岳地帯ハイロック地方(HighRock)に起源を持つ人々。元々は古代のノルドとエルフたちの血統を継いだ種族であるためか、非戦闘系の魔法に大きな適性を持つ。

魔術師、魔法戦士向きで現実世界のケルト人がモデルとなっており、デフォルトでは男女共にキャラメイクで比較的美人がつくりやすい。


高い山脈が連なる地域の特性のためか多数の都市国家に分かれての暗闘を繰り返すきらいがあり、長らく一致団結して侵略に出ることは少なかった(三旗戦争は例外の一つ)。その代わり外部に対しては人間、エルフを問わず比較的友好的で、人間とエルフを折衷した独自の文化的伝統を守ってきた。

Skyrimのリーチ地方にも元々はブレトンが多く住んでいたが、他地域の侵略に絶えず晒されてハイロックのブレトンより閉鎖的傾向が強い。現在では彼らの"特に"過激な一派がフォースウォーンと自らを呼称し、蛮族にしてテロリスト集団として暗躍している。


Redguard

古代に西の果ての海に存在した幻の大陸ヨクーダ(Yokuda)から海を渡って移住してきたとされる人種で、大陸西部にある灼熱の砂漠地帯ハンマーフェル地方(Hammerfell)に多く住む。

ノルドとは別の起源でタムリエル大陸に移住したという異なる経緯があるものの友好的で、他の人間種とは持ちつ持たれつな同盟関係を維持している。

一方で南方の島々に暮らす傲慢なエルフとは歴史的に争いが絶えることはなく、犬猿の仲。

アラビアや北アフリカの人々がモデルとなっており、黒い瞳に色黒で堅牢な体を持つ民族。

遠近両用の戦闘スキルに適性がある他、軍隊では優秀な指揮官や斥候になっている人も多い。


エルフ

今でこそ日本のサブカル界隈ではエルフダークエルフといえば美少女が定番であるが、USAのベセスダ社が贈るThe Elder Scrollsシリーズではエルフで美少女など存在しない。

冷酷な表情を貼り付けたような吊り上がった目や尖った風貌が種族の特徴で、特にSkyrimより以前のエルフ種はニタリと笑ったチベットスナギツネ顔や百物語に出てきそうな妖怪じみた風貌のエルフが10割を占めていた。

エルフの種族全体の傾向としてはやはりイメージ通りに魔法関連が大の得意で、また隠密・弓スキルなどの主に一つの分野に特化している場合が多い。


古代エルフ族(アルドマー)は、アイレイド、スノーエルフ、ディレンニ族などの同族に分かれて、歴史上最初にタムリエル大陸の各地を支配した種族だった。しかし、その傲慢な振る舞いが災いしてかその後に大陸に渡来した人間たちによって反乱を起こされてしまい、最終的に大陸各地で内部分裂を起こして瓦解してしまった。

そのため、現在でも古代エルフの正当な後継者を名乗っている南方のハイエルフ族(Altmer)は数千年経った現在でも人間種、中でもとりわけインペリアルやノルドたちとの相性が悪い傾向にある。


彼らの使う武具は孔雀石を加工した碧水晶や塩水で焼入れした月長石が材質として使用されている。特に後者は裏切り者が流出させるまでエルフの機密とされていた(ゲーム上の性能はまた別であるが)。

また、オークはオリハルコンという特殊な鉱石の加工技術を有し主力としている。


High Elf(Altmer)

大陸南部に位置する温暖なサマーセット諸島(Summerset Isles)を故郷とするエルフ種。

名前通りすらりと伸びた高い身長が特徴で、美しい黄金色の肌を持ち、長命かつ非常に頭が良い。

自らを古代エルフの後継者と自負するだけあってその魔法の卓越した技術は天下一品で、そして歴史的にも彼らの生み出してきた魔法関連の道具はとても強力。


文化的にも進んでいる誇り高き種族だが自惚れがいささか強い傾向もあり、傲慢な性格だったり、野望ゆえに邪悪な魔道士になったりして大変な事をやらかす者もいる。

一方でアンカノマニマルコのせいで何かと高慢なイメージのぬぐえない種族ではあるものの種族全員が京都人気質全開ということではなく、帝国内で平和に暮らしている人物も数多く存在する。


Wood Elf(Bosmer)

大陸南西部の穏やかな森林地帯、ヴァレンウッド地方(Valenwood)が故郷のエルフ種。

小柄で耳が長く、文明の発達よりも森の中で生活することを選んだエルフを先祖に持つ。

伝統的に植物こそが神聖なものであるとして自然を崇拝しており、草花は口に入れず動物由来の肉のみを食べる習慣が根強い。

と軽業の扱いに長けた優秀な猟師が多い一方、人間的に難のある人物がとにかく多いことやオタク気質を拗らせたマジキチの存在がやたらネタにされる。


Dark Elf(Dunmer)

