CV:藤田淑子
概要
妖魔と人間の混血児で、いち早くその存在に気付き女性のみで構成するAMPを組織した現署長。
幼いころから人間に虐待を受け、それが原因で妹のローザ・シャイアンは妖魔側に付いて決別した。
第一部終了時まで詳細な出自が伏せられていた為、メンバーは「普通の人間」だと思っていた。
その為、その出自が妹のローザから明かされた時はメンバーは少なからず動揺していたが、それを上回る信頼関係がラリーと他メンバーの間に築かれており、メンバーは事実を受け入れ、その上でこれからも妖魔と戦っていくことを誓っている。
ただしTVアニメ版では香津美以外のメンバーが原作と同じく、事実を受け入れ、これからもラリーの元で戦っていくことを誓ったのに対し、香津美からは(入隊して日が浅く、そこまでの信頼関係が築かれていなかったことや真実を伏せていたことなどから)拒否感を示されている。
通常はAMPの長として対外交渉に当たったり、指揮をとることが多い為、戦闘にはあまり参加することはない。しかし魔力の素養は非常に高く、戦闘能力も他メンバーに引けを取らない。
大変な資産家でもあり、戦闘に必要な機材をそろえた相手に「私のカードだ。好きなだけもっていくがいいさ」とクレジットカードを投げ渡している。
外伝「幕末闇婦始末記」での名前は与謝野羅織(らおり)。平時は三味線の師匠をしている。妖魔とのハーフ、という設定は、南蛮の吸血鬼の血を引いている、という設定になっている。
演じたのは女優の三輝みきこ氏。戦隊ものが好きな人ならジェットマンの小田切長官やダイレンジャーのコウの母親役、と言えばすぐに顔が思い浮かぶか。
能力
妖魔側に与した妹ローザを取り返す為に鬼幻星の精霊「ネメシス」(妖魔側の女神とされるネメシスと同一の存在であるかは不明)と契約を結んでいる。
力を使う時は額に禍々しい印象を与える紋様が浮かび上がる。恐らく、香津美と同じく、惑星霊を源とする力だと思われるが、詳細は不明。
香津美のように呪文を詠唱することなく力を使う事が出来、障壁を張ったり、一睨みしただけでローザの腕の骨だけを砕いたり、天空から光のエネルギーを雨のように降り注がせて辺りを焦土にしたり、と非常に強力な能力を行使している。