九尾(青エク)
きゅうび
九尾とは『青の祓魔師』に登場する悪魔である。
概要
作中の出雲編にて登場する上級悪魔。
1000年前から存在しており、アジア圏の様々な物語に登場する。「華陽夫人」、「妲己」、「玉藻前」など様々な呼び名を持つ。
本性を現すと憑依体に狐の耳と鋭い爪、9本の尾が出現する。また強力な細胞再生と壊死の能力を併せ持つ。
強い妬みや願望を抱く美しい女性を憑依体とする。対象者の心の間隙をついて徐々に取り憑いていく。そしてより若く美しく肉体を維持させるために、最終的には周囲の人間の生気を奪う。
上級の悪魔だが中身は狂っており、憑依体は従えることも寄り添うことも不可能であり、長い間、封じることしか出来なかった。
作中の動向
かつて神木家の先祖である陰陽師に祓魔されたが、完全には消滅はせず結晶化し、殺生石と化す。
以降は「玉雲」の名を冠する神木家の歴代宮司達の「神降ろしの舞」によって鎮められてきた。
しかし、本編より5年前に恋人との関係が上手くいかなくなり心を乱した当代の神木玉雲に憑依することで復活してしまう(そのことで殺生石は消滅した)。
そして九尾の持つ能力に目をつけたイルミナティに不死の妙薬・エリクサーを作るために捕獲される。
その後は玉雲の代わりに実験体として連れてこられ、選ばれし者の仮面を被り神降ろしを行った出雲の身体を乗っ取り暴れるが、玉雲の尽力で彼女の肉体に戻り、彼女と共に死亡した。