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バイオレンスレイクの編集履歴

2021-01-01 07:19:14 バージョン

バイオレンスレイク

ばいおれんすれいく

2008年に公開されたイギリス製のスリラー映画。

概要

2008年に公開されたイギリス映画で、原題は「Eden Lake」。主人公カップルが旅行先で地元の不良少年たちに襲われるスリラー映画である。映画「悪魔のいけにえ」の悪役が不良少年に変わったみたいな作品。


主人公カップルにいたずらを仕掛ける不良グループの行き過ぎた悪行や、主人公たちにふりかかる悲惨な逃亡劇、そして恋人を失い必死に生き延びたヒロインをここまでするかと目を覆いたくなるほどの救いの結末、それでいて諸悪の根源である不良少年たちは罰はまったく受けない等、見た者に強烈なトラウマとインパクトを残さずにいられない最悪の鬱映画。


映画「悪魔のいけにえ」の方がまともに思えるレベルであるが、あまりに不条理すぎて傑作と認めたくない傑作という見方もある。


予告編を見るだけでも、この映画のインパクトがわかると思われる。



主要登場人物

ジェニー

演:ケリー・ライリー

ヒロイン。序盤の甘いシーンから一転、地獄のような悲惨な目にあい、それでも必死に生き延びたが、最後は理不尽に殺されてしまうという、救いのない悲劇のヒロイン。


スティーヴ

演:マイケル・ファスベンダー

恋人ジェニーにキャンプでのプロポーズを計画したがゆえに、ブレッドたち不良たちに因縁をつけられて、拷問にあい、命を落とす。…変に意地を張らず、タイヤをパンクさせられた時点でさっさと帰っていればよかったのに…と大半の視聴者が思ったことであろう。


ブレッド

演:ジャック・オコンネル

不良グループのリーダー。ブレッドたちについて話をしているのを聞いたダイナーのウエイトレスがが複雑な顔をしていたことから、彼らの悪行や悪い評判は知れ渡っている様子。だが、ブレッドの行き過ぎた悪行は、彼の親にもかなり問題があると思われる。…そういう面を考慮しても、ブレッドたちの行為は許されない行動だったが。



救いのない鬱映画


「救いのない鬱映画」「後味が悪い最低の映画」と言われる所以は、主人公カップルに対する理不尽極まりない状況、土地勘を知っている不良少年たちがひたすら優位に立ち続ける展開、不可抗力とはいえ少年を一人殺したことに罪悪感を感じつつも必死に生き延びたヒロインに、救いのない悲惨な結末を与えたこと、さらに諸悪の根源である不良少年たちは何の報いも受けないという、見た後に強烈なトラウマや後味の悪さを視聴者に与えていることだろう。



ラストのネタバレ注意








恋人スティーヴと美しい湖畔のリゾートに出かけたヒロイン・ジェニーが、地元の不良少年少女5人組と出会い、迷惑行為を受ける。だが、スティーヴが注意したことで、彼らは反省するどころか因縁をつけられ、車のタイヤをパンクさせられる。

スティーヴはパンクを直して、あてつけのように居座り続ける。だが、今度は車を盗まれ、あまりの無法ぶりに恐れたスティーヴは少年たちに返してくれるように訴え、その最中にナイフを出した少年と争ううちにとびかかってきた犬を刺してしまう。その犬は不良少年のリーダー格・ブレッドの飼い犬で、そのことにキレたブレッドの少年の命令で、スティーヴとジェニーは、彼らに追いかけられたうえに捕まり拷問される。

拷問を受けて重傷を負ったスティーヴを連れてジェニーは逃亡するが、スティーヴは逃亡中に死亡。ジェニーは単身反撃を開始して、不可抗力もあったが、ブレッド以外の少年たちを殺害する。


森から逃げたジェニーは近くの民家でパーティーをしていた住人たちに助けを求めるが、彼らはブレッドたちの両親たちであり、その家はブレッドの家だった。帰ってきたブレッドが「他所の町から来た女に仲間が殺された」という嘘を信じて、ブレッドの父親たちは「警察はいらない。俺たちで始末をつける」とジェニーを痛めつけて、地下室に連れていき殺害した。



悲惨な状況を必死に生き延びたヒロインに対して目を覆いたくなるほどの救いの結末に、見た者に強烈なトラウマとインパクトを残さずにいられない最悪の鬱映画だが、それゆえに視聴者に強烈な印象を与えた傑作とも見れる。



関連タグ

バッドエンド

悪魔のいけにえ


キリング・グラウンド…キャンプに来たカップルが悲惨な目にあう点は似ているが、こちらは男が女を見捨てている。

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