概要
作中の出雲編にて登場する上級悪魔。
古い時代から存在しており、アジア圏の様々な物語に登場する。
本性を現すと、憑依体に狐の耳と爪、9本の尾が出現する。
また強い細胞再生と壊死の能力を併せ持つ。
願望や野心を抱く美女を憑依体にする。
対象者の心の間隙から徐々にその身体へと取り憑いていく。
そして、憑依体の若さと美しさを維持させるために、周囲にいる人間の生気を奪ってしまう。
上級の悪魔だが、中身は狂っており、従わせることも寄り添うことも不可能のため、長い間、封じることしか出来なかった。
作中の動向
かつて神木家の先祖に当たる陰陽師に祓魔されたが、完全には祓われず、殺生石として結晶となる。以来、殺生石は、「玉雲」の名を名乗る神木家の歴代宮司達の「神降ろしの舞」によって、鎮められてきた。
しかし、本編より5年前に、恋人との関係が上手くいかなくなり、心を乱した当代の玉雲に憑依することで、復活してしまう。そして、九尾の持つ能力を、不死の妙薬・エリクサーを作るために利用せんと企むイルミナティに捕獲された。
その後は、玉雲の代わりに実験体として連れてこられ、選ばれし者(セイバー)の仮面を被り、神降ろしを行った出雲の身体を支配し、暴れる。
しかし、玉雲の尽力で、彼女の身体に戻り、彼女と共に死亡した。