大陸東北部の火山地帯モロウィンド地方(Morrowind)を故郷に持つ黒肌赤目のエルフだが、元々はチャイマー(Chimer)と呼ばれたエルフの一族だった。

しかし古代チャイマーの王インドリル・ネレヴァルが謀殺され、ロルカーンの心臓を奪取したトリビューナルのヴィヴェクたちが不死の現人神になったことがそれまで彼らを数百年以上に渡って守護していたデイドラの女神アズラの激怒を買ってしまい、種族そのものに呪いをかけられて現在のような姿になってしまったという。


第四紀ではシェオゴラスの引き起こした隕石の衝突で故郷であったヴァーデンフェル島(vvardenfell)が壊滅しており、スカイリム地方に近いソルスセイム島に落ち延びている。

歴史的背景からやや排他的な性格で一見すると付き合いが悪いものの、仁義や友情を重じており家族や祖先を非常に大事にする傾向が強く、たとえ傭兵であっても仲間思いの者が多い。

エルフ種としては珍しく人間との交友関係を重視しており、お隣の帝国やスカイリム地方のノルドたちと同盟を結んだことも一度や二度ではない。

祖先の霊を用いた魔術を使うことができ、隠密活動や魔術師が得意。中には魔法剣士タイプも。


Orc(Orsimer)

要はオーク。筋骨隆々で醜い外見だが事情ありな民族で、タムリエル大陸ではエルフ種に分類される。

その外見から歴史上常に苛烈な迫害を受け続けており、古代オーシマーの故郷であったオルシニウムが滅びた現在では故郷と呼べる土地さえ持ち合わせていない亡国の民である。

元々はトリマニクという戦神を崇拝するエルフの一族だったが、トリマニクが裏切りを司るデイドラボエシアに喰われてしまい、その糞が憤怒の神マラキャスとなった際にその信徒も醜く変貌してしまった悲しき歴史が存在する。


エルフでありながら屈指の近接戦特化型であり、たとえデイドラが相手だろうと挑む強い勇気・忍耐力・忠誠心などが評価されて帝国内では社会的に地位の高いオークも数多い。

最近のゲーム中ではようやくマシに(3作目以降、敵限定からプレイアプルへと昇格)なっているが、偏見をもつ人々はまだ残っている。

また、エルフ種族らしく料理や芸術に関係する面で天性の才能を持ったオークも多い。


獣種

いわゆる獣人種のこと。

それも日本のアニメによくあるスゴイカワイイな獣耳しっぽ程度ではなく、ガチの獣人のためその手の方々が歓喜するとかなんとか。

当然というか何というか、ケモ性癖におおらかな海外ではファンアートがやけに充実している。


種族としては本当に多種多様で、中には生まれた月の満ち欠けで姿が変わるというユニークな特性を持っている不思議な種も。

また、どこか憎めない愛嬌を持つ獣人も多いとムアイクは聞いた。

タムリエルに古代エルフたちが現れるより前から大陸に住んでいたとされるが、起源となる獣人たちはエルフの時代よりも前から原始的な生活を過ごしており、歴史の表舞台に立つことは少なかった。


Argonian

トカゲがモチーフの冷静沈着な人型の爬虫類。

南東部のブラックマーシュ地方(Black Marsh)という有毒生物や病原菌が蔓延る熱帯雨林に住み着いている種族で、あらゆる薬草を用いた錬金術、回復魔法や隠密技能に長ける。

成長の途中で性転換したり、卵から生まれたりと人種の中でも根本的に何かが違う気がする。

感情をほとんど表に出さず腹の底が読めない者が多いと言われるが、敬意や忠義には厚く友と認めた相手のためには文字通り死ぬことさえ厭わない。

虚無の神シシス(Sithis)を信仰するものも多く、他の地域とも違う文化を発展させてきた。


個人ではともかく種族としてはダークエルフとは深い因縁があり、国同士では限りなく敵対に近い険悪な関係にある。

これにはアルゴニアンがダークエルフの奴隷であった時期もあれば、一転して破局噴火で故郷に壊滅的被害を受けたダークエルフの窮地を見計らってここぞとばかりに侵攻したなどの血みどろの歴史に関係している。

また、何故か作中でエロ本があったり、Oblivionではヒロイン枠がこの種族だったりする。


Khajiit

カジートはがモチーフの温厚な獣人であり、エルスウェア地方(Elsweyr)という南方の山岳・砂漠地帯が故郷。

月の満ち欠けに強く影響される種で、生まれた時の月齢によって兄弟姉妹でもまるで異種族のように姿が異なる亜種に分化する。巨人のような体格で肉体労働に優れたカジートから、ほとんどイエネコのようなカワイイ...魔法を得意とするカジートまで亜種が20種近く存在する。

