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概要

神戸電鉄1973年から1991年にかけて導入した鉄道車両

神戸電鉄は有馬温泉へ向かう観光路線として建設されたが、神戸市街地へのアクセスの良さから沿線では住宅開発が進み、通勤重視の路線へと変化。旅客需要が高まっていたのを受けて本系列の製造へ至った。

4両固定編成であり、増結は考えられていないため全面は非貫通形。300系を髣髴とさせる大きな2枚の全面窓が特徴。多段制御や定速運転機能も装備した。

ラッシュ時対策として神戸電鉄の新製車としては初めて扉幅1300mmの3扉車体を採用、また神戸電鉄で初めて冷房を取り付けた。

現況

  • 現在は3両のみで運転される公園都市線を除く全線で運用されている。
  • 最盛期は4両編成9編成36両が在籍していたが、他系列にはない特殊な装備が災いし2014年より「部品取り」として一部の編成が廃車。現在は7編成が在籍している。

その他

  • 車体は軽量化のためにアルミ合金製車体を採用。アルミの車体に朱色の帯の外観から沿線住民には「ウルトラマン」の愛称で親しまれている。
  • 1980年台後半から1990年台初頭までにかけて1000系列などと同じく塗装の変更が行われ、現在の姿となっている。