魔王アリエル
まおうありえる
ライトノベル「蜘蛛ですが、なにか?」の登場人物
CV:上坂すみれ
概要
主人公たちが転生してきた世界の今代の魔王。
名前は「アリエル」。
見た目は少女のような容姿をしているが、世界最古の魔物と言われており、悠久の時を生きている存在。
種族は「オリジンタラテクト」であり、主人公たち蜘蛛系モンスター「タラテクト」の始祖でもある存在。とは言え彼女自身に蜘蛛としての特徴は表出していない。
なぜか露出度が高い独特の服装をしている。
八つに枝分かれしたマントやサークレットに埋め込まれた装飾などによって、彼女が蜘蛛系の魔物の頂点に立っていることを示唆しているのだろう。
9万超の平均ステータスに加えスキルも多数取得しており、この世界でも最上位に属する力を持つ。
主人公の生みの親であるクイーンタラテクトも彼女の眷属であり、血縁上は主人公の祖母にあたる。
直属の配下であるクイーンタラテクト「マザー」に対し、並列意思スキルによる精神攻撃を仕掛けた主人公に接触。圧倒的な力で粉砕するが、主人公を殺しきるまでには至らず、反撃によってマザーを含めた多数の眷属を失ったばかりか、自身も並列意思による浸食を受けてしまう。
最終的には利害の一致と打算から主人公との休戦を妥結し、紆余曲折を経て友人関係となる。
その過程の中で主人公の魂(人格)の一部が流入、融合したため本人はわりと軽い性格になってしまったが、根幹のところで「とある存在」への敵意を隠さない人格に変わりはない。
「パペットタラテクト」と呼ばれるモンスターを使役する。
余談
アニメ版で彼女を演じることになった上坂すみれは、アニメ化前に作成されたラジオドラマで主人公を演じていた。魔王と主人公の関係を考えるとニヤリとさせられる配役である。