ただしエルスウェア以外で見かける亜種は単一であり、ほぼ人間のような体格で二足歩行する猫という姿である。この亜種は正式には「シュセイ・ラート」と呼び、隠密やスリ等を得意とし盗賊や軽戦士向きの種族となる。

歴史的にエルフとも人間とも仲がいいようでいて、時に気まぐれに同盟し、時に気まぐれに戦うという一風変わった不思議な立ち位置にある。


カジートたちにはMoon Sugarやスクゥーマ(Skooma)といった他種族にとっての麻薬となる薬物に強い耐性があるため、そんなMoon Sugarを旅のおやつとして持ち歩くカジートたちも多く、うっかりそれらを各地で悪気なしに人間に売ってしまったことでカジート全体が悪者にされてしまうことも多い。

カジートの一人一人は人間的にとても付き合いやすい者も多く、陽気でジョークを好み、表裏のない気分屋な性格の者が多い。社会からの風当たりはまだまだ強い。


古代の種族

Nede/Nedic

アトモーラ大陸から移住してきた最初の人類で、TES5で古代ノルドと呼ばれている人々。

ニード人、ネード人、ネディック人とも。

レッドガードを除くタムリエル大陸の人類の祖先で、ノルドはその直系の子孫に当たる。


Aldmer

アルドメリス(Aldmeris)からサマーセット島に移住して魔法文明を築いたエルフ族。

タムリエル全てのエルフ族の先祖であり、中でもハイエルフが彼らの直系の子孫に当たる。


その他の種族

Ayleid

シロディールを中心に生息していたアルドマーの派生種族。「ワイルドエルフ」、「ハートランドのエルフ」とも。

人間たちを奴隷として繁栄していたが、竜神アカトシュの加護を受けた人間たちの反乱によって絶滅しているとされる(生き残りはいる)。

タムリエル各地にアイレイド特有の白い石造りの遺跡と凄まじい力を持つ遺物を残している。

生きていた頃はプライドの高さ、傲慢さはアルトマーをさらに上回っていたという。


Dwarf

ドワーフとは、ドゥーマー(Dwemer)の呼び名の方が有名なエルフの一種族。ディープエルフとも。というわけでTES世界のドワーフはエルフの一種。

魔法とは一風変わった独自の鋳造・機械技術による科学文明を築き、大陸北部の火山や山岳地域の遥か地下に地底都市を築いていた。

男女共に髭を伸ばし、背は子供のようであり、そして陰険で残忍な性格であったとのこと。


彼らの作った創造物の中でも"真鍮の塔"と呼ばれる巨大オートマトン「ヌミディウム」は後に帝国の皇帝「タイバー・セプティム」がハイエルフたちを叩きのめすのに使用されることになる。

しかし知識の探究の果てに神の遺物さえ軍事転用した果てに禁断の品に触れてしまい、あるとき種族そのものが一瞬で忽然と消滅してしまった。(全員ではなく、一名だけ生存者がいる。)

今では、彼らの残した数々の機械文明の痕跡とオートマトン(機械人形)たちが主人無き今も地下で動き続けるのみである。

彼らが禁忌に触れて消えた際、一体何がその場で起きてしまったのかは誰にも分からない。

日本語版では「ドゥーマー」と表記されるが、英語の発音では「ドウェマー」の方が近い。


Falmer

地下深くに住む盲目の残忍な怪物だが、かつてはスカイリムの地を支配した誇り高いエルフ種スノーエルフたちの成れの果て。

当時アトモーラの大地から入植してきた人間の新勢力に危機感を抱き「タムリエルを脅かす害虫」として虐殺した。人間がサールザルで発見したアーティファクトを奪取する為であったともいう。しかし、虐殺を生き延びた人間の英雄イスグラモルがアトモーラから500人の同胞団という戦士団を連れて帰還し、熾烈な戦いとなる。数々の大戦の果てに敗れたスノーエルフの王国は王子の死をきっかけに終焉を迎え、スカイリム地方は人間、のちに言うノルドたちのものとなってしまう。


そして戦いを生き延び、ノルドへの復讐を誓う彼らたちの残存勢力は「彼らを受け入れよう」と申し出たドワーフた ちの甘言に拐かされてしまう。

安全に匿われたはずの彼らを待っていたのは地下での凄惨極まりない拷問の日々であり、毒キノコを食事に混ぜられて盲目にされた彼らは奴隷となり、奴隷として長い年月を地下で過ごしたスノーエルフは獰猛なファルメルとなってしまった。


知性に加えて魂までも劣化しているのか、TES5では人の魂が入らないはずの黒くない魂石でも魂縛できてしまう。

また、本来は他のエルフ同様「ファルマー」であるものの、日本語版では誤訳によりファルメルと呼ばれている。


ヒストの木(Tree of Hist)

