概要
CV:鶴ひろみ
キディ・フェニルとは、『サイレントメビウス』のキャラクター。
刑事時代に重傷を負った結果、全身のほとんどをサイボーグ化したため30%ほどしか元の身体が残っていない。その為、対妖魔用の重力兵器であるグラビトンを撃った際の反動に耐えることができ、彼女のグラビトンは他のメンバーの物に比べ、威力が高く設定されており、数も二挺持っている。(他のメンバーの標準装備は一挺で威力も発射の反動に耐えられるように低く設定されている)
恋人のラルフ・ボーマーズとは出会った当初は険悪だったが、自身がサイボーグ化させられるきっかけとなったワイヤーとの戦いの際に仲良くなった。
魔剣メディウムに心を奪われた香津美・リキュールを救った時に命を落としたと思われていたが、サイボーグとしての能力で仮死状態となり一命をとりとめた。その際に復活する為に体の90%以上がサイボーグと化した。最終決戦ではPSのゲームから逆輸入された新兵器グラビトン・ランチャーを手に戦い抜いた。
何故か髪型や色の設定が一定しないキャラでもある。
原作では緑がかった黒髪をセミロングにしているが、劇場版では色は原作と同じで髪型が違い(ウェーブのかかったセミロング。ちなみに劇場版をコミカライズした漫画版第5巻の回想シーンではかなり劇場版に寄せた髪型になっている)、TV版では髪型は同じで色が赤茶色とメディアによって印象が大きく違っている。
辛い物が苦手な香津美とは対照的に辛い物(30倍の辛さのカレーを好んで食べるほど)とほうじ茶が好き。
外伝「幕末闇婦始末記」での名前は深川姫竜(きりゅう)。平時は芸者をやっており、かなりの売れっ子。原作での機械化されているが故の常人離れした身体能力については、出自が飛騨の忍(これは香津美や由貴についても同様)であり、怪力は生まれついてのもの、ということになっている。なので、原作ほど自身の身体の特異性について悩んでいる様子はない。
演じたのは声優の川村万梨阿氏。
能力
全身をサイボーグ化(作中ではアーマーコートと表現)しており、常人とは一線を画した身体能力を持つ。それもあってか妖魔との戦闘の際には切り込み隊長として先陣を切ることが多い。また、機械化されているがゆえに環境適応力が高く、周囲の環境が激変した場合(たとえば妖魔側の魔法でその場の空気が無くなるなど)でも、平時と変わることなく活動でき、普通の人間なら死亡するような負傷をした場合でも、保守機能によって仮死状態に留まる事が出来る(終盤にかけてはこの能力が重要なキーを握る)。くわえて自らの身体を生命維持装置代わりにして他人を救命したこともある。
(魔法や超能力、兵器などに頼らない)単純な物理的攻撃力でいえば、AMP最強(実はゲームでも育てると最終的に最強になるのは素手だったりする)なのは間違いないが、いかんせん中級以上の妖魔は単に物理力のみでは対処できないことの方が多く、中盤後半~終盤にかけては魔力や霊力、超能力の素養を持たない彼女の切り札とも言えるグラビトンが通じない相手と戦うことが珍しくない為、苦戦を強いられている。