概要
漫画「進撃の巨人」のライナー・ブラウン×クリスタ・レンズのカップリング。
ライナーはクリスタの壁外調査で仲間を想って涙する姿や、ウトガルド城で怪我した自分を献身的に介抱する女神っぷりに心打たれ、「結婚したい」「結婚しよ」という爆弾発言に近い名言を残している。
いずれもライナーの心の声でありクリスタ本人には言っていないが、ライナーの代名詞ともいえる鉄板ネタとなった。後々分かる彼の正体を踏まえると、兵士としての恋なのか本来の彼自身の心なのか未知数な側面がある。
ちなみにこの2人は104期生の同期達の中では一番モテたらしい。
クリスタがヒストリア・レイスとしての正体を明かして以降ライナーとの絡みは無い。
しかし単行本嘘予告の進撃のスクールカーストではヒストリアの名前を普通に呼んでいる。(本編では一貫してクリスタ呼び)
31巻では扉にタックルしてエレンを助けに行くライナーをヒストリアが応援し「見てるかヒストリア!」「うんすごくかっこいい」と言い合っている姿も見ることが出来る。更に32巻では、どさくさ紛れとはいえ「ヒストリア俺が守る結婚しよ!!」とドストレートに熱いプロポーズをかましていた。
ネタバレ
最終話のネタバレ注意!!
天と地の戦いから時は流れ3年後。
和平交渉の連合国大使を務めることとなり、パラディ島へ向かう104期+ピーク。一行を手厚く保護してくれるヒストリア女王からの手紙をアルミンは船の中で音読していた。
「何度見てもヒストリアの筆跡は美しいな。いい匂いもする」
そこには兵士時代よりもあからさまに鼻の下を伸ばして手紙の香しさを堪能するライナーの姿があった。
「何度も言うが既婚者に劣情を抱くのはやめろ気持ち悪い」
ジャンからの手厳しい指摘が入るが、これは既に(結婚しよ)という心の声を超えて何度も人前でこんな事を言っているという事を意味している。かつてのクリスタへの想いは兵士人格のみではと思われていたが、素のライナーとしても健在だったらしい。
人妻経産婦となっても、良い子をやめて女王となったヒストリアを受け入れた上で発情しているというわけだ。心做しか顔も若返っている。
マーレ編以降ハードすぎる生き様から同情と賞賛を集めていたライナーだったが、最後の最後に「本当に気持ち悪いよ」という評価に原点回帰した。
しかし104期メンバーとそんな軽口を交わせるほど状況がよくなったと思えば、今の彼の方が幸せなのかもしれない。