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播種性血管内凝固症候群の編集履歴

2021-03-17 19:23:26 バージョン

播種性血管内凝固症候群

はしゅせいけっかんないぎょうこしょうこうぐん

非常に危険な血液の病気。

播種性血管内凝固症候群(はしゅせいけっかんないぎょうこしょうこうぐん)は、何らかの原因で血液凝固反応が著しく活発になる、きわめて危険な病気。略称はDIC


概要、原因

元々持っている何らかの病気(基礎疾患)が急に悪化することにより、血液凝固反応が非常に活発になり、全身の血管血栓ができたり、血小板が減少したりする病気。

DICの背景となる基礎疾患には、白血病出産の異常、敗血症、重い感染症火傷、銃創、刃物による刺傷、高所転落、交通事故等による大怪我などがある。逆に言うと、DIC発生時には必ず何らかの基礎疾患があり、DICを単独で発症することはまずない。


症状

DICの症状は、「血栓に伴う症状」と「血小板減少に伴う症状」の大きく2つに分けられる。

血栓に伴う症状としては、臓器の障害があげられる。例えばをやられた場合、呼吸が苦しくなったり、チアノーゼを起こしたりする。ひどい場合は多臓器不全となる。

血小板減少に伴う症状としては、鼻血吐血血便脳出血など、全身の出血傾向があげられる。特に吐血や脳出血がみられた場合は危険である。

一度DICを発症すると予後は非常に不良であり、75%以上が1ヶ月以内に死亡すると言われている(たとえ助かっても後遺症が残る可能性が大きい)。そのため、DICになり得る基礎疾患を予防することがとても重要である。またDICになる可能性のある疾患に罹った場合は手早く治療する必要がある。

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