概要
ダッシュシリーズの一号で、コードネームは【皇帝】。所有者は日ノ丸四駆郎。
バギーカーのようなデザインに丸型ライトが付けられているのが特徴。カウル前方には496(ヨンクロー)とマーキングがされている。
物語を通して四駆郎の愛機として活躍していく。
合宿の時にチームに無断で鬼堂院陣と勝負した際、ゴール前で雷が直撃、大破してしまった。
とある勝負後に皇快男児に直してもらった。新型マシンの登場で出番は減るが、何度か再登場する。
時を超えて
武井宏之作「ハイパーダッシュ!四駆郎」にも登場。ライズエンペラーへと進化する。
立体物
タイプ1シャーシとタイプ3シャーシが採用された製品として販売。 (のちに販売された「メモリアルボックス」には前者のシャーシを採用した方が同梱されている)
バリエーション機としてシルバーメッキボディの製品が販売された。
当時連載されていたコロコロコミックでは、電飾を仕込んだモデルが掲載されていた。
現在では2008年発売のMSシャーシ版、2012年発売のスーパー2シャーシを使用したプレミアム版の二種類が存在する。
実はこれら二つのボディはまったくの別物であり、後者はオリジナルと同じなのに対し前者はMS用にほぼ一から作り直されている。
主な相違点はオリジナルでは別パーツで穴を埋められていた飾り同然のダクトパーツが一体化、さらに開口までされ文字通りのダクトになった点や、ギヤボックスと干渉する影響で右側のみ削ぎ落とされていた後部サスペンションが左と同じ形状になり左右対称となった点(ミッドシップになったことで駆動系と干渉しなくなったため)、横幅(サイド)が広く作られている点、フロントノーズが長く延ばされた点など。MS版の方が現代風にアレンジされているのは言うまでもない。
どちらも比較的新しいシャーシである上にいつでも手に入る通常販売で非常にややこしいため、MSシャーシ版はMSエンペラー、プレミアム版はS2エンペラーと呼ばれている。
初心者にお勧めなのはダブルシャフトモーターのMSエンペラーの方。
シャーシの開発こそスーパー2の方が新しいが、駆動効率を考え直してほぼ一から作られているのはこちらの方なので初心者にも扱いやすい(スーパー2は1993年発のスーパー1の改良型)。ただし素で使う場合はスパイクタイヤしかついてこないため別途にスリックタイヤなどを用意したり他のマシンから持ってくる必要あり。
2018年にはジャパンカップ開催30周年を記念し、MSエンペラーを特別カラーにしたダッシュ1号 皇帝(エンペラー) メモリアル(MSシャーシ) が6月に発売。
シルバーメッキのボディにレッド(フロント・リアパーツのみ。センターのみブラック)のシャーシ、タイヤもスリックタイヤに変更された上「SINCE 1988 JAPAN CAP 30 YEARS」のホワイトプリントロゴ入りの特別仕様である。
…実は同じ年にその裏で宮崎交通とも30周年つながりでコラボモデルのエンペラー(フェニックス号30周年記念スペシャル)を出していたりする(こちらはS1エンペラーがベース)
2019年にツイッターで行われたミニ四駆総選挙ではサイクロンマグナムと並んで同率2位を獲得した。
小話
当時掲載されていたコロコロコミックで行われた企画「ダッシュ1号デザインコンテスト」でグランプリに選ばれた読者のデザインを徳田ザウルス氏によってデザインされたもの。
発表と同時に作中に登場した
作中では、一時的に所有者変更が起きていて 奪還するために勝負を挑んだり、誤認して返還されたりしている。 ※ミニ四駆の魅力に気づき、自らミニ四駆を求めて街中にある模型屋、玩具屋を巡るほどに火を点けさせたほどである。