概要
正式名称は『エルフ姫ニィーナ ~受胎蹂躙~』。
メインヒロインであるエルフ、ニィーナ=アスラート=ウィンヴィリアを陵辱調教する異種姦孕ませADである。
ある条件により、悪堕ち、ダークエルフのミリアを巻き込むダブル調教など、容赦ない展開もある。
ストーリー
大陸全土を巻き込んだ魔王・ゼロムスとの戦いから数年―――
主人公・カイル=ヴァン=ガノッサは、人間種を統べる聖セイルヘルム帝国の初代皇帝として君臨していた。
カイルは闇の勢力との大戦が終結すると、その残存勢力の掃討を進めながら人間勢力の統一を目指し、数々の謀略により政敵を次々と失脚させ、完全統一の実現まであと一歩のところまできていた。
魔王・ゼロムスを討った7英雄のひとりであるカイルには民衆の絶大な支持があり、そして最も古く高貴な血を引いた特別な王族の正統である彼の覇業に、異議を唱えるものはいなかった。ただひとりを除いては……。
「閣下」
カイルの腹心であり、優秀な魔導師であるダークエルフの女・ミリアがそっと主人公に耳打ちする。
「セィル派の動向について報告が……」
「セィル派ではない、我が帝国にあだなす反乱軍だ」
主人公は同じく魔王・ゼロムスを討ったの7英雄のひとりである、実の兄の名を聞いて不快感を示す。
公的には死んでいる者の名であり、王座から追い落とすのに成功したものの暗殺に失敗した唯一の敵。ただひとり、主人公の覇権を邪魔する憎い敵の名である。
(俺がすべてを奪ってやると誓った兄・セィル……もうすぐ最後の仕上げだ)
その時、使者の到来を告げる声があがる。
「聖フィルハイム王国のエルフ族の使者にございます!」
「くく……ついに来たか。」
7英雄のひとり・ニィーナ。兄を想うエルフの姫君。
カインがその高貴で美しい姿に横恋慕した女。
人間の事情に疎いエルフたちのこと、聖セイルヘルム帝国を治める王は7英雄のリーダーであった兄・セィルだと思っていることだろう。実際、自分が謀略を駆使しなければ今頃、玉座には兄が座していたであろうから。
(俺の子を孕まねばならぬと知った時、ニィーナはどんな顔をするであろうか? 愛するセィルの子を孕めると喜びやって来るニィーナは……! クククっ!)
キャラクター
ニィーナ=アスラート=ウィンヴィリア
CV:小倉結衣(ゲーム版)/羽里さつき(アニメ)
誇り高きエルフの姫君であり、かつては7英雄として打倒ゼロムスに立ち上がった勇者・セィルと共に旅をした精霊魔法の使い手。
エルフは元来、森の奥深くで独自の文化を築き、外界との接触を避けて悠久に近い時間を過ごす種族だが、ニィーナはゼロムス打倒の助力を求めにきた勇者・セィルに惹かれ、以後、セィルと同行することになる。
セィルとは魔王封印後に一度離ればなれになるが、 "契りの儀" をきっかけに "王族" であるセィルとの再会を夢見て、セイルヘルム帝国に訪れる。
しかし、セイルヘルム帝国の至高の座にいるのがセィルではなく、弟であるカイルであったため、儚くも乙女の淡い夢は打ち砕かれることに。
ミリア
CV:夏川菜々美(ゲーム)/越智風華
セィル暗殺計画の顛末を知るダークエルフの魔術師。
カイルの覇権に伴う闇の仕事を一手に担う参謀。
勇者・セィルにより封印された魔王・ゼロムスの片腕であり、ゼロムスの魂の解放を望み、カイルに近づいている。
死霊魔法をはじめとした数々の邪法を用い、ニィーナを篭絡しようとするカイルの手助けをする。
しかし、カイルとミリアは互いのことを完全に信用してるわけではなく、あくまで利害一致の上で成り立っている協力関係でしかない。
カイル=ヴァン=ガノッサ
CV:樹志一孝、熊ヶ谷太郎(アニメ)
主人公。普通の人間に比べ強力な魔力を持つと言われる”王族”の血を引く。
魔王・ゼロムスを討った7英雄のひとりであり、同時に英雄たちのリーダー・セィルの弟にあたる。
魔王封印後、各地の魔王軍の残党討伐に奔走。その中で戦死した兄に代わり王位を継ぐと、人間勢力の統一を目指し数々の謀略により政敵を次々と排除。ついには聖セイルヘルム帝国初代皇帝の座につく。
セィル=ヴァン=ガノッサ
カイルの兄であり7英雄のリーダーで勇者と謳われる皇子。
高貴な血族 "王族" でありながら、そのことを鼻にかけることなく、素朴な人柄と人望により数多くの国や種族の信頼を得、ついには光の勢力を結集し魔王・ゼロムスを討ちとった真の英雄。
ゼロムス討伐後、大陸各地で暴れる魔王軍残党を討つために遠征していたが、魔竜スクメハ討伐作戦中にカイルの謀略にかかり行方不明となる。
表向きには、その討伐戦でセィルは戦死したと発表されている。
ゼロムス
元は "王族" だったが、人を超える大いなる力を欲し邪神に魂を売った男。
大陸を席巻した闇の領袖と恐れられた彼も、7英雄たちによって討たれ、復活を阻止するために、その魔力と魂を "指輪" に封印されてしまう。
現在、 "指輪" は聖セイルヘルム帝国の王都にある城の地下深くに築かれた "封印の間" に厳重に保管されている。