栄冠は君に輝く
えいかんはきみにかがやく
副題「全国高等学校野球大会の歌」
概要
夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)の大会歌として大会の開会式、閉会式で演奏され奉唱される。
白球を追う青春を高らかに歌い上げ、そこで築き上げた日々は必ず成果として報われる、と歌い上げる応援歌である。
大会期間中甲子園球場では伊藤久男とコロムビア男声合唱団の歌ったバージョンを収録したCDが販売されている。
余談
実は、冬の国立(全国高等学校サッカー選手権大会)の大会歌(イメージソング)である「ふり向くな君は美しい」(作詞:阿久悠/ 作曲:三木たかし)は、本歌に対するアンチテーゼを示すアンサーソング「敗者の讃歌」として作られている。
本歌がストレートに努力と成果によって得られる栄冠を素直に讃える歌(阿久は、これを「勝者が敗者を否定して嘲笑う傲慢な歌としての側面がある」と捉えた)として作られているのに対して「ふり向くな~」の方は「負けて地に伏せ、努力が無駄となり栄冠を得られないとしても、その挑戦は無駄ではない(栄冠を得ることは結果に過ぎず、何も意味は無い。挑戦を笑う者こそが愚かである)」と歌い上げている。