ブラックマーシュ地方の各地に生えている霊魂の樹木と呼ばれる巨大な樹木で、このヒストの木は見えない根を通じ、精神的に一つにまとまっているとされる。


会話する力はないものの樹そのものにもアルゴニアンと深いつながりがあり、時に強い意思を持ち、遠い地方に住む仲間にも意思を伝えることがある。

アルゴニアン文化の方でも伝統的にヒストの樹を大事なものとして扱っており、その樹液は儀式に使われる。


大陸の外の種族


Akaviri

タムリエル大陸の遥か東、海を隔てた先にあるとされるアカヴィル大陸の住人達。

アカヴィリ達の詳細は不明なものの、厳密には半人半蛇の不死の種族「ツァエシ」、猫と龍神の「カ・ポ・ツン」、そして猿人の「タング・モ」、北方の魔族の「カマル」などそれぞれを大雑把に括った総称であるらしい。


半人半蛇の民族である不死のツァエシが長らく有力な勢力であり、どこか日本にも似た某極東の島国風の鎧甲冑が特徴的。

この大陸にエルフはおらず、遥か以前に人間が居たらしいものの詳しいところは不明。ツァエシに捕食されつくし絶滅したとも。

定期的にタムリエル大陸に侵攻してくる何とも不思議な東洋の異民族であるが、タムリエル同様に大陸内で熾烈な内戦が続いているらしい。

アカトシュドラゴンボーンにも一枚噛んでいるらしく、歴史的には帝国の成り立ちと切っても切れない関係である。


Maormer

シーエルフ、もしくはトロピカルエルフ。サマーセット島より南のピアンドネアの住人。

ハイエルフ達とは何度も激しい戦いを繰り広げている。


Sload

スラス群島、コーラル王国(もしくはサンゴ王国)の種族。

ナメクジやカエルのような姿で魔法能力が高い。特に死霊術などが得意。

法律と忠誠などを尊重しているが、その真意は利益目的。最大の利益に繋がるのであれば、誘拐や冒涜、殺人や虐殺など、非道徳的行為にも躊躇がない。挙句にデイドラと協力することすらあり、別名は"神を信じない種族"。

彼らの伝承や神話に登場する英雄たち成功までに長い計画や熟考を重ねており、逆に悪役は素早い思考と勇敢な行動で失敗している。このため慎重さや熟考を好み、逆に無謀さや速さを嫌う風習がある。故に「Adventure」を彼らの言葉に訳すと「悲劇的な災害」となる。第一紀にタムリエルに侵攻し、「スラシアン疫」と呼ばれる疫病をばら撒いてタムリエル中の種族を滅ぼしかけた。

結果、当時のアンヴィル王によって生息地ごと滅ぼされたはずだったが後に復活している。


ドラゴン

九大神の主神たるアカトシュによって生み出されたとされる地上最強の生物。

本能レベルで支配者としての性質を刷り込まれている。時系列で最も古き時代にタムリエルを支配し、惑星ニルンそのものを世界征服しようとすらしていた。

邪悪な本能を持つ一方、支配者として生み出されただけあって戦いにおいても礼儀を重んじ、ニンジャめいた名乗りと共に正々堂々とした振る舞いを好む。

見た目に反してれっきとした知的生命体のため善悪色々な者がおり、絶対的な階級社会を構成しつつも水面下では一枚岩ではなく、また己の本能を宗教的な哲学と瞑想で克服しようとするものもいる。


不老不死の魂を持ち、長い年月埋められ白骨化してもそれはただの封印にすぎず、蘇ればまたたく間に血肉を取り戻す。完全に滅ぼすには人の体に竜の魂を宿す者、人の形をしたドラゴンであるドラゴンボーンが対象となる竜の魂を食らう以外にない。

また、彼らの発する言葉の一つ一つが極めて強大な力を秘めた竜言語魔法「シャウト」であり、ドラゴン同士の戦いは命をかけたレスb…論争にほかならない。


地理

勢力の区分けはTES5(第4紀201年)でのもの。


帝国領

第一紀に古代エルフであるアイレイドの奴隷であった人間たちが女王アレッシアに率いられ反乱を起こし、アイレイドを滅ぼして帝国を樹立。

アレッシアはアカトシュに祝福され「王者のアミュレット」を授けられ、以降アレッシアの血族が皇帝として君臨してきた。帝国はアカトシュを主神とする主要八柱のエイドラ神からなる八大神教を守護し、その見返りにエイドラの加護とデイドラのタムリエルへの侵略を防ぐ結界が与えられるという契約を正当性の根拠とする。

幾度かの興亡を繰り返しながらも第四紀のミード朝の皇帝までアレッシアの血族「ドラゴンボーン」であるとされている。

第三紀のタイバー・セプティム皇帝時代にタムリエル全土を支配するまで勢力を広げたが、セプティム朝の滅亡以降は権威的も軍事的にも勢いを失い、領土がかつての半分以下にまで衰えてしまっている。


