概要
女性が、「それまで自分が恋愛対象として見ていなかった男性」に告白されるときに抱く嫌悪感とその一連の現象のこと。
女性からすると、まるで「それまで可愛がっていたぬいぐるみからペニスが生えてきた」かのような現象であるためこのように名付けられ、数々の女性の共感を呼んだ。
ぬいぐるみチンポ現象とも言う。
男女の友人間で、男→女の告白やセックスへの誘いで起きやすい。
詳しい解説
これはいわゆる「負の性欲」とも言われわれる「生物的・社会的弱い男性を遺伝子レベルで嫌う」という女性の本能から来ている。
男の本音が「何の制約もなければいろいろな美女とセックスしたい」ように、女も本音では「いい男に選んで大事にされたい」と思っている。これは遺伝子レベルの願望であり強い本能である。
つまり男が一人の女でしかオナニー・セックスできなかったりブスと恋愛することが(一般的には)嫌なのと同様、女も弱い男やかっこ悪い男の相手をしたくないのでる。
そして男が普通は公然とハーレム願望や浮気癖を語らないのと同様に、女もまた自分の本音を隠す。また、恋愛相手としては無理だが友人としてはOKということで男を自分の人間関係に受け入れることもある。特に優しい女性に多い。
そうされた結果、脈があると勘違いしたり恋愛感情を抱いたりした男が女に告白、「ぬいぐるみペニスショック」に至るのである。
しかしよく考えればなぜショックを受けるのだろうか。ここに男女の認識の差があると考えられる。
男は「仲良くなる→脈がある」という図式が成り立ちやすいが、女は仲良くなる一つとっても「友人として」と「異性同士として」という二つの区分があるのだ。
この違いは明確には不明だが、大きく二つの仮説が考えられると思われる。
一つには女性の方が一般的に社交的で共同体の構築に熱心ということである。これも本能レベルの話なのだが、女性の方が交友を重視しやすく、建前上でも人を排除したり拒否することに抵抗がある場合が多い。そのため恋愛関係なく男を自分の人間関係やその延長に入れる。
対して男の多くはあまりコミュニケーションそのものに興味を抱かない。男は何か情報を得たり人を動かしたいときに誰かと関わる。またあっさりとした付き合いを好む。
この違いにより、招かれざる人間を友人や知り合いにしてしまう率は女の方が高いのではないのだろうか。
二つにはモテない男女の違いである。モテない男はモテないため選択肢がなく、接点のある数少ない女子に夢中になり、そして振られるというのが一つの典型になっている。
しかし女子からするとこのようなモテない男の心の動きがわからないため、何でいきなり私に告白してきたのだとショックを受けることとなる。
なぜかと言うとモテない女性はモテない男性と同様に存在するが、モテなさが違うからである。
比較的モテない女は受け身でもある程度男から言い寄られて恋愛経験が上がるのに対し、モテない男全く経験が積めないのである。
回避策
男ver
- 友人として見られる前に早くデートに誘う、告白するなどして期間を決めて白黒付ける 漫然と遊ばない
- 男性的な言動を心がける リードをする
- そもそも男としての魅力を上げる 脈のあるなしを見極める眼力を養う
女ver
- モテなさそうな男と関わらない
- 半端な対応や無視なではなく、しっかり言語化して拒絶する
とはいえ
夜職やアイドルなどのファンビジネスの本質はぬいぐるみペニスである。全てモテない男性からの「ワンチャンこれ俺でもいけるんじゃね」感を金に変えているビジネスである。(もちろん性別逆バージョンもあるが)
そのためぬいぐるみペニスショックというのはある種必要悪とも言えるだろう。
また、ぬいぐるみペニスというのは雑魚モテであり、女のモテヒエラルー的には中位層以下である。つまりペニスを生やす側も生やされる側も相対的には非モテなのであり、あまりどちらかの性の問題だけにするのも不毛だろう。
大切なのは
モテればすぐに解決する問題のだが、すぐにモテれば誰も悩まないわけである。
重要なのは真の意味でのコミュニケーション能力だろう。
ちゃんと互いの本音を言語化して開示できれば、例えペニスを生やしてしまっても、納得のいく関係性に戻れるはずである。