「・・・私に、マフラーを巻いてくれてありがとう。」
「そんなもん、何度でも巻いてやる。これからもずっと、オレが何度でも」
概要
男女CPにおいてCP名は男×女が基本的表記だが、この2人の場合、ミカサがあまりにもエレン廃+戦闘能力が高いことや、エレンが物語中盤以降は攫われたり守られたりするようになったため、「ミカエレ」タグを用いた作品が多く投稿されている。
尤も、本編の展開からか次第にこのエレミカタグを使用する投稿者が増えている。
ミカエレタグとは逆にエレンがミカサに対して優位(攻め)だったり、ミカサを不器用なりに女の子扱いしていたりするなど、エレンがちゃんと「男の子」している作品にはこのタグが付けられる。
エレン奪還戦にて、最早これまでと思った局面で2人の上記の涙ながらのやりとりは、進撃屈指の名言となった。
ネタバレ
コミックス未掲載のネタバレを含みます。
123話「島の悪魔」でハンジ、リヴァイ、104期はマーレ大陸へ調査に向かう。その中で現地の空気や未来の記憶に触れたエレンは、夜更けに人知れず涙を流していた。
それを追いかけてきたミカサに、エレンは悲しい目で唐突に訊ねる。
「どうしてお前は俺の事気にかけてくれるんだ?
子供の頃助けられたか?それとも家族だからか?」
「俺は……お前の何だ?」
何年も一緒にいて初めて受けるエレンらしくない問いに動揺し、瞬く間に真っ赤になるミカサ。しかし即座に本心を吐露する事はさすがに出来ず、「あなたは…家族…」と苦し紛れに答える所で終わった。
エレンがどんな答えを期待していたか未知数だが、後に大陸の地ならしが始まった時にミカサが「もしあの時私が別の答えを選んでいたら結果は違っていたんじゃないかって…」と思うに至っている。
「そんなの嫌だ!!ミカサに男ができるなんて…!!一生オレだけを想っててほしい!!オレが死んだ後もしばらく…10年以上は引きずっててほしい!!」 (最終話より)