Cyrodiil

TES4の主な舞台。

大陸中心部で、帝都インペリアル・シティを有する帝国の中枢。

緑豊かな草原が広がる肥沃な土地であり、白金の塔を含めてかつて栄華を極めたアイレイドの遺跡がところどころに点在する。

帝都には様々な人種が暮らしており、タムリエル内でも有数の国際色溢れる都市。


High Rock

大陸北西のブレトン領・及びオーク領の山岳地帯、全体として巨大な半島になっている。広大な森林が広がり、一部は荒野や雪山となる。西端の大洋に面しているのがグレナンブラ地方、深い森が広がる。半島中央の南部がストームヘヴン地方、森が比較的開発されて農地が多く、経済的に栄えている。半島中央の北部は リベンスパイアー地方、岩山が多く荒野が広がる。半島のつけね東端の南部はバンコライ地方。北バンコライはブレトンが居住するハイロックの一部だが、南バンコライはレッドガード領でハンマーフェルに含まれる。東端の北部はロスガー山脈で、オークやリーチの民、ノルドが多く住む国境地帯となっている。

長年いくつもの都市国家による戦乱続きの危険地帯であり、イリアック湾を挟んだハンマーフェル北部も含めて無数の都市国家に分かれて戦争と政争に明け暮れていた。しかしTES2『ダガーフォール』にて「西の歪み」事件が起きた結果、西部グレナンブラ地方の中心都市ダガーフォール、中部ストームヘヴン地方の港町ウェイレスト、オーク族の都オルシニウム、イリアック湾を挟んでハンマーフェル北部のセンチネルの4都市国家のみとなった。しかもこれら都市は親帝国の立場を取るという共通性もあり、以後「奇跡の平和」(Miracle of Peace)と呼ばれる比較的平穏な情勢が続いている。


Aldmeri Dominion

第2紀に「アルドメリ・ドミニオン」、第4紀に「アルドメリ自治領」と同じ名前の国が登場するが全く別の国家。詳細はそれぞれの記事参照。

TES5ではアルドメリ自治領と訳す(Aldmeriは「アルドマーの」という意味なので、アルドマー自治領、もしくはアルドメリ・ドミニオンとすべきかもしれない)エルフ至上主義組織サルモールとその傀儡国家。「帝国が自治権を与えた半独立国」と言った帝国側から見た位置づけで自治領(Dominion)と呼ぶのだろう。だが今やその領土の広さ、国力とも帝国を上回り、帝国の存亡を脅かす存在となっている。


Summerset Isles

大陸南西の離島でハイエルフ領。最大の島サマーセット島は、古代の水晶の塔が聳える魔法文明の発祥地である。穏やかな気候と豊かな自然の中に優美な白亜の建築が建つ美しい土地。第四期ではエルフ至上主義者の組織「Thalmor」が支配するAldmeri Dominionの中核。アルトマーの王家を始め、サルモールに反対する勢力は激しい粛正で壊滅した。

二番目に大きな島はオーリドン島である。サマーセット島と大陸との間に位置する地勢を反映し、アルトマーとしては他種族に融和的な人々が多いとされる。

三番目に大きな島、アルテウム島にはタムリエル最古にして最強ともいう魔術結社、サイジック会がある。サイジック会からは魔術師ギルド創設者ガレリオン、悪名高き死霊術師マニマルコといった歴史的な魔術師が輩出した。入会も修行も困難を極め、その魔術は島ごと現世から数百年も隠れたり、嵐を起こして艦隊を壊滅させたりなど魔術師ギルドの魔術師には手に負えない超高度な技術を誇る。第四期にはサルモールとの対立を避けて島ごと隠れてしまった。


Vallenwood

大陸南部のウッドエルフ領。緑にあふれた土地で、自然が意思を持って生きている。

西に海峡を隔ててサマーセット諸島、東にエルスウェーアと国境を隣接する。サルモールがこの地には正当な政府がないと主張し、統治下に組み込んでしまっている。


Elsweyr

大陸南部のカジート領。北部は砂漠地帯、南部には森林などが点在する。

カジートたちは伝統的に二つの月を崇めているのだが、ある時一時的に月が空から消失する事件が発生し、カジート達は大パニックを起こした。

その後、月を戻したと主張するサルモールの喧伝にまんまと乗せられてしまい、太古に存在したアネクイナとペレタインという二つの国に分割弱体化された上で、サルモールの支配下に置かれてしまった。



独立地域

Hammerfell

大陸西部のレッドガード領。

砂漠地帯のうえ岩山まで広がるが、水場や緑はElsweyrよりは多い。

長年の間は帝国領だったが「大戦」の末にアルドメリ自治領との和平が難航し、これ以上の戦争を負うわけにはいかない帝国の妥協策としてレッドガード領が勝手に割譲された結果に現地民が反発。

