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エイドラ

えいどら

エイドラ、Bethesda Softworks開発のオープンワールドRPG「The Erder Scrolls」の舞台タムリエルで信仰される神々のこと。
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概要編集

Aedra(エイドラ)とは、いわゆるタムリエルで信仰される神々のこと。基本的にNirn(ニルン, 現世であり、舞台となる惑星の名前)に対して強い干渉を行わないものの、一般に邪神的存在であるデイドラ(Daedra)と比較すると広く信仰されている神。各地に設置されたエイドラの祠は、祈るものに恩恵をもたらす。その他、限られた状況下では今もニルンに様々な恩恵をもたらしているらしい。


ニルンを創造した神々とされ、ニルン諸民族の祖先であるとも考えられている。Aedraという言葉自体がエルフ語で祖先を意味し、Daedraとは祖先ならざる者を意味する。だが、あくまでもアルドマー(古代エルフ)に伝わる神話に過ぎない。どの神がニルン諸民族の祖先かも諸説あるので、厳密にどの神がエイドラと呼べるかは難しい問題である。


9大神と8大神編集

一般にエイドラは9大神と呼ばれる9柱の神を指すことが多い。だが9大神とはシロディールを本拠地とする帝国の公式宗教のことであり、人間やエルフが比較的共通に信仰対象としてしているエイドラ程度の意味である。また時代による変化もある。9大神に含まれるタロス(Talos)とは第三期の帝国が建国されて以降にその建国帝タイバー・セプティムが神としてこの括りに追加されたものである為、タロスが崩御する以前は8大神であった。スカイリムの時代には、白金条約により公式には帝国は8大神信仰に戻っている。


種族によって信仰されるエイドラは変わり、9大神に含まれないエイドラが広く信仰される種族も珍しくない。またエイドラ信仰が少数派の種族もある。その詳細は関連タグにある各種族記事を参照の事。後述するエイドラ間の戦いが起こった事からも分かるが、一般には善神とされるエイドラも種族の信仰によってはその一部が邪神として扱われていることも珍しくない。またかつてのエイドラがデイドラに変わったという信仰や、姉妹でエイドラとデイドラが分かれている信仰もあるので、エイドラとデイドラの区別も曖昧なところがある。また、現在広く知られることのない無名のエイドラも実在しているらしい。


伝承編集

伝承では、エイドラとはアヌとパドメイの二元論より生まれた原初の魂にして原初の神々であると説明される。神話によると、この惑星ニルンはムンダスという次元にエイドラによって創造された。ムンダスはオブリビオンOblivionという異次元の一部に設けられている為、オブリビオンの支配者たるデイドラの干渉に常に脅かされている。


ニルンの創造においてはエイドラはムンダスを訪れていたが、この創造によってエイドラの不死性が失われるという問題が生じた。エイドラは仲間割れを起こし、マグナスと賛同したエイドラたちはエイドラの本来在る次元に去ったという。エイドラの本来在る次元とは、オブリビオンのさらに遠い彼方に広がる異次元、エセリウス(Aetherius)である。マグヌスがオブリビオンを貫通してエセリウスに去った道は、その後もエセリウスより陽光と魔力をムンダスにもたらす経路となった。これが太陽であり、賛同して去った諸エイドラの残したより小さな経路は夜空の星々となった。


その他の多くのエイドラは力の弱い神から順に死んだ。アルトマーはこのような惨憺たる結果に終わったムンダス創造はそもそも過ちであったとみなす。神々を動かしてニルン創造を主導したのはロルカーンというエイドラであったが、アルトマーの主神であったアカトシュはロルカーンの責任を問い、生き残ったエイドラを率いて戦って殺した。だが、殺されたはずのロルカーンが何度かその後の歴史に干渉しているので、「エイドラの死」とは何を意味するのか真相は不明である。エイドラは単に死んだのではなく、定命の者がムンダスに生きていけるよう、当初の力を失いアース・ボーンズ(大地や天空といったムンダスの自然のこと)に変質してもさらに助力したという説もある。その代表がイフレであるとされ、ボズマーはその助力に感謝してイフレを主神に仰ぐ。


