神喰らいのエルドリッチ
かみぐらいのえるどりっち
概要
英語表記:Aldrich, Devourer of Gods
今作のカギを握る四大ボス『薪の王』の一人。『深みの聖者』とも。NPC『アストラのアンリ』と『沈黙の騎士ホレイス』が打倒を誓う相手でもある。
脱走者ホークウッド曰く「人喰いによって薪の王たる資格を得た」らしく、その代償として彼は「溺れた豚のように膨れ、蕩けた汚泥となった」のだという。
その咎でロスリック王家の大聖堂に棺ごと封印されたが、主人公が訪れた際は聖堂一帯が彼の影響下にあり、『深みの聖堂』と呼ばれるようになってしまっている。
薪の王となった後、彼は『深海の時代』と呼ばれる何事かを見出したというが……？
容姿
「人喰い」を繰り返した故か、前述の通りもはや人の姿はとどめていない。オープニングムービーにて棺から這い出たその容姿は、汚泥や腐肉のような質感の、触手かアメーバのような不定形の物体という異様な姿であった。
ボスとして見えた際にはまた別の姿を取っているのだが、それについては後述する。
※以下、重大なネタバレ注意！！！
『深みの聖堂』、その最深部にはエルドリッチに感化された『深みの主教たち』と彼の巨大な棺こそあったが、本人の姿はない。
彼を追う騎士『アストラのアンリ』が述べるところによれば、エルドリッチの故郷は古い貴族の街『冷たい谷のイルシール』。他の王たちと同じように、彼もまた自らの故郷へと帰った――――そう思われた。
だが『イルシール』においても、エルドリッチ本人は一向に姿を現さない。ボスとして相対したのも彼に協力した街の支配者『法王サリヴァーン』だった。
聖堂を脱し、故郷を後にしたエルドリッチ。彼の向かった先とは――――――――。
薪の王、神喰らいのエルドリッチ
復活後、エルドリッチは他の王たちのように自分の故郷に戻ることはなく、イルシールの向こうにあるかつての神々の王都『アノール・ロンド』へと向かっていた。
『深海の時代』を垣間見たがゆえに、来たるべきその時代へ向けエルドリッチは神喰らいを始めたのだ。
それを知り、後を追った主人公が対峙したモノ。それは――
『神喰らい』の二つ名の通り、古き神を喰らい、一体となってさらなる異形と化したエルドリッチであった。
かつて冒険した舞台のあまりの変わり様に加え、昔戦い、あるいは制約を結んで仕えた相手のなれの果ての姿に、古参のプレイヤーほど大きな衝撃を受けただろう。
また誓約『神喰らいの守り手』の存在、『神喰らい』がテキスト中で「長い苦行」とされることからも、この最後の神は半ば操られながらも未だ喰われている最中とも思われる。
とはいえ手遅れであり、倒せばエルドリッチとともに消えてしまう運命にある……が、せめてこれ以上、彼が冒涜されることはないと思えば気休めにはなるだろう。
なお、戦いの中でエルドリッチが使う攻撃手段のいくつかに他の存在を彷彿とさせるものがあり、「彼らも喰らわれたのでは」と推測するプレイヤーも多い。
人喰らいにより王の資格を得たエルドリッチは
しかしその玉座に絶望し、神を喰らいはじめた
エルドリッチの王の薪のテキストより
