概要
「サイレントメビウス」に登場する警察組織内の一機構。
「AMP」は略称で正式名称は「Attacked Mystification Police department」
日本語訳は「対妖魔用特殊警察」
創設者はラリー・シャイアン(当初は課長。後にAMPが独立稼働するようになってからは署長)
邪界(ネメシス)と呼ばれる人間世界(ガイア)とは異なる物理法則の支配する世界から侵入してくる妖魔(ルシファー・ホーク)に対抗する為に組織された。メンバーは全員女性。これは創設者の「戦いという不毛な行為の中で唯一命を育めるのは女性だから」という理念によるもの。メンバーは全員何らかの特殊能力を持った異能者である。メンバーは当初6名だったが中盤~終盤にかけて2名が追加され、最終的には8名となった。
妖魔による人間への襲撃事件(作中では第三種判別事件、サードアトラクションと呼ばれる)が発生した際は勿論、それ以外にもTokyoで起きる不可思議な事件(まあ、ほぼほぼ何らかの形で妖魔が絡んではいるのだが)の解決を一手に引き受けている為、妖魔についての詳細を知らされていない一般警察からは「対特殊犯罪の魔女たち」やら「化け物退治の専門家」と揶揄交じりの称賛を受けている。(これは事件が妖魔絡みと分かった時点で、現場の指揮権がAMP側に移行し、要請があれば最大限協力しなければならない上に、装備面でも優遇されていることに対するやっかみもあると思われる)
反面、立場的には警察官となってはいるが、通常の犯罪に対する捜査についてはキディ(元特捜課の刑事)とレビア(電脳のエキスパート)、磯崎真奈(元捜査課の刑事)以外のメンバーは素人同然であり、キディがある犯罪の容疑者となった際には対応が後手後手になったり、警察組織の一部門であったころには妖魔側に籠絡された組織上層部に介入されて活動を制限されたこともある。(後にそれを憂慮したラリー・シャイアンが警察の運営企業を買収し、AMPを独立稼働させるに至った)
最終決戦後はルシフェルをはじめとした邪界穏健派の面々にガイアへ取り残されたはぐれ妖魔が再び事件を起こした場合の対処、処罰をAMPへ依頼している。数年後は未だに妖魔事件は起こっているものの、以前よりは被害件数は少なく予算規模は少なくなっており、現在はレビアが2代目署長として機能を維持し続けている。