とびうお座

とびうおざ

南半球で見える星座のひとつ。

概要

その名の通りトビウオをかたどった星座。大航海時代につくられた新しい星座で、かじき座から逃げる様子を表しているとされる。

名前は「フライングフィッシュ」とか「シプセルルス（Cypselurus）」ではなく「ヴォランス（Volans）」といい、この耳慣れない単語は「飛ぶもの」という意味。フライングフィッシュは言わずもがな、シプセルルスもトビウオの事である。

とびうお座は曲がった羽子板のような形をしており、その"板"にあたる部分が胸びれや本体を表す。天の川に向かうように飛んでいるので、天の川沿いをチェック。

しかし4等星程度しかなく直接探すのは難しいので、りゅうこつ座のカノープスやかじき座の大マゼラン雲を目印にするといい。いわゆるニセ十字の近くにあるため、南十字星によく似た星の近くと覚えておくのもいいかもしれない（ちなみに南十字星は近くにケンタウルス座の1等星が2つある。それが見分けるポイント）。