概要
TRUMPLE(前身はABHAR)の処女作。2010年10月29日発売予定→11月26日発売。
2013年12月にアニメ化が発表され、2014年10月から同年12月まで放送された。
2018年4月27日にDMMでダウンロード版が7,344円で配信開始。
ストーリー
秋山奏は、所属する天文学会の個性的なメンバーと共に、今日も内浜(うちはま)学園の騒動の解決に当たっていた。
ケガのため放課後遅くに保健室にいた奏は、校舎に響く怪音と振動を感じ、慌てて現場に駆けつけた所、何と全裸の少女が倒れていた。
ゆいと名乗るその少女はそこにいた事情を全く話さないが、なぜか奏のことを知っている様子で、翌日に天文学会に入会する。
そして学生会からの依頼を受け、学園の周囲で起こる「校内に現れる幽霊」「眠り病」「事故多発地区」の調査を始めた天文学会の面々だったが…
スタッフ
原画・キャラクターデザイン
深崎暮人 黒谷忍
シナリオ
オオタリョウ サイトウケンジ 沢柾機
音楽
羽鳥風画
主題歌
橋本みゆき(Lantis)
登場人物
主要キャラクター
声はゲーム / アニメの順
秋山奏(あきやま そう)
声:無し / 寺島拓篤
本作の主人公。
両親が仕事で不在がちのため、佳織の家の離れに間借りをしている。
ボケてよし!つっこんでよし!天文学会のマルチなトーク担当
さり気ない優しさがウリ。
佐々木佳織(ささき かおり)
声:有栖川みや美 / 高田初美
二回生対象の「お嫁にしたい選手権」で三本の指に入るほどの器量持ち。
芯が強く真面目な性格で、学会の良心ともいえる存在である。
奏を兄のように思いつつも、恋人という関係に憧れている。
支倉愛理(はせくら あいり)
声:かわしまりの / 端沢渓
天文学会の会長にして校内一の才女。
大抵のことは簡単にこなしてしまうものの、おだてに弱く、すぐ有頂天になる。
合気道をしているのもあってか、昔から底抜けにケンカが強い。
……が、実際のケンカの時は技ではなく蹴り倒すことがほとんどである。
古川ゆい(ふるかわ ゆい)
声:青山ゆかり / 友永朱音
奏たちと衝撃の出会いを果たした、謎の転校生。
おっとりして、少々天然ボケなところがある。
天文学会室のお留守番王女。
華宮凪沙(はなみや なぎさ)
学園の理事長の遠縁にあたるお嬢様。
上品な物腰と常に致命傷を狙ってくる言葉責めで、愛理とは別の意味で天文学会に君臨している。
特に奏を弄る対象として高く買っているらしく、ことあるごとに責め苦を強いている。
また小柄ながら、かなりのナイスバディである。
長船・KENNY・英太郎(おさふね・けにー・えいたろう)
声:山口勝平 / 同じ
嘘くさい英語を喋る、アメリカからの交換留学生。
何事にもひるまないおおらかな心のおかげで天文学会員のオモチャになっている。
友達を大事にし、ピンチにはすぐに駆け付ける。
サブキャラクター
会長
声:HAYATO
山賀寧子
声:加賀美琴音
佐々木詩織
声:本山美奈 / 後藤邑子
東八重子
声:とまとあいこ
小川光憲
声:波動拳
本城作之進
声:山中荘一/ 大塚明夫
声:佐藤聡美(テレビアニメ)
関連動画
デモムービー
余談
ある程度の年代の人には、タイトルだけ見て「失われた伝説(ゆめ)を求めて」が脳裏にチラついた人もいると思われる。
アニメ化の際シナリオライターがゲームの設定が無茶苦茶で有ったために物理学 医学 その他もろもろの知識をかき集めアニメのシナリオ作りと同時並行して辻褄合わせのための論文を制作しては論文を再修正し、論文とシナリオのすり合わせをしたらしい。
その結果没になった論文・シナリオ共に数十冊に及ぶらしい。
例え話として、それぞれのジャンルが全く違うゲーム(マルチエンディングタイプ)を10作同時に制作納品する方がまだ楽だと言わさせてしまうほど大変だったようだ。
外部リンク
関連項目
アニメ版 設定(ネタバレ有り)
アニメで出た設定単語の一覧
AIユニット
何時何処で何のために作られたのか自体不明の存在自体が謎な黒い箱
研究をし続けた結果”量子チューリングマシン”の一種で有る事が判明したが、
いくら研究しても、オーパーツで有る事がはっきりしただけでブラックボックスなのは変わっていない。別世界線との橋渡しが可能な”セーブポイント”的な役割も兼ねている事も判明した。
量子の共振現象
教師が授業中に脱線し、熱弁した現象の事
人の脳が量子チューリングマシンであるという仮説を元に佳織の意識を移動させようとして結果として失敗、ゆい を生み出すだけで終わったが、共振現象が起こるのははっきりした。
それを元に解釈をさらに発展させて別次元の同一人物の脳同士でも共振現象が起こると仮説
佳織が助かる世界線を生み出すことで全ての世界線で共振共鳴を起こし事故が起こった世界線の佳織の脳波を助かった世界線の佳織の脳波と同期させ全ての世界線の佳織を目覚めさせ、救い出すという大がかりかつ無謀な計画を実行した
アニメ最終話最後で同期に成功したらしく佳織は目覚め、救われた世界線での出来事は夢として追体験したと思われる。
ゆい が居ない”事故に遭わなかった世界線”でも共振現象は起こっており、主要メンバー全員がデジャブ・違和感を感じていた。
全ての世界線で親友でいつも身近にいた深沢 花梨に至っては顔および名前があやふやにしか思い出せていないが ゆい の存在を確信出来るほどにはっきりと記憶が残っていた。
恐らく全ての世界線からの共振現象で覚えているのではないかと予想される
同期までは条件不足(AIユニットを使った高速同期もしくは長い時間を使ってゆっくり同期する必要があるため(世界線の合流と統合に長い年月が必要な理由))のため恐らくは起こっていないが、やや心の支えとして共依存な関係(学校で少し浮いてる(転校生と有名人)同士)だったのも影響していると予想される。
アニメ最終話終盤で奏は偶然”AIユニット”の傍に居た事で同期し、全ての世界線での ゆい との思いでを思い出し ゆい を生み出す道(進路)を選んだ。
アニメのコミカライズ版(全2巻完結(ゲーム版は2巻で打ち切り 購入時に買い間違いにご注意))では、後日談が描かれており、主要メンバー全員で ゆい を生み出している事から、全員思い出したと思われる。
その後、今まで誰かが何らかの理由で欠席になり全員揃って出来なかった事を全員でやり遂げる所で物語は終結した。