概要
CV:冬馬由美
三つの不良校を制圧した実績を持つ女教師。
九能校長が乱馬打倒の為に呼び寄せた切り札で、風林館高校1年F組の担任となる。専攻は英語。
実は八宝斎の弟子にあたり、元祖無差別格闘流の究極奥義を修得している。
普段は子供のような風貌だが、究極奥義に基づく特殊な闘気吸引体質の持ち主で、相手の闘気を吸収する事で大人の姿へと変身する。
人物
生徒への思いやりが強く、一般生徒からは概ね慕われる良識ある人物。一方で強い正義感の持ち主でもあり、悪さをする不良生徒は容赦なく持ち前の闘気吸引体質で無力化してしまう。子供みたいな姿でも意外と教育熱心でよく授業をサボる乱馬を心配し あかねに「早乙女くん先生が嫌いなのかしら」と相談する場面がある
子供の姿の時は口の周りを汚しながら食事するなど、精神年齢や立ち振る舞いも子供っぽく、余り知性や威厳を感じられない。一方、大人の姿では長身でボンキュツボンのナイスバディ美女と化し、大人の女性らしい振る舞いと口調で接するようになる。
ただし、上記の根っこの性格はどちらの姿でも変わらず、自我や記憶もきちんと共有されており、二重人格というわけではない。
戦闘能力
上述の闘気吸引体質によって、相手の闘気を吸収して無力化してしまう。
吸収できる容量は無限で、一度に多数の人間から闘気を奪い去ってもひな子には何の影響もない。
吸収量や範囲の調整も自在で、一度に多数の人間から闘気を奪ったりできる。
吸収した闘気は一定時間で消失してしまう(その時に子供の姿に戻る)が、その前に「八宝つり銭返し」によって撃ち出して攻撃技に転用することも可能。
発動には丸い穴が必要で、それを相手にかざすことで闘気吸収を行う。
手軽さと本人の嗜好から主に5円玉や50円玉を愛用しているが、丸い穴を相手にかざすことさえ出来ればどんなものでも闘気吸収の武器として用いることが可能。
闘気を吸収された者は急速に弱体化し、吸い尽くされると干からびた様に痩せ細り、しばらくの間立つことさえままならなくなってしまう。
3階の窓から飛び降りたり、畳返しを使用するなど、最低限の格闘能力もある様子だが、ひな子の真の強みは、相手の闘気を戦わずして根こそぎ吸収し封じ込められる事である。
武術家にとって強さの根源とも言える闘気を食い物にする能力から、乱馬やシャンプーはもちろん、事実上師匠にあたる八宝斎ですら正面から戦えばひな子には敵わない。
但し、人間以上の敵意や闘気を出す生物(作中では闘魚がこれに当てはまる)や、複数の人間の怨念や荒んだ闘気が籠った代物に対しては、吸収しても弱体化せず焼石に水に終わる事も。この場合、姿が一定時間を超えても子供の姿に戻らず、八宝つり銭返しを連発できるという恩恵があるのだが、時にはその怨念混じりの闘気に毒されて性格が豹変する事もある。
来歴
幼少期は猿地方病院で寝たきりの生活を送るほどの病弱な少女であったが、その境遇を不憫に思った(なお実際は、下着泥棒をする際に追ってくる看護婦たちの闘気を吸わせるのが目的だった)八宝斎から元祖無差別格闘流の健康法に基づく鍛錬(ツボ押しマッサージや体操)を受け、闘気吸引体質となり、格闘術の簡単な手解きも受けている。
その後、周囲の人間の闘気を吸って病弱を克服し、見違えるほどの健康体に成長した。
ただし、ひな子本人は八宝斎が師匠・命の恩人であることはすっかり忘れてしまっていた。
ちなみにこの闘気吸引体質を解除するツボも存在するが、身に着けるとき同じく何か月も毎日押し続けないといけない。
教師となった現在では健康のために闘気を吸う必要はなくなったが、不良生徒を懲らしめる時に使用している。