タムリエルの一般的な信仰ではエセリウスは死後向かう天国に相当し、アルトマーのアーリエル(アカトシュのこと)をはじめ、それぞれ特定のエイドラ信仰と関連する。ノルドのいうソブンガルデもエセリウスの領域であり、ショール(ロルカーンのこと)が管理する。レッドガードはトゥワッカに導かれて碧落の岸へ、カジートはケナーシ(キナレスのこと)に導かれて星の裏の砂場という領域に行くという。もちろん無条件ではなく、各エイドラごとに招待される条件があるという。


帝国9大神編集

以下に帝国の9大神を掲げる。

1.アカトシュ(Akatosh)の姿を持ち、時を司るとされる。九大神の主神。非常に多くの者から信仰の対象とされており、またNirnに直接干渉してきて人々を守るような行動を担うことも多い。帝国のシンボルが竜なのも、建国の際に彼の伝承が関わっているためである。
2.アーケイ(Arkay)杖を持った老人の姿をしており、死者の平穏、輪廻転生を伝える生死の神であるとされる。元々は人間の商人であったという説がある。埋葬葬儀を司る側面もあるため、死者の葬祭業は主にArkayの司祭の仕事である。「Arkayが私を守ってくださる!」
3.ディベラ(Dibella)美と芸術の女神。Aedraの中でも人気がある神で、特に芸術家や美を愛好するものに信仰されている。性愛を司る側面もあり、Daedraもびっくりのエロ宗派も存在する。んでもって立像が大層エロい事で有名。
4.ジュリアノス(Julianos)三角形のシンボルを持つ、知と理を司る神。学問や論理を司ることから、シロディールでは魔術師ギルドの者に信仰されている。やや地味。
5.キナレス(Kynareth)肩に鳥を載せた姿で描かれることの多い、天候や大気、自然を司る女神。司るものの性質上、特に農民や狩人などに信仰されている。SkyrimではカイネKyneと呼ばれ、声秘術(Thu'um)を人間に与えたとされる一方、吹雪を司る死の女神としての顔も持つ。
6.マーラ(Mara)愛と豊穣を司る女神。そのため、Maraのアミュレットを身につける者は結婚の意志があるとみなされる。Skyrimでは結婚式場としてMaraの神殿が使われている。
7.ステンダール(Stendarr)慈悲と正義を司る神。元はノルドNordの軍神であったといわれている。
8.ゼニタール(Zenithar)労働や商売を司る神。商人や労働者に信仰されている。買い物前にこの神の祠に祈りを捧げれば割引きの祝福を授かることができる。通称:銭タール。
9.タロス(Talos)タムリエル全土を統一し帝国の礎を築いた王、Tiber Septimが神格化したもの。元々はノルドNordであったこともあり、Nordは彼の存在を誇りとしている。逆にその歴史的背景から特にハイエルフ達にはこの神を認めたがらない者が多い。そして第四紀にサルモールが帝国を脅かした後、この信仰を禁じさせたことで、Skyrimには内乱の種が撒かれることになる。
ロルカーン(Lorkhan)Akatoshとともに世界を創造したとされる失われた神。北欧神話におけるロキのようなトリックスターであり、世界を創造した罪を負ったとも言われており、9大神に数えられることはない。Morrowind, Oblivionでは彼の存在が一つの火種となるクエストがある。SkyrimではショールShorと呼ばれ、死後に勇者が招かれるソブンガルデSovngardeの王とされる。
マグナス(Magnus)Lorkhanに協力して世界を創造したとされる神。しかし創造の課程でAedraが力を失っていくのを知ると賛同者を連れて星々の世界へと去り、この際に次元に生じた穴が太陽となった。全ての魔法は彼の力に拠って行使できるとされ、魔術師の信仰を集めている。9大神には数えられない。

関連タグ編集

The_Elder_Scrolls  多神教

各種族:エイドラの扱いは信仰節参照編集

ノルド インペリアル レッドガード ブレトン

アルトマー(ハイエルフ) ボズマー(ウッドエルフ) ダンマー(ダークエルフ)

オーシマー(オーク) アルゴニアン カジート

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