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播種性血管内凝固症候群の編集履歴

2016-07-03 16:48:54 バージョン

播種性血管内凝固症候群

はしゅせいけっかんないぎょうこしょうこうぐん

非常に危険な血液の病気。

播種性血管内凝固症候群(はしゅせいけっかんないぎょうこしょうこうぐん)は、何らかの原因で血液凝固反応が著しく活発になる、非常に危険な病気。略称はDIC


概要、原因

元々持っている何らかの病気(基礎疾患)が急に悪化することにより、血液凝固反応が非常に活発になり、全身の血管血栓ができたり、血小板が減少したりする病気。

DICの背景となる基礎疾患には、白血病出産の異常、敗血症、重い感染症火傷大怪我などがある。逆に言うと、DIC発生時には必ず何らかの基礎疾患があり、DICを単独で発症することはまずない。


症状

DICの症状は、「血栓に伴う症状」と「血小板減少に伴う症状」の大きく2つに分けられる。

血栓に伴う症状としては、臓器の障害があげられる。例えばをやられた場合、呼吸が苦しくなったり、チアノーゼを起こしたりする。ひどい場合は多臓器不全となる。

血小板減少に伴う症状としては、鼻血吐血血便脳出血など、全身の出血傾向があげられる。特に吐血や脳出血がみられた場合は危険である。

一度DICを発症すると予後不良であり、50%以上が死亡すると言われている。そのため、DICに進行する前に基礎疾患を治療しておくことが重要である。

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