帝国軍もアルドメリ軍も追い出して独立を宣言した。


Black Marsh

大陸南東に位置する熱帯雨林・湿地帯でアルゴニアンの故郷。

有毒生物が多く暮らし、人間やエルフにとって危険に溢れた湿地帯なため長らくブラック・マーシュという呼び名で呼ばれていた。

(ブラックマーシュはタムリエル中のゴミが流れつく「ゴミ溜め」という意味の蔑称である)

詳細はアルゴニアン記事を確認して欲しいが、アルゴニアン自身はヒストがあれば何処でも故郷と見做し、この故国地域全体を呼ぶ名称を持たない。他種族が蔑称を避けてこの地域を呼ぶにはエルフ語の「アルゴニア」という呼び名がある。

モロウィンド地域の火山が噴火し、ダークエルフが窮地に陥ったタイミングでアルゴニアン達はチャンスを見逃さず侵攻し、混乱に乗じて大陸側の領土を奪取した。


混乱中

Morrowind

モロウウィンドは大陸北東部のダークエルフ領として第一紀から第三紀まで栄えてきた。第三紀末の混乱で統治者のヴィヴェクが行方知れずとなり、Morrowindを守護していた三人の現人神の消滅によって宙に固定されていた隕石「The Ministry of Truth」が落下。その衝撃で巨大火山レッドマウンテンの噴火とそれに乗じたアルゴニアンの侵攻により崩壊も同然の状態となった。ダンマーは北西部のレドラン領に退却して抗戦しているが、収容しきれずにスカイリムなどに難民として流出している。

また、オブリビオンの動乱やそれに伴ってアルゴニアン侵攻に帝国の援軍が来なかった顛末により反帝国感情自体は他地域同様に根強いものがある。


Skyrim

大陸北部のノルド領で、雪の多い広大な寒冷地帯。南部には温泉も存在する。

地域の特色としてタムリエル大陸最高峰の山脈「世界のノド」を有するほか、ノルドの民族的な英雄であるタロス神の祠をはじめ、各時代の様々な神殿が各地に眠っている。


「大戦」終結に伴い、帝国がサルモールとの戦後の協定でうっかり英雄タロス神の崇拝を禁止したことにより多数のノルド人勢力が帝国に反旗を翻してしまい、帝国側と反乱軍のストームクローク勢力とが長らく内戦に陥ってしまっている。



組織

戦士ギルド(Fighters Guild)

傭兵を雇用し、依頼に応じて派遣するギルド。

ネズミ駆除からモンスター退治、要人の護衛など様々な依頼を請け負う便利屋のようなギルド。

第2紀320年にツァエシのヴェルシデュ・シャイエによって設立された。当初はツァエシ語で「兵士」を意味する「スィフィム」という名称で呼ばれてた。

タムリエル全土に支部があるが、スカイリムでは「同胞団」という同様な目的の組織が太古からあるため支部が存在しない。


魔術師ギルド(Mages Guild)

魔法と錬金術を研究する組織。

民間に魔法関連のサービスを提供しており、呪文の販売や魔術の訓練、錬金術の材料や器具の販売、転移魔法による転送サービス等を行っていた。

第2紀初頭にヴァヌス・ガレリオンによって設立された。ガレリオンによるその目的は、サマーセット諸島のサイジック会等の俗世から孤立した秘密主義結社による魔法技術の独占、またそれによる社会的な魔法に対する不信感の増大に対処する為であったという。またギルドは、それまでの難解な魔法学を整理し学びやすくする事で、より広い人々が習得可能な現在の魔法体系を生み出した。本部はシロディールのアルケイン大学に置かれ、タムリエル各地にそれぞれ現地の事情に合わせた自治権のあるギルドが設立された。

しかし第4紀初頭に「オブリビオン・クライシス」に関わったという批判を受け解散。シロディールの本部はウィスパーズ大学とサイノッドという組織の二大勢力に分裂し抗争している。


盗賊ギルド(Thieves Guild)

盗賊やスリ、密輸業者などの組織。

「殺すなかれ、犯すなかれ、貧しき者から盗むことなかれ」をモットーに盗賊業は勿論、盗品の販売や盗みの技術の訓練、情報ネットワークの構成や遺跡などから「盗み出す」という建前でトレジャーハントなどを行っている。

非合法の犯罪組織であるが賄賂や犯罪者の受け皿といった形である程度黙認されており、その技能を頼りにして何としても自分の欲しい物を得たい、一族の家宝といった重要な品を奪還してほしい、相手に醜聞をかかせて貶めたい…そう望むが公には出来ない願いを抱いた一般人から権力者まで幅広い層の元客がいるのもそれを後押ししているのが現状。

また基本的に殺しに関してはご法度とされているが地域ごとに差があり、自衛の為ですらNGという厳しい所もあれば明確に「敵」だと判断すればやむ無し、という所も。

ただし裏切り者や大きな障害となり得る組織といったギルド全体を脅かす存在に関しては話は別で、その場合は構成員の中でも選りすぐりの人員を派遣し秘密裏に抹殺や恫喝という手段が取られる。

