概要
2015年7月22日のメンテナンス終了時より、和泉守兼定、大倶利伽羅、同田貫正国の3名が太刀から打刀に刀種が変更された。
この仕様変更の告知がされたのは前日の21日であり、急な変更に審神者たちの戸惑いの声はあちらこちらで響いていた。
メンテナンス前の時点で判明していた情報としては、「レア度2のみだった打刀にレア度3を新たに設定し、上記3名を収める」ということのみ。ステータスにも変更があるとは書かれていたものの、上がるのか下がるのかは全く分からない状態だった。
いざ蓋を開けてみると、ステータスは僅かに加算され低下しているものはなかった為、炎上などの大きな騒ぎには発展しなかった。
変更点まとめ
以下にメリット・デメリットを箇条書きにする。
メリット
- 打刀になったことにより「投石兵」が装備できるようになり、また「打撃」は太刀の頃のままなので遠戦で高威力の攻撃が期待できる。
- 夜戦による弱体化の影響がなくなった為、6面(池田屋の記憶)に連れて行くことができる。特に和泉守兼定にとっては元主が活躍した時代だけに、減衰のない戦力として連れて行けるようになったことを喜ぶ声は多い。
- 同日に実装された、打刀と脇差との連携攻撃である「二刀開眼」が発動できる。
デメリット
- 打刀になったことにより「打撃」とともに「統率(防御力)」を上昇させる「重騎兵」が装備できなくなり、耐久性が若干下がってしまった。
- 太刀が必要な遠征で、うっかり他に太刀を入れずに送り出して失敗することがあるかもしれない。感覚の切り替えられるまで遠征メンバーと条件の確認をお忘れなく。
- 手入れに必要な資材及び時間は太刀の時のままで変わらず。他の打刀と比べると非常に多く感じるかもしれないが、初の実装となるレア3の打刀となる為、仕方ないのかもしれない。
- 刀種変更そのもの
現状
夜戦に連れて行ける、投石で遠戦ができる、「二刀開眼」が熱い等々、実際に使ってみると運用次第で以前より使い勝手が良くなっているが、誰もかれもが歓迎している訳ではない。刀種変更それ自体に難色を示している人も大勢いる。
今回変更された3名は比較的に入手が容易な刀剣男士であることから、「初めて本丸に来た太刀」として強い思い入れを持つ者が多い。また、刀種とキャラの設定を不可分と考えている人も多い為、変わってしまうことに戸惑いを覚えているようだ。
その他の意見としては
- 元々資料にも打刀と明記されていたものを態々太刀としてサービス開始時から実装していたのに、なぜ今更変更するのか。
- ここで変更の前例が作られてしまったことにより、他の刀種に疑問符がつく刀剣男士も後々変更されてしまうのではないか。
- 強制的に変えるのではなく、打刀か太刀かの選択式にして欲しかった。
などが見られた。
まとめ
全体を俯瞰すると、共通の意見として「なぜ変更の告知が前日になってしまったのか」というのが最もよく見られた。刀種変更に肯定的か否定的か関係なく、もっと事前に告知してくれれば心の準備もできたのにということで、こればかりは運営の今後に期待するしかない。
また表現の問題ではあるが、今回の変更のことを「降格」と言う人たちもおり、これが論争の的になっていることもあった。今までの打刀は全てレア2ということもあり、精鋭で構成されていることがままある演練においては、脆く扱いづらいという印象が強く残ってしまっているようだ。実際には重騎兵が装備できなくなったとはいえ、ステータスには下方修正されたものはない為、「統率」の差はあまり大きくない。つまり重騎兵以外を装備させていた審神者にとっては、戦闘面においての心強さは何ら変わることはないのだ。また「降格」という言葉を使うことにより、打刀を太刀よりも格下の存在と認識しているとみなされ、打刀を推しとしている人にとってはあまり気分の良いものではない。たとえ思っていたとしても、胸三寸に納めておこう。
実際のところ
打刀と太刀の差異は長さで決まるものではなく、作られた時代によっても変わってくる。
詳しくは自ら調べて欲しい。
二次創作における刀種変更
二次創作では、if(もしも)要素が強い状態変化シチュエーションネタとして扱われる傾向にあるが、大太刀今剣や薙刀直し脇差のように根拠と発端がある場合もある。