オシリスの砂とは、対戦格闘ゲーム『メルティブラッド』に登場するキャラクターである。
概要
※ネタバレ要素を強く含むみます!! よろしければどうぞ。
本シリーズ第3作『ActressAgain』における真のラスボスして登場。
褐色の艶やかな肉体を神官のような独特の衣装で包んだ美しい女性である。なぜか眼は常に閉じている。
その正体はタタリから解放された3リットルのシオンの血液がタタリとして具象化した存在。いわゆる『Ifの未来でのシオン』で、タタリ接触せず、また三咲町にも訪ずに錬金術に埋没したシオンの成れの果てである。
よく誤解されるが吸血鬼シオンとは別物。
三代前の先祖であるズェピア・エルトナム・オベローンと同様に『人類は終わる』という回答に達し、その回避のために奔走しはじめる。
しかし、先祖と違ったのはその諦めの早さだった。回避不可能と考えた彼女は、「せめて人類の存在した証明を残したい」という思いに達し、ある手段に打って出る。それが……『全人類の血液を変換して得られる量の賢者の石を動力とするスーパーコンピュータ【ヘルメス】を起動させてデータを保存する』というものだった。
完全に目的が手段である……。
そのために、現実と空想を入れ替える一大禁術を発動して空想具現化現象を起こし、全人類を賢者の石に変換しようとと目論んだ。
どこのマリモだお前は。
当然ながら他のキャラクターたちにはまったく理解されず、星の代理人には「その方法は千年も前に他によって実行されかけて失敗した」とダメ出しを食らい、当の先祖には「本末転倒」と散々に言われる始末であった。
そして、ストーリによっては自らの手で復活させた親友に矛を向けられるという事態に…。
結局は先祖同様に、すべての行動が泡沫に帰す運命であった。
ゲームでの性能
CPU専用キャラクターで、プレイヤー操作はできない。
スーパーコンピュータ・ヘルメスの自衛モードに攻撃を仕掛けさせるため、あまり自分から攻撃することはない。その一方でスーパーアーマー持ちで、投げや吹き飛ばし、仰け反りによる隙の発生を無効化できる性能を獲得している。また一撃の重さもかなりのもの。
しかし、防御力が段ボール並みという有情仕様。加えて、スーパーアーマー仕様が災いして多段ヒット系の技を受ける防御補正なしでガリガリ削れる、というかそもそも防御ができない。
また超性能に配慮してか、彼女との対決はこちらが1ラウンド勝利できればで終了するため、1ラウンド目でゲージを溜めて負けたあとに2ラウンド目にEXエッジ(1ゲージ超必殺技)をぶっぱしまくる戦法で勝ててしまう…。キャラによっては一発アークドライブやラストアークをかませば勝ててしまうことすらあるため、登場当初は『ラスボス(笑)』とかなりネタにされた…。
現在はアッパー調整が掛けられており、2or3ラウンド取らないといけなくなり、
AIの思考回路が強化され、ガード不能のアークドライブも搭載された。
・・・が、避けか強制開放でアークドライブも避けれてしまうためやっぱり不遇である。