各地に存在するが横のつながりはほとんどなく、縄張り内での仕事を主にしている。


暗殺ギルド

モラグ・トング(Morag Tong)

第1紀からモロウィンドを拠点に活動する政府公認暗殺ギルド。設立にはデイドラのメファーラが関わったと言われる。

ギルドから発行された令状の元に行われる殺人は白昼堂々行われようとも罪にはならない。そのため暗殺というより死刑執行という側面が強い。

モロウィンドの名家同士の抗争に介入することで、大きな戦争にまで発展させないという潤滑油的な役割もある。

第4紀のレッドマウンテンの大噴火で機能を失い、メンバーは散り散りになった。

闇の一党(Dark Brotherhood)

第2紀の時代に上記のモラグ・トングから分離し、派生した暗殺ギルド。

教義の違いや暗殺の流儀、その他諸々の理由から昔から組織間で激しい対立が続いている。

モラグ・トングとは違って非合法の犯罪組織ではあるが、政府要人からの暗殺も請け負うなどの持ちつ持たれつの関係で黙認されている。

政府公認の暗殺集団として厳正かつ慎重に仕事を選ぶモラグ・トングと違い、依頼さえあれば仕事をする。

しかしモラグ・トングと同様にこの世界の治安の悪さが暗殺以前に戦争や動乱、そして大噴火でもうめちゃくちゃになってしまっている関係上、闇の一党も第4紀200年の時点でスカイリムのファルクリースの聖域を除いて壊滅してしまっている。

かつては盗賊ギルドとも険悪な関係であったが、上述の悲惨な状況から今は互いの構成員間でやり取りをして助け合うなど細やかな交流がなされている。


ブレイズ(Blades)

皇帝直属の親衛隊。

皇帝の護衛からタムリエル各地の諜報活動までを行う帝国軍のエリート集団。

第1紀のレマン王朝を創ったレマン1世の私兵「ドラゴンガード」が前身。

ドラゴンガードは元々アカヴィルでドラゴンボーンをリーダーにドラゴンを狩ることを生業としていた戦闘集団。シロディールとスカイリムの国境でレマン1世の声を聞き、彼こそドラゴンボーンであると認め従うことになったという伝説がある。

そのため装備一式はアカヴィル様式の物となっている。

ブレイズという名前になったのは第3紀のセプティム王朝の創始者タイバー・セプティムから。

第4紀に入るとミード朝の皇帝はドラゴンボーンでないとして付き従うことはやめ、独自に帝国のために活動を開始。しかし、アルドメリ・ドミニオンとの戦争で壊滅状態に追い詰められ、少数が身を潜めドラゴンボーンの再来を待ちわびている。

皇帝の護衛と諜報の任務は「ペニトゥス・オクラトゥス」という組織が引き継いでいる。



宗教

大きく分けてまっとうな神々であるエイドラ(もしくはエドラ)、邪神的存在であるデイドラに二分される。

ただしどこまで邪悪なデイドラでも絶対悪と言うことはおそらくない。9割9分邪悪でも残りの1%はポジティブな面をもっていたり、エイドラの善性に潜む矛盾に反骨していたりする。

エイドラもエイドラで一部には神託の素質のある子を親元から引き離して育てる風習がまかりとおっているなど、人類にとって有益であっても個人単位ではそうとは限らない面がある。


Daedra(デイドラ)

Oblivionと呼ばれる異界に住む不老不死の存在達。特に力の強いものはDaedra LordだとかDaedric Princeと呼ばれ神に等しい力を振るう。該当記事参照。



Aedra(エイドラ)

いわゆるタムリエルで信仰される神々のこと。種族によって信仰されるエイドラは異なり、あるいは名前が異なっても同じ神だと見なされる場合もある。各種族記事の信仰、および該当記事も参照。


現実世界同様1年が12ヶ月になっており、各月の日の出に最も近い星座がタムリエルに影響を与える。大蛇座だけは例外で特定の月を持たない。

設定上は祝日があり、作品によっては酒が振る舞われたり、商品の割引きなどがあったりしたが最近の作品では反映されていない。下記の表の備考に記された祝祭日はTES2:Daggerfallのカレンダーに記載されていたものから抜粋。その他の祝日や詳細はこちらを参照。


