アルドメリ自治領(Aldmeri Dominion)には、主に2種類ある。
ここでは、第四紀の同盟について個別に記述していく。
第二紀のものについては → アルドメリ・ドミニオン
自治領を主導している組織とより詳細な活動についてはこちらを参照 → サルモール
第四紀のアルドメリ自治領
サマーセット諸島 |
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ヴァレンウッド |
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エルスウェーア |
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第四紀200年代のスカイリムにおけるアルドメリ自治領は、アリノール、ヴァレンウッド、アネクイナ古代王国、ペレタインなどが合体して結成された国家同盟で、「大戦」後のタムリエルでは帝国を上回る程の規模を誇る巨大勢力である。 (※1)
ドヴァキン(プレイヤー)たちからの呼び名は、正式名で「アルドメリ自治領」、実態を簡潔に「サルモール」、ぶっちゃけて「エルフども」等と色々。
人間の支配を終わらせ再びエルフ主導による"正しい世界"に戻すため、シロディールの帝国の打倒を狙っている。170年代に起きた大戦では、一時は帝国を圧倒し、帝都インペリアル・シティを占拠する程の力を誇っていた。しかしその後の帝国側による帝都奪還作戦および反攻作戦が成功し、自治領側の主力軍が壊滅したため、「白金協定」を結ぶことにより休戦とした。
第二紀のアイレン女王の時代はアルトマー、ボズマー、カジートの種族が対等に一致団結する方針をとっていたが、この時代における自治領(ドミニオン)は、エルフ至上主義のアルトマーたちだけで構成された組織サルモールが主体となってサマーセット諸島や同盟を動かすのみで、ボズマーやカジートは使い走りや下等種族として支配されている。
同盟としての団結方法も全て工作と転覆によるものであり、平和的な合体とはなっていない。設立そのものが名目上はアルトマーとボズマーの対等な同盟によって生まれたことになっているが、実態はアルトマー至上主義組織サルモールの傀儡国家である。
アルトマーの中にもサルモールに反発し他種族との共存を訴える穏健派は少なくなかった。だがサルモールに粛清され、個人として帝国側に合流してサルモールに対抗するぐらいしかなくなっているのが現状である。組織的な抵抗としては、サルモールと対立するサイジック会というアルトマーの魔術師組織も存在するらしい。だが、そもそも組織の存在有無すら謎に包まれており公然の活動は見られない。また故郷を奪われたボズマーやカジートにも、アルドメリ自治領に反感を持つ人々は少なくない。
- デルフィン(Skyrim)。第四紀200年時点で「あれほどの勢力はタムリエルにはいない」と言及しており、大戦ののち帝国はもうシロディールとハイロックの2ヶ国(内戦で分断状態のスカイリム加えても実質2ヶ国半)しか支配できなくなっているため、3ヶ国支配している自治領に勢力で逆転されている。
歴史
第四紀22年、サルモールはオブリビオンの動乱を解決したのが自分達であると主張し、サマーセット島の実権を掌握。島を中心にアリノールという国家を建国。
第四紀29年、サルモールの工作したヴァレンウッドの国家転覆により傀儡政権が誕生。アリノールとの合体によりアルドメリ自治領(ドミニオン)再誕。
第四紀100年、それまで2年に渡って消失していた双子の月が出現する。双子の月の消失は、特に月の力に大きく依っていたカジートの動揺を呼んでいた。サルモールは暁の魔法によって月を取り戻したのだと主張し、カジート内に勢力を強めていく。
第四紀115年、エルスウェーアが解体し、アネクイナ古代王国とペレタインの二ヶ国に分かれてアルドメリ自治領に合流。アルドメリは第二紀時代の規模に戻る。
第四紀171年、大戦が開始。帝国からハンマーフェルを離脱させ、白金協定によりスカイリムへの介入権を得るなど実質的な勝利に近い内容で休戦。