※メイン画像は擬人化。
概要
ボバレフスキー42号とは「ロボジョックス」に登場する、敵側の巨大ロボットである。
近未来の荒廃した地球を支配する、二大勢力の片方「連邦(コンフェデレーション)」側のロボットで、同シリーズの最新鋭機。
「共和国」側に放ったスパイから、マツモトシリーズの技術や戦略などの情報を得て改造し、敵の攻撃や兵器への対抗策を施している。そのため、昨今の戦いでは連戦連勝。
身長は約36m(対戦相手のマツモト14号とだいたい同サイズ)。
マツモト14号同様、コックピットは頭部(同じく、首は無く胴体部に埋設されているため、正確には頭部ではないが)にある。
特殊スーツを着込み、「マスタースレーブ」方式で、ジョックスの動きをトレースし動かすのも、マツモト14号と同じ。
マツモト14号よりもパワーがあり、若干大柄。機体は黒一色の武骨なデザインである。殴り合いの格闘戦では、マツモト14号を圧倒した。
- 武装
両肩赤色レーザー砲:両肩に搭載した赤色のレーザー砲。
胸部機関砲:胸部に内蔵された機関砲。機体を捨てて逃げた敵ジョックス・アキレスに用いた。
胸部内蔵ミサイル:同じく、胸部に内蔵されたミサイル。飛行形態でも使用可能であり、同様に飛行形態のマツモト14号に対し使用。撃ち落した。
ケンタウロスモード:下半身をユニット化しており、再戦時には四本足になっていた。後脚で立ち上がり、敵の倍の身長になった後、前足でキックを放つ。
ロケットパンチ(メタル・グリップ):腕の手首部分から先を発射する。メタル・グリップの名称は80年代に本作を特集した特撮誌「B-club」の記述から。
チェーンソー(スクラッシャー):ケンタウロスモード時に、股間部に内蔵された破壊用チェーンソー。タンクモードのマツモト14号をひっくり返し、アームを長く伸ばしてコックピットを直接攻撃した。スクラッシャーの名称も、当時の「B-club」から。
大型鉄球:劇中冒頭の、前回の戦いで用いた武器。右腕の手首に装着していた。
- 機体の機能
マツモト14号と異なり、変形機能は無いが、下半身がユニット化されている。
また、再試合時の下半身「ケンタウロスモード」では、四本足で歩行するのみならず、内蔵されたバーニアを噴射させ、空を飛ぶことが可能。
腕と脚を後方に伸ばし固定する事でフライトモードになり、マツモト14号同様に大気圏外にまで飛行する事が可能。また、ホバリングも可能な様子だが、戦闘時には禁止されているのか用いていない。
搭乗するジョックスは、アレギサンダー。
非常に好戦的かつ残忍な性格で、劇中冒頭の前回の戦いにおいて、マツモト13号を破壊し、ジョックス・ヘラクレスの背骨を折り動けない状態にした。勝負はついたにも関わらず、命乞いするヘラクレスをボバレフスキーで踏みつぶし圧殺した。
敵ジョックス自身を殺害しないと気が済まないらしく、劇中のアキレスとの戦いでも、マツモト14号自体を破壊したにも関わらず、逃走するアキレスをボバレフスキーで追い、ヘラクレス同様に殺害しようとした。
しかしボバレフスキー自身の武器で返り討ちされ、機体は破壊される。その後、生身でアキレスと殴り合う。
鉄パイプで殴られ片腕を折り、アキレスに撲殺されそうになったが、思いとどまったアキレスに「自分たちは戦士で、人殺しではない」と、戦いを終えるように説得される。
その言葉に感銘を受けたのか、戦意を喪失。アキレスの「Crash and Burn!(粉砕せよ!)」の言葉とともに、サムズアップしつつ差し出した拳に対し、自身もサムズアップし、その拳に拳を打ち付けるのだった。