タムリエル日数星座備考
1月Morning Star(暁星の月)31儀式座1日に新年を祝う「New Life Festival(新しい命の祭典)」という祭日があり、エールが無料で配布される。
2月Sun's Dawn(薄明の月)28恋人座2日は「Mad Pelagius(マッド・ペラギウス)」という狂王ペラギウスの命日。愚行が推奨される日。
3月First Seed(蒔種の月)31大公座種まきの月というだけあって7日が「First Planting(最初の種まき)」という祝日がある
4月Rain's Hand(恵雨の月)30魔術師座TES5では「レインズハンド」と訳揺れもある。28日に「Jester's day(道化師の日)」というシェオゴラスが作ったと言われるどんちゃん騒ぎをする日がある。
5月Second Seed(栽培の月)31影座7日が「Second Planting(第二の種まき)」と呼ばれる祝日。
6月Mid Year(真央の月)30駿馬座TES5では「年央」と訳揺れもある。24日はタイバー・セプティムの誕生日で中期タムリエル語で「Tibedetha(ティベサ、タイバーの日という意味)」と呼ばれる。
7月Sun's Height(南中の月)31見習い座20日は「Sun's Rest(太陽の休日)」という全ての商店が休業する祝日。この日に営業したら重い罰金が課される。
8月Last seed(収穫の月)31戦士座27日は「Harvest's End(収穫の終わり)」と呼ばれるいわゆる収穫祭。TES3~5はこの月から始まる。
9月Hearth Fire(薪木の月)30淑女座3日は「Tales and Tallows(物語と獣脂)」と呼ばれる霊が降りてくるとされる日。
10月Frost Fall(降霜の月)31塔座13日は「Witches' Festival(魔女祭り)」という、人々が奇抜なコスプレしたり、子供がお菓子をねだったり、カボチャのランタンが飾られたりと、いわゆるハロウィンみたいな祭の日。
11月Sun's Dusk(黄昏の月)30精霊座20日は「Warriors Festival(戦士の祭り)」という武器が半額になる日。
12月Evening Star(星霜の月)31盗賊座最終日は「Old Life Festival(古き命の祭典)」といういわゆる大晦日

曜日

曜日はタムリエルも7日で1週間で各曜日の名前も現実世界のもじりである。


曜日タムリエル
日曜日Sundas(サンダス)
月曜日Morndas(モーンダス)
火曜日Tirdas(ティルダス)
水曜日Middas(ミダス)
木曜日Turdas(トゥルダス)
金曜日Fredas(フレダス)
土曜日Loredas(ロレダス)

星霜の書

シリーズを通しての最重要キーアイテム。

「星霜の書」とは意訳で、原語でメインタイトル「The Elder Scrolls」そのもの。

要するにファイアーエムブレムとかドラゴンボールなどと同じくらいの大宝物(肩書の割に影が薄かったり扱いが雑なのもそれらと同じなのが玉に瑕)。


しかし、宝物としての格は上記のお仲間以上で、物理的には現在過去未来のすべてが記された全知の巻物という形状を取るものの、その本質は作中に登場する子供向けの伝記によると世界誕生の際の「創造の欠片」とされる。

また、聖蚕の僧侶のデキソンいわく書自体が意志を持っているとのこと。


聖蚕の僧侶

それほどの情報量に人の脳が耐えられるわけもなく、加えて解読は儀式的なものに近いため、常人なら読むだけで永遠に失明してしまう。そのため解読は「聖蚕の僧侶」と呼ばれる専門家が行うのだが、彼らでも解読に数ヶ月から数年かかり、後遺症から立ち直るのに数ヶ月かかる。

まともに読むには僧侶たちの中で最も回復力の高い者、または書が認めたものが伝統的な方法で行わなければならないが、そちらもそちらで特定の場所で「聖」と呼ばれる特殊な虫を古代魔法の触媒としなければならず、挙句にこの方法で解読した内容はそれを正しく解釈するために数年の鍛錬を要するため、聖蚕を使って読む方法は僧侶の中で広く知られているにもかかわらず実行する者はほとんどいない。


書物として&弱点

絶対的な物理耐久性をもち、絶対に改変できないし絶対に壊れない(ちなみに「じゃあ盾として使おう(意訳」というツッコミを入れることができるシーンもある)。もしもなにかの間違いで改変することができたら、それに合わせて現実の方が書き換わるらしい。

なお、改変された歴史を本来の形に改変し直すことは作中の描写を総合するとできる可能性はある。


あるいは巻数が勝手に増えたり減ったりするので、気づかない程度の歴史改変は日常茶飯事と言う可能性もあるかもしれない。

逆に、誰もが気づくレベルの歴史改変については星霜の書をもってしても解読できない。

TES2の「西の歪み」といった誰の目にも明らかな異常事態のほか、魔術的に複雑な要因が重なって起きる「ドラゴンの突破」などが該当し、全知である星霜の書の唯一と言っていい弱点である。



その他


  • この世界の住人はわりと頻繁に日記や書物、メモなどを書いており筆まめである(学者や魔術師ならまだしも、書く習慣のなさそうな山賊までもが日記やメモなどをまめに書き残していることがある)。書物によると「定命の者の神聖なる責務だから」という事で、人もエルフも学生の頃からみんな色々書かされているようである。(※1)

  1. エリンヒルのファラスタス著『オグマの責任』


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